「輪島塗 曙立鶴蒔絵 花生」(「マリア様がみてる」)
さて今日も、輪島塗の花生のご紹介です。
こちらも、ぼかし塗といって、黒から朱、朱から黒への色の移り変わりが美しい塗りです。
模様は、向かい合って立つ二羽の鶴。
「夫婦円満」を表す、縁起の良い模様です。
さて、今度は、「マリア様がみてる」というアニメを見ました。2004年の作品。
「私の百合はお仕事です!」で、コンセプトカフェ「リーベ女学園」のシステムとして、「シュヴェスター」というのが出てきます。
その元ネタが、この作品の「スール」だということで、見てみることにしました。
「スール」というのは、「姉妹」という意味。しかし、本当の姉妹ではなくて、下級生が上級生を支え、上級生が下級生を導くという精神的な繋がりのことを指します。
第4期までありますので、ちょっと長いのですが、導入部分は、こんな感じです。
主人公、福沢祐巳は、ごく普通の中流家庭の娘なのですが、超お嬢様学校「リリアン女学園」に通うことになります。
そこで、ほんの偶然から、財閥の娘で、みんなの憧れの的である二年生、小笠原祥子に、自分のスールになるように言われます。
しかし、祥子は何か理由があって言っているだけで、相手は誰でもよいのだと気付いた祐巳は、それを断ってしまい・・・。
「わた百合」の元ネタということだったので、百合ものかと思いきや、これは宝塚の世界ですね。
様々なタイプの美少女が、優雅に学園生活を送りながらも、時には、精神的な繋がりを求めて苦悩する、という、なかなかに美しい世界でした。
まぁ、ずいぶん前の作品なので、絵はさすがに古いんですけど、しかし、ストーリーには、引き込まれるものがあります。
第4期は、二年生になった祐巳が、自分のスールを見つけるまでの話なのですが、いったい誰を選ぶのかと、ハラハラしました。
結局、誰を選んだかというと、まさかの瞳子ちゃん!(見た人しか分かりませんね。)驚きました。
自分は、全く興味はないのですが、宝塚にハマる人の気持ちが、ちょっと分かった作品でした。
未見の方は、ぜひ、どうぞ。
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