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天地創造 第五の日

創世記 1章20節~

神は言われた。
「生き物が水の中に群がれ。鳥は地の上、天の大空の面を飛べ。」
神は水に群がるもの、すなわち大きな怪物、うごめく生き物をそれぞれに、また、翼ある鳥をそれぞれに創造された。
神はこれを見て、良しとされた。
神はそれらのものを祝福して言われた。
「産めよ、増えよ、海の水に満ちよ。鳥は地の上に増えよ。」
夕べがあり、朝があった。
第五の日である。

第五の日、ついに生物の創造がはじまりました。
最初は海の生き物と鳥が誕生しています。

イメージでは、お魚さんや鳥さん…のような
ほっこりとした印象があるかもしれません。
魚類、鳥類といった、陸地を居住とする人から見て
距離があるところから創造がはじまったんですね。

第五の日は、以上です。
チャンチャン。
でもいいのですが、もう少し踏み込んだ部分も
見ていきたいと思います。

注目すべき点は『大きな怪物』です。
これは、クジラやサメ、アザラシなど、
物理的に大きな海中の生物のことではなく、
『レビヤタン』を指していると言われています。

レビヤタンとは?

レビヤタン? なんのこっちゃ?
となりますが、このレビヤタンは、
英語で『リヴァイアサン』のことです。
ここでイシコは、一気に親近感がわいてきました。
#リヴァイアサン
#召喚士

諸説ありますが、
陸の怪物『ベヘモット』と対を成す
巨大な海蛇、またはドラゴンの姿で描かれ、
悪魔の象徴として、捉えられます。
#ベヒーモス
#ファイナルファンタジー感

七つの大罪にもしっかりと登場し、
『嫉妬』を司る悪魔として有名です。

以上の内容から、
おそらく、世間的にもそんなイメージの
『リヴァイアサン』さんではありますが、
実のところ聖書では、別の書物より、
リヴァイアサンって『ワニ』じゃない?
となっています。

コレについては、
『ヨブ記 41章』に記載があるのですが、
書いていくと非常に長くなりそうですので、
別の機会に改めたいと思います。
#ヨブが好き

なんでワニですの? と言いますのは、
ワニはエジプトを表現したものとも言われ、
ワニはそこに棲む代表的な生物でした。

当時、ユダヤ人にとってのエジプトが、
いかに脅威で恐ろしい存在であるかを
示そうとしたのだと考えられています。

何故、レビヤタンを創造した?

天地創造での『レビヤタン』とは、
混沌とした大きな闇の力を表し、
罪深い人には、とても抗うことは適いません。

そんな、人にはどうしようも出来ない
とても大きな力を持つものでさえも、
神は簡単に創造できるのであると示しています。

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