見出し画像

「聞き耳をたてる」子どもに

最近、Highy Sensitive Person(HSP)という言葉を知りました。

まぶしい光や、強い臭い、など周りからの刺激に容易に圧倒されたり、短時間に多くのことを抱えると慌ててしまったり、デリケートで繊細で、生きづらさを感じている人のことです。

5人に1人はいると言われています。


「自分もHSPなのかも、、、」

障害や病気ではなく、ひとつの個性とみなされていて、その克服方法やその特徴を生かして…といった書籍も出ています。

ですが、そもそもなんでそんなことになるのか、、、自分の中でも勝手な考えですが、自分の経験と紐付けてみたいと思います。

僕は母子家庭で育ち、母の他に、祖母、叔母の3人の女性の中で育ちました。どんな人も、人の悪口を言ったり皮肉を言ったりしますが、うちの家族も同様に”女性特有の”悪口や皮肉を口にしているのを幼い頃から耳にしてきました。

幼い頃から、「無意識に」その言葉に聞き耳を立てます。勉強部屋に漏れ聞こえてくる、大人たちの悪口や皮肉。いつの間にか、聞き耳をたてることが無意識のうちにやっている状態になりました。

おかげで、人がどんな感情なのか、どんな思いをしているのか、といったことへの気づきはもしかすると人一番感づきやすい性格になったのかもしれませんが、その一方でそれを感じすぎて(共感しすぎて)しんどいこともあります。

今、社会人として、オフィスで仕事をしていると、周りの会話が気になったり、誰かが誰かのことを言っていることに自然と(無意識に)耳が取られてしまい、自分のやるべきことに集中できないことがあります。自分のことを言われているわけではないのに、なぜか気になる、、、

HSPかどうかはわかりませんが、自分も外からの刺激に対して敏感になっているな、と最近気づいてきました。子供の時から「聞き耳を立てる」習慣が今も続いています。

子供は、育った環境から影響を受けます。特にもっとも身近な大人、つまり親からの影響はとても大きいです。その中でも、やはり「言葉」の影響は大きいのではないでしょうか。言葉にはプラスの言葉とマイナスの言葉がありますね。

聞き耳を立てすぎる子になっては、その後しんどいかもしれません。子どもだちには、あまり敏感になってほしくないし、たくさんいい言葉をかけてあげたいものです。