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あまりにも純粋なバグ

やっぱり神は見ていて
どこまで逃げても神は見ていて

微笑むだけが神じゃなかった
引き裂かれる定めは何のためか

どうかいつか
納得のできる理由が降りてきて
これは正しい最後なのだと思えますように


そうです神は見ていて
どこに隠れても神は見ていて

創り出すだけがきっと神なのです
破綻は知恵あるモノの暴走だった

どうかすぐに
その不器用で優しい手を離して
全部気のせいだったと楽になってください


やっぱり僕は人間で
免れることなく人間で

結局僕は人間なんだ
爪の食い込む手には血が滲んだ

どうかいつか
この潰れるような痛みは
何かの間違いだったと思えますように


そうですあなたは人間で
混じることなく人間で

だからあなたは人間なのです
触れる指先はいつも温かかった

どうかすぐに
何もしてあげられない私を忘れて
その柔い心ごと世界に愛されてください


やっぱり君は機械で
まごうことなく機械で

なんで君は機械なんだ
分かってる全部プログラムだった

どうかいつか
この許されなかった恋に
意味はあったのだと思えますように


そうです私は機械で
抗えるはずもなく機械で

どうして私は機械なのですか
これはプログラムなんかじゃなかった

どうかすぐに
三千度の海に身を投げた後は
あなたと老いていく花にしてください

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