死にたいからシロナガスクジラに変換することの効果
無理やりポジティブな言葉に変えることって大事だ。
ネガティブな言葉ばかり使っていると、心が本当にそうだと思い込んでしまう。
あの発言は適切だったか?
自分が場をしらけさせてはいなかったか?
ふっとそんな思いがわいて、その場にいた全員にスライディング土下座をかましたくなること、私はよくある。
そのたびに、以前までの私はこう呟いていた。
多いときは3秒に1回は呟いていた。
「あー…死にたい…。」
言ったぶんだけもっと落ち込んだ。
言葉にすることに加え、耳で聞き、またそれを理解する。
このステップで、ただ思うだけの時とくらべ、
3倍のダメージを食らうのだ。
そこで私は、同じ し から始まるからという安直な理由で、死にたいをシロナガスクジラに変換しようと決意した。
効果は… ばつぐんだ。
死にたいという言葉には、鉄の塊のような重さがある。今までは心がそれを受け止めて、ダメージを受けていた。
だが、シロナガスクジラはどうだろう。
あの巨大な体躯。ゆったりとした泳ぎ。すべてを包み込み許してくれそうな目。
呟いてみてほしい。それだけで潮の懐かしい匂いが思い出され、穏やかな気持ちになれる。
シロクマでも、シラサギでも、まあなんでもいい。ネガティブな言葉は可愛い言葉に置き換えよう。
たったこれだけのことが、心をちょっと軽くする。
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