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中国映画「Operation Red Sea」(红海行动)

主演:チャン・イー(张译)、ホアン・ジンユー(黄景瑜)、ハイ・チン(海清) 
2018年
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★☆☆

最近歳のせいか(笑)、戦争や軍隊の映画などをあまり観たいと思わない。基本的にアクション物は大好きだったのであるが、こういう時勢だからか、最近はどうもあまり観る気が起こらないのだ。この映画もホアン・ジンユーが出演しているということでウォッチリストに入れていたが、やっと最近重い腰を上げて観た。

実際の軍事作戦をベース

これは2015年のイェーメン内戦時に実際に中国軍が自国民や外国人を救出するために行った軍事作戦をもとに作られた映画。私は観ていないが、2016年の同じ監督による映画「オペレーション:メコン」もベースにしているらしい。
チャン・イー演じるヤン・ルイ(杨锐)率いる”ジャオロン突撃隊(蛟龙突击队)”という8人の精鋭軍人によって構成されるチーム(女性隊員も一人含まれていてかっこいい)が、内戦が勃発した中東某国で、一部地域や大使館に取り残されてしまった自国民を救出しようとする物語。次々と現れるテロリストたちと激戦を繰り広げながら、危険地帯に入り込んでいく。多くの人々を救出するが、テロリストのビデオメッセージでまだ一人の中国人女性が人質になったままであるのが分かり、彼女の救出に向かう。しかし、敵の陣地には150人から200人もの武装したテロリストたちがおり、そこへたった8人で乗り込まなければならない。

ホアン君の出番が少ない

私の大好きなホアン君はここではジャオロン突撃隊のスナイパー。ソマリアの海賊たちとの戦いで怪我をしてしまった隊員の代わりとして派遣されてくる。砂漠の中、あるいは激戦区の建物の中で待機し、遠くからじっと打つ瞬間を狙っている。テロリスト軍団にもスナイパー名手の少年がおり、彼との一騎打ちとなる。かっこいいのであるが、残念ながら2回ぐらいしか彼がハイライトになる瞬間がなく、ホアン君のみ目的だとちょっと淋しい(そんなの私ぐらいか、苦笑)。

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ホアン君演じるグー・シュン(顾顺)。ずっとこんな体勢。いつもヘルメットかぶっているので、顔がよく見えない。(写真:百度百科より)

アクション映画としてはオススメ

これは中国人民解放軍創立90周年を記念して公開された映画だそうで、海軍なども全面的に協力して撮影されたらしい。なので、解放軍のちょっと自画自賛的な部分もあり、そういうのが鼻につく人もいるかもしれない。
ただ、ミリタリーアクション映画としてはとても迫力があり、戦闘シーンなどはよくできている。私は英語字幕で見たのだが、別に字幕なんか読まなくても、たとえ字幕がミャンマー語やロシア語やアラビア語(つまり読めない文字)であったとしても、十分にストーリーを理解でき、楽しめる作品であった(もちろん、テロを題材としているので、残虐なシーンも多い)。

こちらが主題歌♪ジャオロン突撃隊のメンバーが歌っている。