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韓国BLドラマ「You make me dance」

主演:チュ・ヨンウ、ウォン・ヒョンフン
2021年 全8話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★☆
(写真=Rakuten VIKI公式サイトより)

2020年から定期的に出てきているこの韓国BLドラマシリーズ、1話15分弱の8話から9話で成り立ち、ちょっと経つと映画になるという、意味不明のシステムの最新作がまた出てきた。一応最初の「君の視線が止まる先に」から全部視聴していて、第一作目がずっとお気に入りだったが、もしかしたらこの最新作が全てを超えたかもしれない!

借金取りとダンサーのラブストーリー

とまあ、今までになかった組み合わせがまた出てきた(笑)。殺し屋(「Long time no see」)、ボディガード(「君の視線が止まる先に」)の次は借金取り!こんなイケメンでかっこいい借金取りなら(しかも同居してご飯作ってくれる!)、借金するのも悪くないかもしれない(笑)。

冒頭のバスのシーンからキュンキュンが始まる。
チュ・ヨンウ演じる高校生のソン・シオンはポッドキャストライブを聴きながらバスに乗っている。そこで運命の赤い糸の話が出てくるのだが、キャスターが
「では、みんなも小指を上にあげてみて。そうすると、もしかしたら近くであなたの運命の人も小指を上げてるかも」
というので小指を上げるシオン。そしたらなんと、同じバスの最後尾に座っている若い男性が小指を上げていた!

3年後、大学生になったシオンは現代舞踏を専攻しており、オーディションを受ける予定。先輩と一緒に練習をして準備をする。しかし、彼は消費者金融から借金をしており、その返済日が迫っていた。
ウォン・ヒョンフン演じる、消費者金融「チャチャチャ・キャピタル」で働くジン・ホンソクはこの仕事に疲れており、退職することにしたが、最後の仕事としてシオンからの借金の取り立てを担当することになる。

「オーディションの賞金で借金を返済するから!」
とシオンに泣きつかれるホンソク、消費者金融の女社長からは怒られるが、シオンの本気度に絆され、保証人になって応援することにした。同居して、世話をするようになるが、彼が保証人になった事実は知らないシオン、ホンソクがウザくて仕方がない。
しかし一緒に過ごすうちに、お互いの間に恋愛感情が芽生えていく。
果たしてシオンはオーディションに受かるのか?

またまたお母さん失踪

シオンが20歳になった時に、母親は再婚するといって彼の前から姿を消してしまう。成人なので自立するしかないが、大学生なので生活のために消費者金融から借金をするしかないのであった。
家を担保にしたかなりの金額の借金が、無職の学生に可能なのかとちょっと疑問にも思うが、それよりまたお母さんがいなくなっちゃう。このシリーズ、ほとんどどれも両親がいないか、お母さんを失踪させちゃうのだが、家族はそんなに邪魔(笑)?まあ、家族がいるとカミングアウトとか受け入れるかどうかのストーリーも盛り込まなければならないから、尺的に厳しいのか?
とこの辺は大いにツッコミたいのだが、ここまで全作視聴して、このシリーズはサイドストーリーや、他の人間関係はどーでもよくて、メインカップルだけに集中するものと理解した。シオンのダンスがうまくないなどのコメントも見られたが、別にアイドルじゃないし、ラブストーリーとしてはキュンキュンできてとても良かったのでオススメ。

4月にはこのBLシリーズで主役を務めた子達3人をキャストした新ドラマが始まる予定。でもスチールを見るともしかして時代劇?
それに特撮BL「Color Rush」の中国リメイクの話も出ているようで、これはぜひぜひ実現を望むところ。でも50話とかにしないでね。

こちらはostの一曲♬ CITIというアーティスト(柄本佑にしか見えない)のオリジナルMVバージョンだが(ドラマと連携させたのが見つからなかったので)、劇中ではとにかくよかった!