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台湾BLドラマ「HIStory3: 那一天~あの日」

主演:ソン・ウェイエン(宋偉恩)、ホアン・ジュンジー(黃雋智)、チャン・ユーユェン(張瀚元)、リウ・ウェイチャン(劉韋辰)
2019年 全10話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★★

台湾のBLドラマシリーズ「HIStory」。1から3まであり(2021年に4が出る予定)、全部で7つのストーリーがあるが、個人的に気に入ったのは2本あり、これがそのうちの一つ。1や2と比べて3のシリーズの2本は45分X10話と長く作られていて、ストーリーがより充実した内容になっている。もう一本の「HIStory3: 圈套 Trapped」の方が主人公がイケメンだからか人気が高いようだが、ドラマとしては私的にはこちらの方がとても良くできていると思う。

ソン・ウェイエン演じるシャン・ハオティン(項豪廷)は明るく活発で、お調子者のクラスの人気者。彼女もいるし、仲良しグループの仲間といつもわいわいやっている。ホアン・ジュンジー演じるユー・シーグゥ(于希顧)は秀才だが孤立していて、幼い頃に両親を亡くし、一人暮らしの苦学生。大学に行くために奨学金が欲しいため、一生懸命勉強している。
自分の彼女や友達が「シーグゥがかっこいい」と騒ぐのを見て、なんか面白くないハオティン。しかし彼も次第にシーグゥが気になり始め、色々とちょっかいを出し始める。
ハオティンの仲間の一人、リウ・ウェイチャン演じるソン・ボーシャン(孫博翔)は、アルバイト先のジムにやってくるチャン・ユーユェン演じる年上男性ルー・ジーガン(盧志剛)に惹かれていた。ジム以外でも彼に会いたくてジーガンのやっているお店に訪ねていくと、ジーガンとシーグゥがなんだか親しげにしている。シーグゥはここでアルバイトをしているのだった。

ハオティンとボーシャンのそれぞれ好きな人に対するアプローチが始まっていくのだが、シーグゥはとにかく勉強を頑張りたいので、ハオティンがうざくて仕方がない。ジーガンはゲイだが、ボーシャンのアプローチは若い子の一時的な気の迷いだと思い相手にする気もない。二人はお互い好きな人が男ということで意気投合し、密かに色々と相談し合うのだが、男同士でヤル時はどうするのかなど真面目に二人で悩む姿が結構可愛い。

「男が好きなの?」
どの場面だったか忘れたが、こう聞かれたハオティン、即座に
「違うよ!俺はシーグゥが好きなだけ」と答える。(注:訳は私の適当なもの)
そう、人を好きになるには性別なんて関係ないのだ。それに国籍や人種なんてものも関係ない。イケメン同士のラブシーンが目的でBLドラマが好きな人も多いと思うが、私はこんなメッセージを伝えてくれるBLドラマが好きである。

このドラマについて既に多くの方がブログなどで紹介しており、ネタバレしているのもあるが、9話が劇的な最後で終わるので、まだこのドラマを観ていない方、そして観るつもりの方はあまり検索をしない方がいいかもしれない。私もこのドラマは1話ずつ記事を書きたいくらい色々と思い入れがあるのだが、このくらいにしてもう一回最初から観ちゃおうかな。

ハオティンとシーグゥは日本のBLドラマ「LIFE 線上の僕ら」の最終話にもちょこっとカメオ出演している。こちらのドラマもいいので、合わせてオススメしたい。

「HIStory」シリーズについてはこちらの記事で全編紹介されています↓

こちらはこのドラマのオープニングの主題歌♪


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