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台湾BLドラマ「HIStory2: 越界〜君にアタック(Crossing the line)」

主演:フェンディ・ファン(范少勳)、ザック・ルー(盧彥澤)
2018年 全4話(オリジナルは全8話)
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★★

台湾のBLドラマシリーズ「HIStory」。1から3まであり、全部で7つのストーリーがあるが、個人的に気に入ったのは2本あり、これがそのうちの一つ。
前の高校を喧嘩沙汰で退学になり転校してきたフェンディ・ファン演じるシャ・ユーハオ(夏宇豪)。先生のお説教から逃げてフェンスを飛び越える彼の姿を見たバレーボール部のキャプテンのハー・チェンエン(賀承恩、俳優ジョー・シェ謝毅宏)とザック・ルー演じる部長チョウ・ツーシュアン(邱子軒)が入部するように誘う。最初はしつこい勧誘を断るユーハオだったが、バイト先に喧嘩に巻き込まれたところをツーシュアンに助けられ、ちょっとそのお返しのつもりでバレーボール部に入ることにする。
最初はやる気のないユーハオだったが、怪我をして試合には出られなくなってしまったツーシュアンのバレーへの情熱に次第に心を動かされ、ツーシュアンにも惹かれていく。

並行してユーハオの友人二人の物語も進行する。ユーハオと一緒に転校してきたワン・ツェンウー(王振武)とワン・ツェンウェン(王振文)は、親同士の結婚で義兄弟になったが、一緒に過ごすうちにお互いに特別な感情を抱くようになる。

しかしユーハオとツーシュアン、ツェンウーとツェンウェンの関係にも転機が訪れる。ユーハオとツェンウェンがそれぞれ女の子から告白されるのだ。その状況にツーシュアンとツェンウーも自分の気持ちに気付いていく。

HIStory1シリーズの物語は3本とも全て短かったが、この2のシリーズは少し長くなっていて、四人のストーリーの他にもバレーボールの練習、合宿、そして試合などのシーンも盛り込まれていて見応えがあるものになっている。タイトルの「越界」というのは「境界線を越える」という意味だそうだが、同性愛、兄弟愛の境界線だけでなく、バレーボールのルールにも引っ掛けていて、このシーンは一番の見どころ。時々邦題はとんでもないものになることがあるが、「君にアタック」というタイトルもバレーボールに絡めていて、これも悪くない。
また、台湾BLドラマにはなぜか腐女子もほぼ必ず登場するが、これにも出てくる。飲み物もカルピスウォーターが登場するので、なんか日本人としては嬉しくなったりもする(まあ、台湾ドラマには結構普通に日本の商品が出てくるんだけど)。

下のリンクはエンディングおよび挿入曲♪このドラマを観て以来の私のヘビロテの一曲でもある。

フォローしているさくらりんさんがより詳しくこのHIStoryシリーズについて書いています!