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今を生きるセラフという人間は本当に存在しているのだろうか?#1

にじさんじのVOLTACTION所属のセラフ・ダズルガーデンというライバーがいる。

友人から「人生何周目?」と言われるくらい達観しているセラフ。人生観がそこかしこから覗いてきて興味深い話が多く出てくる。

そんな彼を独断と偏見と妄想の中で解像度を深めようとしたら、非常に長くなる気がするので思いついたテーマを元に語ろうと思う。

セラフという人間の生き方は大変興味深くて、とても面白い。
実在性を疑うほどに。


セラフのプロフィール

暗殺が生業の家系に生まれ、幼い頃から暗殺技術を磨いてきた。
素性には謎が多く、複数の名前を使い分けている。
現在は暗殺者を辞め、フリーのエージェントとして仕事を請け負う。

https://www.nijisanji.jp/talents/l/seraph-dazzlegarden

元暗殺者のフリーエージェント。
四季凪アキラの『Room4S』という事務所の仕事をよく請けている。
勘違いされやすいのだが、別に専属というわけではなく他にも仕事を請けているらしい。

初配信でヴァイオリンを披露したり、5時間近い配信を毎日のようにやっていたり、配信の休みがほとんどなく配信モンスターだったデビュー当初。
今は公式番組のレギュラーに出たり、ダンスレッスンに通って、踊ってみたの動画に参加していたり多岐に渡る活動をしている。

そんな彼の特徴はなんといってもその驚異的なフィジカル強靭なメンタルだろう。マネージャーさんからはあまりにも疲れ知らずの彼に対して「フィジバ」(フィジカルバカ)と言われているようだ。

以前、夜から朝にかけて配信していた時の最後に「この後朝から任務が入ってる。帰ってきたら寝るつもり」と言われて、長時間配信の後に外出を…???と思ったり、更にその夕方あたりに起きたと思ったら、また夜から配信を始めていた。意味がわからない。寝てるか任務してるか配信してるかの3パターンしか行動してないのではないか?と思う時期もあった。

最近は任務や作業によって配信が出来るかの判断が難しく「帰ってきて出来そうだったらやる」の方向性に転換している。が、普通に外出から帰ってきてきたらやる!の意思が強く22時ギリギリに帰ってきてこの後配信!とかもあったりする。なお、睡眠時間等はしっかり確保して、体調に影響は出ないように管理はしているので心配は不要。
デビューして1年近く体調不良とは無縁の状態らしい。

また、メンタルも強い。嫌なことがあっても大抵はなんとか出来てしまうらしい。ネガティブな感情への対処がしっかりしている。嫌なコトから距離を置いたり、嫌なことを言われても「嫌なこと言われたな~」と受け流せるらしく、彼が不安定なところはほとんど見られない。
逆に言えば、極端な感情の落差を彼は嫌う。大きく感情が揺れ動くようなのは苦手らしい。

彼の目指すもの

彼の活動は「みんなと『楽しい』を共有すること」「今まで貰ってきた言葉を誰かに伝えること」「活動を通して誰かの背中を押すこと」を主軸としている。
良い人たちに恵まれ、たくさんのものを貰ってきたのでそれを伝えたいという気持ちが強い。

今はそこに『ダンス』が加わった。VTA(デビュー前に所属していた、えにからのライバー養成機関のようなもの)から始めたが、もっと踊れるようになって男子のダンス出来る人として呼ばれるようになりたいと語っていた。


配信活動というもの

今回は配信活動が彼にとってどんな立ち位置に当たるのか?の話をしようと思う。

ライバーにとって『配信』とは仕事であり必須の活動である。ただし、公式番組を持ったり、収録が多かったりすると自枠での配信頻度は当然のように落ちる。また、動画投稿がメインの人は更に低い。

最近はとても忙しい

最近のセラフは案件配信や公式番組のレギュラーの抜擢、ライバー活動とは別の長期的な任務等があり、現在は安定した配信スケジュールは提出できない状態にある。
他の活動が忙しいため『配信』の頻度が低くなり、裏作業が多くなる。一人の人間なので、捌ききれない仕事量が被さってくれば当然の流れだ。

それでも彼は3日に1度は配信したいという気持ちがあり、どんなに忙しくとも出来るだけ配信しようとしている
ツイッターでは毎日配信するかどうかのツイートが投稿されている。

今の彼は、公式番組の収録でスタジオ通いつつ、ダンスレッスンを受け(にじダンス部で踊ってみたが2つ上がっているが、両方とも振り入れは動画を見ながら自分一人でやっていたようだ。片方はダンスレッスンの先生に指導受けるタイミングがあったが、もう片方はスケジュールが合わずに合同練習まで一人で完成させたらしい。)、デビューしてまもなく始めたMIX作業が面白くなり自分の歌みたのMIXを作ったり、配信環境を整えるため機材を新しくし、その設定に悪戦苦闘したり日々を忙しく過ごしている。

帰ってきてくたくたで寝てしまう事も珍しくはないらしい。
とても配信する余裕があるとは思えない。多くて週1~2くらいが一般的な配信頻度なのではないだろうか?
その中でもなんとか時間を作って出来る時は配信をしている。
他枠でのコラボ配信があっても、自枠で配信がなかった場合は「最近配信できてないけど」と言及することが多い。

この時、正確には23日に自枠配信・24と25は作業日・25日に踊ってみたUP・26日はツイキャスをしているので、You Tubeチャンネルでの配信はないものの、活動はしている。

どうしてそこまで配信に拘るのだろうか?

彼が配信をする理由とは

私は、彼にとっての『配信』とは『自分の言葉を届ける時間であり、リスナーたちの話を聞ける時間でもある大切な場所』なのではないかと思っている。
活動するだけなら収録や番組があるけど、それでも配信をコンスタントにしたいのはその場所を大事にしていて、そこでしか届けられないものがあるかもしれないと考えている。

彼の枠の独特なスパチャ文化

所謂『長文スパチャ』というものが届けられる事がある。
そこにはスパチャ主の日常生活の話、彼の配信を見て思ったこと等色んな話が豊富に届く。彼はそれを配信の枠の最後にまとめて読むことにしている。
どんなに長文であろうとも基本的に「読むな」「黙読して」と言われない限り全部読むスタイル。「黙読推奨」「黙読してもいい」の場合は彼に判断が委ねられるため全部読む。
それが、送られた言葉を全部拾おうとしているように見える。

そこにはスパチャ主から少しだけ教えてもらえる日常のストーリーがあった。「こんな事あったよ!」「今日が誕生日なんだ!」「~が好きなんだけど、セラフくんはどう?」そんな話に雑談を交えつつ答える。
私はこの時間をファンとの対話の時間だと捉えている。

普段活動するにあたって、基本的に配信者とは一方通行な存在だと思っている。自分の伝えたい事、楽しいこと、チャット欄との交流はあるけど自分が提供しないと相手からの反応はない。
私達リスナーにとって彼は画面の向こうの存在だが、彼にとっても私達は画面の向こうにいる存在なのだ。
反応があるとして、ファンレターやエゴサタグでのツイートがあげられる。
でも、それ以外で直接声を届けられる方法が『スパチャ』だった。

配信が終わった後、今日こんな事があったよ!の話を聞く彼は、少し嬉しそうに見える。全部読み上げる姿を見るとみんなの話を聞きたいのかな?という気すらしてくる。

枠の最後にスパチャ読みの時間がとれない配信もある。
その場合は次枠に持ち越しされ、合間を見てまとめて返そうとする。
彼はタスクを貯める事があまりない。読まれないスパチャがたまらないうちに枠をとることが多い。どんなに忙しくともそれは変わらない。
彼の中に読まないという選択肢ってもはや存在してないのではないだろうか…?
(この文化は今はルールが制定されており、概要欄では『スパチャ読み開始5分間のみ配信に関係のないスパチャを送ってOK』としている)

自枠の配信の意味

彼はリアルタイムで視聴できない人もいると理解している。

リアタイだけが全てじゃないし、配信だけが全てじゃない。
何かしらを見て興味持ってくれるのは素晴らしいことですね。

https://www.youtube.com/live/ZFEXEbW-5zk?si=wN1yqVjDlSBUEEDq&t=8210

後でアーカイブを追いかける人にとって、彼のチャンネルで配信されたアーカイブを見ることがほとんどだと思う。
Twitterを見ればその日にツイキャスをしていたり、他枠に出演していたりと活動を見ることも出来るだろう。
でも自分のチャンネルのコンテンツにはなりえない。

自枠でのコンテンツもコンスタントに出す事が重要なのかもしれない。
配信内容もコレがやりたいから枠をとるというよりは、配信時間がとれる!じゃあ何をしよう?みたいな感じに見える。
彼にとって『今なら配信が出来る』という事が先に来るのだろう。

このあたりは『彼の人生の生き方』に起因しているのだと思う。
やれる時にやる』そんな生き方をしていると感じる。
そんな彼にとって自枠配信とはみんなと交流が出来るコンテンツなのかもしれない。

やりたいことや出来る事を全部今やる

彼は『配信者』という『活動の軌跡がそのまま記録になる仕事』についている。今の彼はその生き方が全て反映されている。
TwitterやYou Tubeやその他の媒体でも全力で取り組んでる姿をみせてくれる。
そんな彼の頑張ってる姿を見て励まされる人からのスパチャをよく見る。(頑張りすぎて「労基~?」な案件もしばしば…。ファンは配信者に似るのだろうか…)

今やっている事は彼にとって望んできた未来であり、それが出来る今が素晴らしい時間なのだろう。


あとがき

ここまでつらつらと書き連ねてきたけれど、実は話したいことの半分も書いてなかったりする。ちょっと彼については色々深く考える事が多すぎる…話をまとめることが困難なほどに。表に出している彼の作品について、彼の配信活動について(これは今回まとめた)人生観(これが多分一番長くなる)コラボとか、ファンサというものとかとか…まだまだ語り足りない。
そして、それを語り終わるのに後何回かかるのかも未知数だ。

それくらい彼の沼は深い。
一度気になった人は深淵を覗く覚悟が必要かもしれない…

ようこそセラズクへ


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