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"意識"してR6Sを上達させてみる


◆どうしたらR6Sが上手くなるか 

RainbowSixSiege(r6s)、難しいですよね。
始めたての初心者は何がなんだか分からないし、少し慣れた人であってもどうしたらランクが上がるのか、上手になれるのかよく分からなかったりします。
そこで今回は、特に後者のような「漠然と虹六が上手くなりたい」人(主にcopper〜gold下位)に向けて、意識面を重視した上達法をお話ししていきます。ちなみに筆者自身はplatinum3で燻ぶっているのであくまで参考程度に。自戒の意味も込めています。

◆上手い人はなぜ上手なの?

そもそもの話、r6sが上手な人は何が優れているのでしょうか。ざっと基本的な要素を羅列してみます。 

 ・Aim
・キャラ操作(キャラコン)
・立ち回り
 >射線理解(射線管理)
 >戦況理解(状況判断)
・知識
・(情報伝達、コミュニケーション、雰囲気) 
etc...

これだけ書いても「他にも取り上げるべきことがある」と言えるくらい、このr6sというゲームに関わる要素は多いものであり、かつそれらは互いに密な関係を持っていて、どれか一つが優れているだけでは勝つことができません。特に立ち回りや知識の要素をひっくるめて”Siege-IQ(シージアイキュー)"なんて呼ぶ人もいますね(個人的にはあんますきじゃないけど)。
全て考察してもキリがないので、今回は特に基本的な要素であるAimと立ち回りについてその上達法を記していたいと思います。

・Aim(テロハント)

FPSゲームにおける筋力。Aimです。r6sにおいても、その重要性は言うまでもないでしょう。
既に様々な方が述べているように、r6sにおいて最強のAimトレーニング法はテロハント(Year5,Season1より訓練場に名称変更)です。中でもテロハントクラシック(同,エリミネーションに名称変更)がよくオススメされますね。
このnoteを読んでくださっている方々も、そんな記事を読んでテロハントをよく回していることでしょう。しかし、ここで私が聞きたいのは「漠然とただテロリストを撃ってはいないか」ということです。ここでは「漠然とテロハントを行う」のではなく、より効率的なテロハントを回す方法。もとい「意識してテロハントをする」ことについて述べていきます。

テロハントを回す目的は何でしょうか。もちろんAimをよくするためですね。
ではあなたのAimはどこが悪いのか、一度考えてみましょう。
ヘッドライン?リコイルコントロール?瞬発性?移動中の照準?
ひとえに「Aimが悪い」と言っても、その「悪さ」には種類があります。もちろん、複合的に、もしくは総合的に悪いことも「Aimが悪い」とも言えるでしょうが。
先ほどのように「どこが悪いか」を考えて、直したい要素を洗い出したら、そのうち1つを以下に例示するようにとにかく意識してテロハントをしてみてください。もちろんたくさんテロリストにやられるでしょう。しかしめげないで続けてください。必ず良くなってきます。

 ex)
・ヘッドラインを覚えたい→ヘッドラインを常に調整しつつ意識する。常に照準をヘッドラインに合わせながらテロハントを通してみる。
・リコイルに慣れたい→フルオートで常にリコイルを抑えることを意識する。3人のテロリストを左クリックをずっと押したまま薙ぎ倒してみる。
・初弾の正確性を高めたい→単発式に切り替えて、落ち着いて頭を狙うことを意識しながら、段々その速度を上げていく。

日々の試合を振り返ってみても、自分のエイムに何が足りないか、思う節はあるはずです。
リコイルコントロールが出来ずに照準が素っ飛んでいったりしていませんか?咄嗟に敵に照準が向かず、反射的なAimが使い物にならなかったりしませんか?
そんな問題点を一つ一つ意識して日々のテロハントを回してみましょう。すぐにすべてが改善することはありませんが、漠然とテロハントをするより確実に早くAimが良くなっていくはずです。

・立ち回り

そもそも「立ち回り」とは何のことでしょうか。
r6sには情報があふれています。例えば、試合以前の知識面からは射線理解やセオリー(タクティクス)の理解など。試合中の実プレイ面では刻々と変わる戦況の理解や音やカメラによる情報から相手の位置予測など、様々な情報の処理(=優先度付け、関連付け)を行うことを余儀なくされます。
そのように、情報を咄嗟に処理することで導き出される「行動」こそが「立ち回り」であると言えるでしょう。

では、その「立ち回り」を鍛えるためにはどうすればよいでしょうか。
先ほどの定義に従うならば、「様々な情報から必要な情報を取捨選択し、目的の為に必要な行動を取れる」ことが「立ち回りが上手い」ということです。ということは「どうしてその行動をとったのか(また結果はどうだったか)」を振り返ることで「立ち回り」に含まれている「選択された(されなかった)情報」と「導き出された行動」、加えて「その目的」をリストアップし、考察することで「立ち回り」の実態に迫ることが出来ると私は考えています。

そのために役に立ってくるのが「上手い人の動画」や「自分の試合の録画映像」です。前者は1ラウンドを丸々使っている動画が望ましいです。よくあるキルクリップなんかは「導き出された行動」のみに注目していて、それ以前の「情報」という要素を欠いていて、さして参考になりません。後者は特に自分の「立ち回り」が失敗したシーンに注目し、先述した「情報」と「行動」「目的」の要素を抽出して考えることで、「なぜ失敗したか」が自ずと見えてくるはずです。

おすすめ動画
R6S/IG アイジー さん
「なぜ」「どうして」をきちんと説明してくれます。

メルトン さん
ネタ動画として楽しく見られます。時折行動の意図をお話してくださったり、役立つテクニックを提供してくれるので流石サボテン侮れません。

とはいえ

いちいち要素をすべてリストアップして考察するのは不可能です。それはもはや「勘」のような要素でさえも包括する羽目になりますからね。
なので、あくまで「どうしてこの立ち回りをしたのか」と常に考えながら上手い人の動画を見たり、自分の試合を見てみたりしてください。そしてぼんやりとでいいので「立ち回り」の「目的」と、「立ち回り」のために使った「情報」をピックアップし、自分の行動で試してみてください。そこはとにかくトライ&エラー。「立ち回り」は経験がモノをいいます。

「情報」「目的」を注視して「立ち回って」みて、そこから生まれた結果を考察して経験とする。大変面倒な作業で、たかがゲームでそんなことするのも……とお思いでしょうが(私もそう思います)、「考える」ことをとにかく習慣づけてみてください。プロリーグ観戦も工事の意味とか考えられるようになってきて一段と面白くなります。

◆おわりに

自分の考えを文章化して具体化してみようとnoteに挑戦してみましたが、結局抽象的なまとめになってしまったように思います。すみません。
とにかくAim練習にしろ立ち回り研究にしろ、大事にしてほしいのは意図を考えるということです。「なぜ」「なにを」「どうやって」しているのかを明確にしていく作業を意識的に繰り返すことは必ずその後の上達に繋がります。
ドローニング一つにしても、ぱっと思いつくだけで

「なぜこの部屋にドローンを回しているのか」
 ・攻撃の組み立ての上で取らないといけない部屋だから?
  →敵の不在を確認したらすぐエントリーすればよい
 ・そのほかの部屋までドローンを進行させる意味はあるか?
  →エントリー後、遊撃が来る懸念がある?
「何を発見したのか」
 ・遊撃は何人いるだろうか?
  →逆に遊撃が多ければ現地は薄いはずである
 ・敵のデバイスはどこか?工事から敵の意図を読めないか?
  →落とし戸を開けているので2Fに遊撃が出ているかもしれない
「どうやってドローニングしているのか」
 ・ジャンプを繰り返すなど、敵に存在がバレるドローニングか?
  →敵に存在がばれていなければイージーキルに繋がらないか?

このような思考の積み重ねができます(もちろんその良し悪しはありますが)。これが試合中意識することなくある種のルーティンのように頭の中で組み立てられるように「思考に慣れる」ことができれば、「r6sが上手くなった」と言ってもいいんじゃないでしょうか。

このnoteを少しでもランクを上げる一助としてくだされば幸いです。