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位相と論理と私

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『位相と論理』を読みながら適当に何か書きます
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#ブール代数

位相と論理と私6:ブール環(pp.11-13)

位相と論理と私6:ブール環(pp.11-13)

前回はブール代数を学びましたが,今回はブール環をやります.この2つの概念って異なるものだったのですね(?)

ブール代数とは何だったか順序集合において任意の有限集合にjoinとmeet(最小上界と最大下界)が存在するとき,その順序集合を束といいました.

束が分配律$${a\land (b\lor c)=(a\land b)\lor (a\land c)}$$を満たすとき,その束のことを分配束とい

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位相と論理と私5:ブール代数(pp.7-10)

位相と論理と私5:ブール代数(pp.7-10)

かっこいい言い回しで始まる.$${PX}$$(ベキ集合族)が典型的なブール代数であるとのこと.抽象的過ぎて混乱した時はベキ集合族で考えるとよさそう.

補元定義1.17 束において,$${a\land x=0, a\lor x=1}$$となる$${x}$$を$${a}$$の補元という.

束には最小元0と最大元1の存在が保証されていました.補元はベキ集合で言えば「補集合」というやつですね.台集合$

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