役に立たないことを誓います。
役に立ちたくない。
社会人3年目で、会社を辞めたいと明確に言葉にした。それは独り言で、更に声にも出ていなかっただろうけれど「やめたいな」と言えたときにはだーっと涙が出た。
わたしは当時システムエンジニアとして働いていて、にもかかわらず会社の作るシステムに馴染めなかった。億単位の商談で勝とうとも心から大喜びすることがなかったし、感情の湧かない仕事に嫌気がさしていた。反面、この職場が嫌いでないのに仕事をうまくできない自分に腹立たしい思いもあった。
わたしさえちゃんと仕事でき