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2020年10月27日 ありがとう Kinky Boots Japan

2016年の公演は子を産んだ直後、2019年も(簡単に手に入るチケットではないのにおこがましくも) いつか観れたらいいなと観劇に向けた行動を取らなかった私は、舞台で大輪の花となり咲き誇ったローラを実際に目に耳に焼き付けることは出来なかった。

今日YouTubeで配信となった動画は、ローラを生きる春馬くんの歌と姿、これまで見たことのない場面を見ることができ、本当に嬉しかった。
そして、なにより彼と同じ夢を掲げ共に創り上げてきた仲間であり友人である方々が、彼を思って伝えてくれる言葉を聞くことが出来たことが、本当に嬉しかった。

やっぱりそうだ。
春馬くんは仲間に愛され信頼され、いなくなってしまった事実を胸が張り裂けそうと思う人に囲まれて夢を追っていたんだ。
苦労も伴っただろうけど、きっと幸せに満ちた充実の時間を過ごせていたんだ。
そう思えたことに、涙は止まらないけど、心からあぁよかったなと安堵にも似た思いが込み上げる。

日本にも春馬くんと共に作品を創り上げてきた仲間は沢山いる。これほどまでに直接春馬くんを語ることがないということは、普通に考えてなんらかに力が働いてのことだろうなと素人の私でも容易に想像することが出来る。
もういない事実を改めて報じ、春馬くんへの思いが言葉となることで、悲しさの共有がよからぬ方向に作用し気持ちがグラついてしまう人が出てしまうから、そうならないために働いている力なんだ。
これは、私たちを守るための沈黙なんだ、と思うことにする。
そうでなければ、やりきれない。

眩く美しく力強くチャーミングなローラの姿と共に悲しさを共有する。
春馬くんがまた一段階段をのぼり高いところへいってしまうような。もういない現実と泣き笑いしながら向き合うような。

それでも、自然と春馬くんの笑顔を思い返すことが出来、そしてきっとそれは配信を観た人みんながそうだろうなと思える、あたたかく愛とパワーにあふれる映像に震える思い。
心から、ありがとうKinky Boots Japan。ありがとう春馬くん。舞台で輝く春馬くんに、掌が痒くなるほどの拍手、届けたかったよ。

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