初めてボードゲームを作るときに、改めて現役クリエイターが痛感したもっとも大切なこと

どうも、いせごんです。  

今回は初めてボードゲームを作る人に向けた内容になっています。
個人で、特に一人で作る場合により重視した方がいい点をお話しします。

私はこれまでほとんど一人で8つのボードゲームを作ってきました。イラストやデザインなどで関わってもらったこともありますが、概ね一人で作っています。
自分でゼロから作っているので、アイディア出しから始まり、プロトタイプの作成、テストプレイ、Illustratorでデザインして入稿して、公式サイトを作って、販促をして、販売ページを作って、などと色々なことをやっています。
一人でやっているのは、仲間がいないというわけではなく、「自分が作りたいものを誰にも邪魔されずに自分のペースで作りたい」というのがあるからです。もちろん誰かと一緒に作りたいと思うこともありますが、概ね一人でやることが多いです。

さて、話をボードゲーム作りにします。
ボードゲーム作りにおいて最初に覚えておいてほしいのは「まず完成させること」です。そもそも完成させなければ、日の目をみることもありません。成果物として残すことができないのです。
そして完成させなければ、経験値も自信も得られません。
初めてのチャレンジというのは、初めてのことが連続です。どうしても自分が本来持っているパフォーマンスを最大限発揮させることも難しいです。
そのため、完成させて全体像を把握することが大切です。

あまり完璧を追い求めてしまうと、途中で挫折してしまうことも。
そんな時のコツは「小さく作ること」。
まずは短時間で遊べるようなシンプルなゲームを作り上げることで、全体の流れやバランスを把握しやすくなります。
実はあれもこれもと要素を取り入れすぎて、結果としてゲームが複雑になりすぎることもあります。そんなときは一度、ルールに書き出して整理してみること。そしてテストプレイをしてみることがおすすめです。

次にいざ印刷するとなったときに直面するもう一つの大きな壁は、資金面。
最初から莫大な利益を追い求めるのではなく、自分の情熱やアイディアを形にすることを最優先に考え、「利益が出なくても大丈夫なぐらい投資する」という心構えが重要です。
おそらく人によってその金額は異なりますが、私のおすすめは、32枚か36枚のカードを使ったゲームです。印刷会社のほうで比較的安価なプランが用意されているので、挑戦しやすいです。
あくまで自分の情熱やビジョンを形にするための投資と捉えるぐらいが最初はいいような気がします。

私も初めてのボードゲーム制作で数々の試行錯誤を経験しました。
しかし、その過程で得られたものは計り知れないものがあります。
皆さんも、上記のポイントを参考に、自分だけのオリジナルボードゲームの制作に挑戦してみてください。

以上、終わりっ!

いただいたサポートは教育活動に使用させていただきます。