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1300年の伝統 お木曳

伊勢といえば、お木曳行事、20年に一度のご遷宮に先駆けて行われる伊勢 神領民のお祭りです。
第一回のお木曳は西暦690年、持統天皇の時代と記され1300年以上続く日本有数の伝統ある行事です。

神宮の社殿など新しく建て替えるご遷宮「式年遷宮」により、内宮ご正殿は東と西の御敷地を20年ごとに新宮が遷ります。これに準じて伊勢神宮125社が順番にご遷宮され新宮となります。建て替えにはヒノキのご用材が必要でこのご用材をお木曳車に載せ奉納するのが「お木曳行事」です。

伊勢の神領民はこの1300年続く伝統のお木曳を継承する為に、様々なアイデアをめぐらし、努力し、今日まで伝え続けてきました。伊勢の各町に1つある奉曳団は各団ごとに独特の木遣り歌や風習を先祖から引き継ぎます。

私たちの奉曳団では前回の第62回お白石持へ参加した若い衆は1000名程、しかし現時点での次回の第63回への参加表明は600名と減少しています。少子化や仕事を求め伊勢から若者が出てしまう現状をどう打開し、次へ繋げるか。課題は山積みですが、役員会により奉曳団が編成され、来年の7月には結団式が行われます。

前回、第62回 外宮へのエンヤ引きの様子です。


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