ClariSオタクはめんどくさい(褒め言葉) /「Tinctura」備忘録(追記版)
はじめに
みなさん、ライブとFCイベントお疲れ様でした。いつもこのような形でライブの個人的レポートを作っております、伊勢と申します。
今回も同じように記事を作っていきます。
と言いたいところなのですが、今回のライブは衝撃的でした。
ええもちろん『second story』のせいです。
まさか歌われるとは思ってもみなかった曲、そんな曲が東京夜公演の大トリを務めた。
自分みたいなめんどくさいClariSオタクからしたら衝撃的でした。
多くの同志?(バーサーカー?)の皆さんも同じ気持ちでしょう。
いつも大して生み出されない俺の執筆意欲が高まりに高まっています。珍しく早く書き上げたい!と思っています。そのため今回の記事では「Tinctura」全体ではなく、『second story』及び他の特定の曲にのみ触れて行こうと思います。
いつもは一曲ずつレビューするのですが、それは別の機会に。もしくはこの記事に追記します。(2024.06.19 曲レビューを追記しました)
では本文に入ります。
序論
今回のツアーとFCイベで特筆すべきは以下の曲である。
『ココロの引力』
『サヨナラは言わない』
『second story』
これらの曲が披露されたときの自分の感想は
「あっ……この曲たち歌って良いんだ……」
である。
『ココロの引力』
言うまでもなく、1stシングル「irony」のカップリング曲である。この時点でも“重み”が違うが、さらに重要なのが曲のモチーフである。
太陽=アリスのテーマソングなのだ。
同じカップリング曲である『Neo Moon』は「Neo Sparkle」で歌われたが、あちらはクララのテーマソング。こちらとは意味合いが異なる。
そりゃ簡単には歌えないだろう。
『サヨナラは言わない』
1stアルバム「BIRTHDAY」の曲。歌唱自体は5回ほどあるが、重要なのは最後に歌われたタイミングである。
初めて顔出しをした伝説の夜「ClariS 2nd HALL CONCERT in パシフィコ横浜国立大ホール~さよならの先へ…はじまりのメロディ~」にて、素顔を現す直前に歌われたのだ。
仮面との決別の儀に用いられた曲である。
『second story』
2ndアルバム「SECOND STORY」のリード曲。
この曲の作詞はクララとアリスである。
クララがアリスと悩みぬいて生まれた歌詞。そこに含まれる文脈の深さをClariSTならば必ず感じているだろう。
ClariS14年の歴史を経て呪いとも言える重量を持ってしまった曲たち。
特に『second story』は絶対に歌われない曲だと個人的に解釈していた。同じくクララ・アリス作詞の『zutto』と共にお蔵入りが妥当だと。
だって当然じゃないか。この曲がクララ・カレンのものになるということは、アリスが完全に過去になるのと同義である。そんなの嫌だ。
しかしながら、この3曲は現在のクララ・カレンによって歌い上げられた。
何にでも勝手に意味を見出すのがオタクの悪いところである(自省)。
その悪さなりに意味を見出すと、今回歌われたのは必ずメッセージがあると思う。
本論
ClariSオタクはめんどくさい(褒め言葉)。
本当にめんどくさい(褒め言葉)。
何せ10年前に近いことをまだ引きずってるやつもいる。
今流行りのこのロボットならこう問いかけるだろう。
オタクたちはこれに反論できるか?いやできないだろう(反語)。
それでも、それでも、である。
その気持ちは良くわかる。
自分だって『zutto』と『second story』を今だに神聖視していた。
先ほども触れたが、これは呪いである。
愛ほど歪んだ呪いはないのである。
10年も熱が続く愛を届けたアリスは罪な女性である。
さてこの呪いを解く方法はあるのか?
ライブで歌うこと、をClariSは答えとした。
歌うことでアリスは完全に過去の存在となる。
『Dreamin’』が良い例ではないか。
2ndシングル「コネクト」カップリングであるこの曲には「キラキラ太陽のように輝いていたいな」という歌詞がある。
アリス卒業後としては厄ネタみたいな歌詞だ。重さとしては『ココロの引力』に近しい。
だがもうこの曲はカレンのものだ。舞浜アンフィシアター公演ではエンディングを彩ったし、カレンソロの新録すらされている。
特にカレンソロはファンの投票によって選出されている。カレンの曲であることを疑う者はいない。アリスへの想いはそっとしまい、カレンの曲として余計なことを考えずに楽しめる。
カレンの輝く笑顔の歌声は、めんどくさいオタク共のドロドロの感情なんて簡単に吹き飛ばす。
その曲にどんな呪いが込められていようとも、ライブで歌われて楽しく過ごしてしまえばその想いは塗り替えられる。
「Tinctura」東京公演で『second story』を聴いたとき、あなたはどう思った?
やっぱり歌ってほしくなかった?
アリスはアリスのままが良かった?
悩めるオタクにカレン様のありがたい言葉を授けよう。
ライブ活動を開始した初期に学業と音楽の両立に憂いたクララ。そんな悩みを抱えたまま迎えた1stパシ横公演。公演後にカレンが放った言葉が、クララの悩みを吹き飛ばした。
「本当に楽しかった!!!!!」
さいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいこうの『second story』だった!
みんなで作り上げた虹、クララとカレンが描いた虹、暖かさと充足感が渾然一体となった最高の空間だった!
多分これが答えなんだと思う。
結論
これからもアリスの存在は過去のものへとなっていく。
それでいいのだ。
それがいいのである。
それができるのはカレンだけである。ClariSはクララとカレンなのだ。
そもそも、もうアリス卒業から10年経つ。
10年である。
学生であった少女たちは立派な大人の女性へと変貌している。
対して俺は成長しているか?(自戒)
FCイベントで『ココロの引力』が歌われた際に、クララとカレンは大切な想いを打ち明けてくれた。
「中途半端には歌えない」
「大事な意味のある楽曲」
「みなさんが選んでくれたから歌えた」
「このふたりのClariSで歌っていいんだ」
ふたりがそう想ってくれているだけでファンは幸せである。
今後は『zutto』や『DROP』、『君の夢を見よう』も普通に歌われる日が来るのかもしれない。
淋しさを覚えつつも、でもそんな日が楽しみである。
クララ・カレン、ClariSバンドのみなさん、ダンサーのみなさん、ランタイム・会場のスタッフのみなさん、素晴らしいライブをありがとうございました。
次のライブも楽しみにさせて頂きます。またよろしくお願いします。
P.S.
『reunion』から始まり、『second story』で締める流れ、美しいよね。
以下追記(2024.06.19)
東京公演の記憶を中心に一曲ずつレビューしていきます。(写真は公式ライブレポートからの引用です。)
広島公演は行けてないので、妄想で補います。
『reunion』
ClariSの始まりって言ったらこの曲なんだよなぁ(詠嘆)
この曲が最初か最後に来るとすごく安心する。
『ヒトリゴト』
ちなみになのですが、東京の4公演の中で初日昼が中央花道前2列目、千秋楽は中央花道前最前列でした(最大級の自慢)。サイン入りトレカが当たらなかった運が全て席運に収束してました。
最前列は本当にすごかったぞ。毎回ライブレポートの写真みたいな構図が観れる。尊死。
現代ClariSでMVを撮り直したら凄い可愛いんだろうなって思うけど、あのMVは影絵なのが素晴らしいんだよなぁというジレンマ。
『アンダンテ』
ここからバックダンサーさん登場。いつも言っている気がするけど、やっぱりライブには毎回バックダンサーさんが欲しい。バックダンサーさんがいるだけで奥行き感が違うよ。
前日のFCイベのおかげで踊らされるオタクたち。
「心にかざした望遠鏡に~」の振付、ダンスMVでは両手を目に当てるからそれは双眼鏡だろって思ってたら、ライブではマイクがあるおかげでちゃんと片手だけの望遠鏡になっていた。
『Love is Mystery』
今回の満足度No.1の曲。マイクスタンドも扱い、可愛い振付の暴力。マイクスタンドは間違いなくClariSのアイデンティティだと思う。
「12時までの魔法なんて~」で時計の針の振付をしていたのがすごい印象に残って可愛かった。
「王子様」の振付で客席を指さないでくれ!、と思っていためんどくさいオタクなのですが、空中を指さしてくれて安心しました。
(近い距離すぎて詳細な角度はわかってないので、指していないと思い込みたいだけかもしれません。死。)カレン、動きすぎてこの時点ですで汗だくだったのがどの公演でも面白かった。せっかくの前髪が……でもそんな姿こそ美しいよね。
『擬態』
曲調と重永亮介とシニカルサスペンスつながりから、大阪公演からみんなペンライトを赤にしていましたね。オタクの結束力よ。
クララが低い声で「擬態」っていうのがセクシーだった。
そして公演前から期待していた最後の転調とaccelerando。生演奏だとどうなるのかと思ってましたが、生バンドの加速に合わせてクララとカレンの振付も加速し、非常に見ごたえありました。こればかりはバンドメンバーの方々お疲れさまでした。
個人的にはイントロを聴かせる曲がClariSに登場して嬉しい限りです。
『Freaky Candy』
多くの人が期待していたであろう曲。もちろん期待を100%超えてくれました。このパフォーマンスを観てない人類がいるってマジ?
クララとカレンの表情管理が素晴らしいことこの上ない。「ささやいて」のカレンの表情とか芸術作品でした。
曲間の「ふにゃふにゃラップ」なのですが、CD音源とは歌い方を微妙に変えていて面白かったです。公演毎でも異なっていたかも。アドリブ感あって好きです。
さすがにサックスソロのところは生演奏じゃなかったですね。誰かこの曲を吹いてくれるサックス奏者さんいませんか?
『Masquerade』
『擬態』が赤色のペンライトになったことはクララとカレンにとって予想外だったようなので、意図せず赤色の楽曲が3連続になりました。
ClariSの曲の中で数少ない3/4拍子だから、みんなのペンライトの振りがバラバラになるのが観てて面白い。打楽器奏者としてちゃんと最前列で全音符ではなく4分音符で振りましたよ!
(あっ、ちょ、隣の人全然拍合わせてくれないじゃん!)
『新世界ビーナス』/『ループ』
広島公演は行けなかったので、広島で『ループ』が回収されたと聞いて非常に悔しかったのを覚えています。
「TSD」でも『ループ』が回収されなかったので、ずっと待ってた曲でした。それが東京でも回収!嬉しい!ありがとうございます!
広島では振付講座があったようで、「一回全部消しちゃってみたい」でペンライトを消すことになっていたようです。知っていたファンの方は東京でもやっていたようですが、自分はもちろん気づきませんでした()
こういうミドルテンポの曲はライブだとちょっと落ち着いた気分になれるよね。
『新世界ビーナス』はもう言うことなし。この曲を作ってくれた重永亮介ありがとう。大好きです。ペンライトの振付は4/4拍子の指揮を模してました。
『ハルラ』/『桜咲く』/『恋待ちかぐや』
春ソングメドレーver.1
『ハルラ』は舞浜コンサート以来の回収だね!久しぶり!7年経っても「ハルラ」という言葉の意味はわからん。
『桜咲く』!初回収!カレンが「初披露」って言ってて丁寧すぎてウケた。実は密かに思い出深い曲なんだよね。10thシングル「STEP」が人生で初めて買ったCDだから。CDなんて買ったことがなくて、横浜のヨドバシカメラのCD売り場で購入できたときはすごいドキドキした。何も変なことはないのに、なぜか背徳感を感じたのを凄い覚えてる。今思うと、これが自分にとって最初の推す、という行為だったかも。『ドリームワールド』はいまだ回収されてないので、いつか歌われる日を待ってます。
『恋待ちかぐや』……この曲は春の曲じゃなくない……?
カレン「生バンドでのこの曲歌いたいから、春の曲ってことにしちゃおうよっ」
訓練されたオタク「この曲は春の曲です!」
『ミントガム』/『graduation』/『Bye-Bye Butterfly』
春ソングメドレーver.2
『ミントガム』、自然とカレンの曲って思えるよね。ミントの色合いがそうさせるのかな。
『gradation』も舞浜コンサート以来の回収。正直、アリス期の曲は現在のClariSと声色が完全に違うのに、自然と連続性が保たれているのがすごいと思う。変わるところは変わりつつも、変わらないところはそのままなClariSだからこそ長く推せるのだと思う。
『Bye-Bye Butterfly』はそういや回収されてなかったな……ってなった。Twitter見たらこの曲の特級呪霊がいっぱいいた。
本当にどうでもいいけど、この曲のMV?あるじゃん。すっごい雰囲気好きなんだけど、右上の水槽が気になる。綺麗な水槽なんだけど、棚の中に入っていたら水槽上部から水替え出来なくね?ってずっと思ってた。引き出し式なのかな?
いやそれだとしたら耐荷重量足らなくないか?もしかしたらオーバーフロー水槽なのかもしれない(んなわけ)。以上アクアリストの戯言。
『サクラ・インカーネーション』
うううううフル尺じゃないのが勿体ない!!
曲開始前に「サクラ・インカーネーション」と呟くのが色っぽかった。
先の春メドレーと合わせて、メドレーで披露曲を増やすのは(クララとカレンの負担を考えなければ)非常に良いアイデアだと思う。
現在のClariSの曲数は150強、これからどんどんライブでは披露しきれなくなっていくと思う。それをこのようにフォローしてくれるクララとカレンありがとうございます。
クララソロ『カラフル』
まさかシングル表題曲をソロにするとは……このリハクの目をもってしても……
実際かなり良いアイデアだと客観的に考えました。表題曲なんてオタクは聴き飽きてるから、それをソロにして変化と旨味を出すのは慧眼すぎる。
クララのパフォーマンス超良かったです!!!いつも以上にいつもと違うClariSを味わえたと思う。4人のバックダンサーさんを従えて踊る姿は非常に魅力的でした。いつもはふにゃふにゃなクララだけど、ステージ上では安心感と安定感しかない。
よく考えたらクララって芸歴14年目なんだよな……これが貫録か……
そしてなんといっても最後の去り際。下記画像を写真に収めてくれたカメラマンさん誠にありがとうございます
このソロ披露は今までと毛並みが異なると思う。表題曲を歌ったことでカレンが加入しなかった世界線のClariSというifにも感じられた。クララが一人のままであったら、こんな風にパフォーマンスしていたのかもしれない。そう思うと胸がぎゅっと熱くなった。
カレンソロ『アネモネ』
クララと変わってカレンソロ。いやもう圧がすごい!!!
ソロなのにこんな踊っちゃって良いの????と思うくらい動いてた。サビ直前の4分音符3回に合わせて音ハメのように振りをつけていたのが印象的だった。
と思ったら、後のMCで「振付が大変~」って言ってて笑っちゃった。そりゃそうだよ!こういう発言があると人間味が増して良い。(むしろ平常が人間離れしすぎである。)
そしてなんといっても最後の去り際。下記画像を写真に収めてくれたカメラマンさん誠にありがとうございます(2回目)
『ALIVE』
ここからは衣装チェンジ。青いドレスです。
公演のたびに聴いているけど、そのパフォーマンス観たさに決して飽きない曲であると思う。激しいこの曲を当たり前のようにパフォーマンスするクララとカレンは冷静に考えてもやばすぎる。
しかし、まだ公演は中盤戦なのである。衣装は一回しかチェンジしてない。もうすでに終盤戦くらいの充足感あるよ。
(すでに3時間執筆してるのにまだ終わりが見えないってマジ?)
『トワイライト』
『SHIORI』
青いドレスつながりで青い曲が並ぶ。
『ALIVE』に続いてこの曲でもカレンが180度開脚を披露して笑っちゃった。そんなサクサクしていいのそれ???
あまり賛同して貰えないのだけど、俺がこの曲で一番好きなのは「強く見える君だって」 をカレンが歌うところなんだよね。ここだけはクララじゃなくてカレンが歌うからこそ意味があると思う。
上記の拙文でも述べたのだけど、ClariS加入後すぐのカレンってクララを完璧視・神聖視していた気配があるんだよね。カレンにとってクララは憧れのアーティストの、憧れの先輩だからそうなるのは当然とも言える。けど、それがクララの重いペルソナになり、彼女の苦悩に繋がったと解釈している。この苦悩はクララが自身の弱さをさらけ出すことで解消するのだけど、この背景を踏まえると先の歌詞には大きな意味が宿ると思う。
一般的なイメージで考えれば、「強く見える君」は天真爛漫でクララを引っ張るカレンを指すと思う。クララからカレンへの矢印の感情であると。でも上記のエピソードを踏まえると真逆の文脈が乗っかる。だからこそカレンが「強く見える君だって」を歌うのが素晴らしいんだよね。二重のエモさ、二重の感慨がある。
(長文オタク語り失礼しました。)
『未来航路』
クララ「未来航路~~~」
この曲が流れるたびにクララのセリフが脳内再生される。
予め指示されていた振付は両手を使うから、クララとカレンはマイクどうするんだと思ったらマイクスタンドが再登場しました。いつも思うけど、よくパフォーマンス中にマイクがすっぽ抜けないよね。
(俺は演奏中にマレットを吹っ飛ばしたことあるよ)先の『SHIORI』の流れに続いて多幸感が素晴らしい。胸の中をじんわり暖めくれる曲。
衣装替え(MC)
先にクララがはけて、交代交代で衣装替え。そのためひとりMCに。ということで互いの暴露大会の様相になりました。
公演後に食べたいものに「りくろーおじさんのケーキ」を挙げてしまうクララ
差し入れのドーナツに、「ドーナツだーーーーー!!!!」と過去一の喜びを見せるクララ
フラペチーノ用の生クリーム缶を食い尽くすクララ
生クリーム暴露の衝撃で話す内容を忘れるクララ
1日目昼公演後に食べようとしたフルーツサンドのフルーツを全て落としたクララ
それを暴露するカレンを舞台袖で監視するクララ
下手側にはける筈が、上手側に行ってしまい衣装替えのスタッフを大移動させたカレン
MC長いから座るのを促すカレン
冷え性なのにすぐ動き回るから暑くなりすぎるカレン
初期案では地球がイメージアイテムだったカレン
これ以降はバルーンドレスClariSでした。
『Wonder Night』
このふわふわ感をライブで表現するのすごい……
カレン曰く「不思議ちゃん曲」?
「七色Dragon」で手をがおーってやるカレンがツボ。
「青い星見つけた」のところでペンライトを青にしている人を見て天才だと思った。
サビ終わりの「Wonder Wonder Night〜」ではアイドルステップが披露。アイドルステップは初めて?
『アサガオ』
舞台を上下に使いパフォーマンス。クララが下でカレンが上でした。カレンがクララの裏の感情(深層)を表しているとのこと。
しかもTOKYO DOME CITY HALLのセットを見て、リハ時にパフォーマンスを現在の形に変更したそう。
生歌を聴いて初めて気づいたんだけど、この曲ってほぼクララ歌唱なんだね。ここまで大きくバランス変更してきた曲って初めてじゃない?(あとは『Wake Up』とか?)
曲の最後で、上段と下段に別れたクララとカレンが互いに手を伸ばし合う姿が綺麗でした。
『一期一会』
『Wonder Night』からの流れで心が落ち着きまくってた。こんな穏やかな気持ちでライブを楽しんでいるの初めてかもしれない。静と動のコントラストがすごいライブだ。
『一期一会』という曲は雄大な情景が浮かぶダイナミックさが好きです。
浮かぶのは、 深緑が茜色に染まる山辺、波のさざめきが響く夕焼けの浜辺、ゆっくりと沈む夕陽、ススキ茂る広大な大地。 そしてどの光景も目を細めてしまうばかりの光が満ちています。 歌と瞼の光景が合わさり、大きく情感を揺さぶられました。そして連想されるは万葉集の額田王の歌
綺麗な歌ですが、 『一期一会』 も負けてないと思います。
ついでに、雄大さつながりで自分が好きな俳句も載せておきます。
(何書いてるんだ俺)
『Blue Canvas』
ブルキャン!ずっと待ってた!!
『ALIVE』以降の楽曲では飛びぬけて好きなので、回収されて最高にうれしかったです。
ふつーに好きがゆえにあまり語れることがない。
ペンライトを青にするかピンクにするかグリーンにするかで超迷った。
『CLICK』/『ふぉりら』
すまない『CLICK』よ……今回はお主を語れない。『ふぉりら』に心を奪われてしまったからだ。
今回のツアーで一番化けたのが『ふぉりら』だろう。
もともとアップテンポかつ激しいダンスパフォーマンスに加えて、「オレモー」コールがあるおかげでライブ映えする曲であったと思う。
それが今回は、サビの「好き」の部分を我々に叫ばせる仕様に進化した。もう会場は大盛り上がりだった。
(「好き」と「オレモー」両方を客席が叫んだことで客席内で相思相愛になっていたのはナイショの話)この曲の一体感は本当に凄かった。過去一と言っても過言ではない。『ふぉりら』は『CLICK』『border』にも負けない曲になると思う。
また、「オレモー」コールが公式化し、東京1日目夜ではカレンも「オレモー」と歌い、クララを驚かせていた。
千秋楽公演のラスサビでは
クララカレン「好き、嫌い、好き、嫌い、でもやっぱり?」
↓
客席「好き!」
↓
カレン「大好きー!」
になって感動した。最前列でカレンが叫ぶそのセリフを真正面から受け止めることが出来たことは多分一生忘れないと思う。この流れは毎回恒例になって欲しいなぁ。ライブというものは形に残らないからこそ好きだ。形に残らないからこそ、この一瞬の記憶を忘れないように大切に持ち続けたい。
『コネクト』
語りそびれていたが、今回のオーロラ・バルーンドレスの衣装は本当に素晴らしかった。まず虹を表現するためにオーロラのイメージを持ってきたことが発想の勝利と言わざる負えない。
一見すると白一色で統一感があるが、光を受けると七色に輝きを表す。7thアルバム「Iris」のコンセプトにも相応しいドレスであった。
またどこかで着てほしい。
アンコール『Prism』
「コノフォーメンションハ?」のコールが許されるのはこの曲だけだと思う。
手を繋ぎつつも、カレンの振りがぶんぶん大きくてクララが振り回される姿が愛おしすぎた。
Twitterで見たのだけど、光学のプリズムは、光を通すと虹のスペクトルを産むらしい。
それも踏まえて選曲しているのだとしたら神がかってるよ。
『border』
もはや定番も定番、生バンドといえばこの曲になっている気がする。
定番すぎてしゃべることがない。IQをゼロにして「いやだ!」と叫ぶのはいつも楽しい。
『イロドリ』/『second story』
『second story』はすでに語りきってるので、『イロドリ』の方を。
KAREN作詞でカレンからのメッセージということで思い入れのある人も多いと思う。
やっぱりこの曲と言ったらさ、武道館ライブのBlu-rayの特典映像だよね。あそこで流れた時にみんな心を射抜かれてると思う。あの情感を持ってしまっているから、この曲を聴くたびに心が動かされない訳がないんだよなぁ。
虹のような公演を本当にありがとうございました!
以下大阪公演
『clever』『ユニゾン』
ごめん全然覚えてない……
いやちょっと言い訳させて。今回は東京4公演の充足感が大きすぎた。改めて考えると、「NS」は2日で2公演、「Arcanum」は2日で3公演だったよね。それが今回は4公演+大阪広島公演+FCイベントがあったんだよ。そりゃあ満足感が違うわ。心の奥底からClariSを楽しめた素敵なツアー期間でした。
なので大阪公演の記憶が薄れていても許して。そしてそんなツアー期間を走り切ったクララとカレン、本当にお疲れさまでした!!しっかり休んでください!次のライブも楽しみにしています。