桃鈴ねねは爆走する #ホロぷよテト大会

先日4/16に開催された「ホロぷよテト大会」に参加したねねちが、下馬評からみると目覚ましい成長・活躍をしました。
まさに大爆走です。

ぷよテト大会の参加者が発表された時点ではほぼ未経験だったねねちは、プレイするスタイルにぷよぷよを選んだこともあって、すいちゃんのコーチングを受けることもなく、自己流・我流のまま練習を続け、本番に挑むことになりました。

初戦の相手はみこち。
この巡り合わせもまた運命的で、みこちもねねちも「初戦突破すら厳しい」とみられていただけに、この2人が初戦で当たることになったので「どっちもワンチャンある」というある意味注目カードになったのです。
少なくともどちらかひとりは初戦突破できるという運命のイタズラ。

とはいえ、直前までの練習会を見ている限り、テトリスで技を組めているみこちが有利なのではという印象がありました。
ねねちに勝ち筋があるとしたら、長期戦になったときのマージンを得た状態で小さい連鎖を重ねていくくらいだとも。

果たして、結果としてはねねちの3戦全勝。
大会本番という環境はみんな同じとはいえ、みこちは他の人と比べても明らかに緊張しており、本来の力が発揮しきれていなかったようにも思えました。
こればかりはどうしようもないことですが、ふたりともよく戦いました。
もしかしたらすいちゃんに見られながら同レベル帯のねねちと戦う(=ワンチャンある)状態が緊張をマシマシにしていたのかもしれません。

ともあれ、そんなみこちを下したねねちは、その勢いのまま2回戦でスバルちゃんと戦い、これも撃破します。
スバルちゃんはおかゆちゃんともプレイしていたり、マリオカートなどを見てもゲームセンスはかなりあるほうなので、みこちとねねちのいずれが勝ち上がってもここで敗退するのではという予想でしたが、その予想を覆しての勝利。

そして、ブロック代表決定戦に足を運びます。
相手はメルちゃんを下したこよりちゃん。
彼女もまたほぼ初心者状態から始まったテトリス勢ですが、この2週間でとんでもない成長を見せ、あっという間にトーナメントの優勝候補にまでのし上がった実力者です。

そんなこよりちゃんに、ねねちはまさかの善戦を繰り広げ、先に2勝して王手をかけます。
これはもしかしたら本当にもしかするかもしれない。そんな緊張と期待に溢れていました。
こよりちゃんとしては、もしかしたら「自分より格上の相手」とばかり戦って急成長していたので、ねねちのような戦略をとる相手との経験が足りなかったのかもしれません。
しかしその情報不足すら、戦いの中でラーニングして対策を取っていく。そして最終的にはねねちを下してブロック代表の座を得ることになりました。
まさに頭脳の勝利といえます。さすがこよりちゃん。

といった感じで、ねねちの冒険はここで終わったわけです。

「相手にもよるが、1回も勝てないのではないか」という当初の印象・予想を覆し、ブロック代表まであと一歩というところまでいったねねち。
ブロック2位。全18人中、ベスト8という成績は、十分誇らしいものです。

大会後にねねち自身が漏らしていましたが、去年のゴールデンウィークのイベント「ホロGGW」において、太鼓の達人で相当なプレッシャーの中パーフェクトを取りチーム優勝の立役者の一人となったねねち。
あの結果は彼女にとってもファンにとっても嬉しいものでしたが、あれがあったおかげで、「今年もまた期待されてるんじゃないかと思ってプレッシャーだった」というねねち。
しかし最終的には、そんな重圧のなか、期待をはるかに超える成果を出してくれたのです。
これが喜ばずにいられるでしょうか。

大会そのものについて長々と話すことはここではしませんが、全体を通しても素直に成功だったといえると思います。
過去おこなわれた他のゲームの大会やイベントの実績・経験を糧にして、今回のイベント運営のシステムをよく整理したのだと思います。
年始にゆびをふる大会を主催しつつプレイヤーとしても参加した結果まさかの優勝という結果になり、それはそれとしてネタ的に面白かったけどそれなりに後悔があったっぽいぺこらちゃんの運営専念は英断でしたし、実に素晴らしい進行でした。

ぜひ第2回目以降も継続してほしいと思います。次の機会があれば、ねねちにはマリン船長あたりにコーチングしてもらって、ぷよぷよの才能をより開花してほしい。

最後に、ねっ子として推しをべた褒めするパラグラフです。
ねねちの今回の躍進の大きな要因のひとつは、彼女自身のクレバーな戦い方にあると思います。
つまり、相手がみこちに決まってから、「みこちに勝つための戦略」に特化して修行を積んだことです。
これはねねち自身も言及しているので偶然ということはなくて、トーナメント票発表後の1週間でどうやったら勝てるかを考えた結果なので、実に戦略的な戦い方だといえます。
2連鎖から3連鎖の小さな連鎖を重ねて、相手のペースを崩す。相手もまた初心者プレイヤーですから、予期せぬタイミングでおじゃまがやってきたら動揺するし、もともとの作戦が崩れてしまいがちです。そこを突くというのはあまりにも合理的で、ラスト1週間で身に着けられる戦術としてはモアベターなものでした。
それがスバルちゃんやこよりちゃんにも刺さったのはもしかしたら運の良さも作用していたのかもしれませんが、これこそがトーナメントの怖いところです。
また、ぷよぷよの特性としての「一定時間経過後のマージン」とも相性が良すぎます。
だからこそ長引かせてはいけないし、発火させてはいけない。
本番の緊張の中、その仕組みに気付けるかどうかで勝敗が分かれたといえるでしょう。

もちろん圧倒的な火力の前にはそんなの無関係なんですけどね……。

ともあれ。
ねねちは男子小学生だしPONの血統ですが、クレバーな一面もあるということを主張しておきたいねっ子なのでした。

最後に。
大会に関わったすべてのホロメンの皆さん、そして応援していたファンの皆さん、お疲れ様でした!

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