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ビルメン大全

こんにちは、ビルメンのイサカです。

「ビルメンに興味を持つ全ての人へ」

このようなキャッチコピーの元、ビルメンに関するあらゆる疑問をこの記事内で解説していきます。

現役系列ビルメンによる、ビルメン志望者のためのビルメン大全をぜひ参考にしてみてください。

はじめに~ビルメン大全とは~

この記事はビルメンに興味を持つ初心者の方に向けて書いています。

就職や転職など、これから働く業界を考えた時にふとしたきっかけでビルメンという職業を知ったあなた。

「ビルメンってなに?」

「ビルメンってどんな仕事?」

「どうやったらビルメンになれるの?」

色々な疑問が湧いてくると思います。

それぞれの答えをネットで検索したらある程度は答えが見つかりますが、いちいち調べるのも面倒だと思うので、なるべく網羅的にあらゆる疑問に簡潔に答えられるようにこの記事を作成しました。

目次を見て、知りたいところだけを読むという使い方でも良いので、ぜひ気になるところだけでも読んでみてください。

想定読者は「ビルメンを志す初心者の方」。

そしてこれを書いている僕「イサカ」は職業訓練校を経てビルメンに転職したアラサーのオッサンです。

自分が見て、聞いて、調べて、感じたビルメンに関するあれこれをまとめているのでよろしくお願いします。

ビルメンとは?

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ビルメンとは「ビルメンテナンス」という名称を略した言い方で、別名は「設備管理」とも言われる仕事です。

あなたが働いてるオフィスビルや工場、休日に遊びに行く商業施設、近所の病院など世の中にある多くの建物(ビル)にはビルメンと呼ばれる人たちがひっそりと常駐しています。

そしてビルの中にいる人々が快適にストレスなく過ごせるように陰で色々と努力している縁の下の力持ち的な存在がビルメンと呼ばれる人たちなのです。

ビルメンの仕事内容

ビルメンの仕事内容は一言ではとても言えないほど幅広いです。

「広く浅く」とよく言われるように様々な知識が必要になり、必要とされる資格もたくさんあります。(資格については後述します)

勤めている会社や配属された現場によって、仕事内容は全然違うと思いますが、一例として一般的なビルメンの仕事を挙げてみます。

管球交換(切れている蛍光灯などを脚立に乗って交換する)
設備の定期的点検(ビルにある各種設備が正常に動いているか点検)
巡回(ビルの中や外周を見て回り、異常がないかをチェック)
トラブル対応(緊急アラームや警報が鳴った場合の対処)
空調の調節(テナントから寒いなどのクレームがあった場合など)
小修繕(ドアや蛇口などの簡易な故障の修理)
業者対応(出入りしている専門業者の手配や対応)
書類作成(日報や見積書、行政に提出する書類などの作成)

一つ一つの仕事はそれほど難しいものではないのですが、数が多いので初めのうちは覚えるまで大変かもしれません。

ビルメンの激務現場

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ビルメンにはたくさんの種類の現場がありますが、一般的に激務現場と言われるのが3つあります。

それは、

病院・ホテル・商業施設

です。

経験の長いビルメンの人にきつかった現場を聞いてみると、上の3つのうちのどれかが出てくる可能性が高いです。

激務になる理由としては、

・やることが多くてゆっくりしている暇がない
・古い設備でよく警報が鳴って仮眠中にも叩き起こされる
・不特定多数の人が利用するので大変

などの意見があります。

とは言え「激務とは言っても普通のサラリーマンくらいだよ」という意見も聞くので、人によって感じ方は違うようです。

ビルメンで楽な現場は?

ビルメンで楽な現場と言われると一般的には「築浅のオフィスビル」と言われています。

・飲食店や商業施設が入っていない
・中小規模
・横に広くない

などの条件が加わるとさらに楽さが増すようです。

こういった楽な現場はトラブルも滅多に起こらず、ほとんどの勤務時間が待機時間で、まったりできるという話もあります。

とはいえこのような天国みたいな現場は昔の話で、今からこのような楽な現場に狙って入るのは難しいかもしれません。

なぜなら良いところはやはり人が辞めないし、コネで知り合いを連れてくるなどして求人には出ない場合もあります。

それに不景気による人員削減、コスト削減でただでさえ利益をあまり生まないビルメンの仕事はギリギリの人数でやりくりしているところが多いです。

一般的には人手不足に比例して激務度は上がっていくので、楽な現場には入れたらラッキーくらいの感覚でいるのが良いでしょう。

最初の数年はきつい激務現場で修行するのもアリ

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同じような給料ならなるべく楽な現場が良いという人は多いと思います。

楽な現場を求めるのはもちろん全然良いとは思うのですが、楽な現場ばかり経験していると肝心のビルメンとしての実力が上がらないのも事実。

楽な現場を渡り歩いた人がベテランと呼ばれる年齢になって、急に激務現場に異動になったとして、「長年やってて何もできねえな!」と言われるのもそれはそれで辛いかもしれません。

だからこそ最初の2~5年くらいは修行と割り切って大変な現場で頑張ってみるのも良いかもしれないと僕は思います。

まあ楽な現場に配属されて、一生そこで働ける保証があるのなら要らない努力ですが、そんな人は稀でしょうから。

ビルメンになったばかりで、「うわっ忙しい現場だ!ハズレっぽいし辞めよう!」ではなく、「修行だと思ってしばらく頑張ろう」という思考になるのが良いでしょう。

同じ1年でも激務病院とマッタリオフィスビルでは得られる経験値がダンチです。

常駐ビルメンと巡回ビルメン

ビルメンの形態として「常駐」「巡回」があります。

常駐はその名の通り、1つのビルの防災センターに常駐して、そこ専属で勤務します。

それに対して巡回ビルメンは複数のビルを担当して1日に何箇所か決めて回って行きます。

ビルからビルへの移動手段は自動車、チャリ、徒歩、電車など様々です。

数としてはおそらく圧倒的に常駐ビルメンが多いとは思いますが、コスト削減やら設備の進化でこれからは巡回ビルメンも増えていくだろうとは予想できます。

一般的には巡回ビルメンの方が忙しいと言われており、敬遠している人もいるでしょう。

ただし、先程の激務現場で説明したように、

忙しい=経験が積める

ということですから見方によっては良いかもしれません。

あと暇だと雑談とかしないといけないので、むしろ忙しくしてる方が好きだと言う人は巡回が向いているかも。

常駐と巡回どっちが良いかは考え方次第なのでお好みで選びましょう。

※気合いを入れて書いたら約1万8000字もの大作になりました(笑)ここから先はビルメンについてのあらゆる情報を網羅的にまとめたオリジナル記事の為、有料部分となります。なるべく凝縮して書いたつもりですが、それでも長いと思うので時間のある時に少しずつでもお読みください。ビルメンという仕事にもっと踏み込んで、資格や年収、なる方法などを詳細に解説中!あなたのビルメンライフに役立つ情報がきっとありますよ!(24時間以内なら返金申請も可能です。「なんか違う」と思ったら返金して頂いて結構です。)

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