The Pianist (戦場のピアニスト) : 俺の映画鑑賞記録

The Pianist (戦場のピアニスト)
2002年
ロマン・ポランスキー監督

[8月は戦争関連映画を観る!月間]

第二次世界大戦時の1939年から1945年、ポーランドが舞台でポーランドへのナチスドイツの侵攻から終戦後までが時代背景となった映画で、ユダヤ系ポーランド人のウワディスワフ・シュピルマンの体験記を基にして映画化した作品。

原作は1946年にポーランド内で発刊されたものの、時の政権の手により絶版処分となり、シュピルマンの息子が1998年にドイツで、1999年にイギリスで出版された。
ドイツ語のタイトルの意訳は奇跡の生存者
英語のタイトルはThe Pianist
題名にもポーランド侵攻という事実を見た時に、立場によって見方が変わる事が伺えます。

日本では2000年に『ザ・ピアニスト』という題名で翻訳版が出版されたのちに、映画公開に合わせて本のタイトルを『戦場のピアニスト』に改めたとの事。

匿ってもらった先にあるピアノを前に、椅子の高さを整えて”空振り”で演奏する様子や、ナチスドイツ将校の促された演奏での堂々たる演奏、戦争へと向かう総覧時にグランドピアノを叩き買うビジネスマンに対して「持っていけ。」と決断する場面など、音楽家・芸術家として戦時下を生きて来た彼の姿が深く心に刺さりました。

戦争や兵器って何も生まないものですね。

#俺の映画鑑賞記録

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