ホワイトタイガー ナチス極秘戦車 宿命の砲火 : 俺の映画鑑賞記録

ホワイトタイガー ナチス極秘戦車 宿命の砲火
2012年
イリヤ・ボヤショフ監督

[8月は戦争関連映画を観る!月間]

ヨーロッパの東、ソ連の西を舞台としたナチスドイツとソ連軍の戦争を題材とした作品。

「焼き払われた」戦車の中で身体の9割を火傷し、復活した「不死身」の主人公と、何処からともなく現れて気がついたら真後ろから砲撃されてしまうホワイトタイガー/ナチスの白い悪魔という異名を持つ戦車が映画内で戦い、設定がなんとも「ガンダム」っぽい様に感じました。

戦車を扱って戦う事は、物凄く狭いのぞき穴から周りの状況を判断し人や物を傷つけ、土や木々を踏み倒す行為。
どれをとっても悪政の末に生み出された悲劇としか思えませんでした。

この映画はソ連軍を中心として描かれ、敵将や捕虜としてナチスドイツの人物が描かれるものの、戦い争うシーンではソ連軍目線で戦車や的部隊を攻略する場面が描かれます。
人を殺めるという意識は無く、ただ勝利に向けて淡々と行動する様子は残酷そのものでした。

映画の最後で綴られた、「戦争に終わりも始まりも無い。人類は常に何らかの形で戦争をしているものだ。」
という言葉は常に地球上の何処かで戦争が起きている事実を言葉にしたものかもしれませんね。

日本の戦争をしないと言う事を前提とした憲法9条は誇りに思います。
世界に類を見ない特徴的な良いものを活かして欲しいものです。

#俺の映画鑑賞記録

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