エッセイ集　『仔牛の涙』より「この雨が、雪に変わる時」著:夢　明日香

エッセイ集　『仔牛の涙』より
「この雨が、雪に変わる時」
著:夢　明日香

今年も、この季節がやって来た
あっと言う間に12月の風が吹いて来た

こんにちは。

人は
ぞろぞろの悩みを心に宿す

人は
自分にも気づかない病いに
気付かされた時、心折れる

良く考えると
自分を変えられるチャンスかも知れない

雨が雪に変われば
暖冬の冬には、有難い

寒波の冬になると、
「また、雪かと」溜息をつく

ひとつの苦しみがあるから
喜びがやって来る

その喜びは
大きなくもなく
小さくもないと思うんだ
人によって寸法は違っているから

空気があるから生きられる
太陽が照るから生きられる
雨が降るから生きられる

人ってちっぽけなんだ

生きていれば、なんでも出来る
健康なら、尚更良い

金星のように熱くもなく
火星のように寒くない
地球の中で生きている

与えられた運命を背一杯
生きて行こう

いや
生きてやろうと思うんだ

今年の冬は
寒くなるのかなぁ？
暖かくなるのかなぁ？

雨が、雪に変わる時

僕は
子どものように楽しくなる

美しい景色、穏やかな空

有り難く思えたら楽しくなるよ、きっと
僕は、そう思っている

今年の冬は
どんな冬になるのかなぁ。？