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#021 どんなパートナーを選ぶのか、で人生は果たして本当に変わるのか?【伊佐知美の頭の中】

のちちゃんは優しいので何も言わず曜日交代&更新してくれましたが、新年早々コロナを患いました。8日間ほど人間と液体の間を彷徨っていたので、今週日曜日はわたし伊佐が担当させていただきまっす!ありがとうございましたっ……

人生を通して、外見の「好み」というものが自覚しきれないまま、大人になってしまった気がしている。恋愛における、対象の外見、ということなのだけれど。

だから、昔から「どんな人がタイプなの?」の質問には、ただひたすらに困ってきた。何度も「うーん、とくにないんだよね」と答えてみたけど、「そんなことある?」の重なる質問に、「強いて言えば、そうだなぁ」と、頑張って絞り出し続けてきた。

もちろん、何を食べたい、食べたくない、とかっていう「食の好み」の話に似て、どんな外見の異性が好ましいか、好ましくないか、という「人様にお伝えできるだけ」の好き嫌いは、絞り出せば一応ある。

本当にどうでもいい話だけれど、具体的には、藤井風と斎藤工が好きである。

この藤井風さん、笑っちゃうんだよな私

シン・ウルトラマンが最高だった斎藤匠さま(主演です)

これは完全に、シルエットの話な気がしている。ちょっと髪が長くて、パーマがかかっていて、顔にも髪がかかっていて、なんかアンニュイな雰囲気を纏っていて整っている顔立ちなのに、「おもろいこともできまっせ」な人物たち。

でも、じゃあ実際にそういう「藤井風ぽさ」「斎藤匠要素」を持っている人を優先して好きになるか、というと、そんなことは一切ないのだ。まぁ、そんな人物に出会うのが難しかったということもあるのだと思うのだが。

なので、学生時代連綿と続く、歴代の彼氏の外見を振り返ってみても、共通項はまったく見つからない。自分でも不安になるくらいである。「全員と、適当に付き合っていませんか?」と、過去の自分に聞きたくなってくるほどだ。その可能性も否めないので、自信もなくなってきた気がしている。

けれど、ある出来事=離婚を境目に、私の中に「パートナーとなる人の絶対条件」が生まれたことを、私はひっそりと知っている。それは、一切外見とは関係がないことで。

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