#60 "you gotta be" に生かされ続けてきた何者でもなかった頃 | 古性のちの頭の中
今でもよく思い出す暑いアスファルトの上を気だるく、重い足取りで歩く夏の日。
新横浜。駅を降りて10分ほどのところにあった、求職者支援訓練。
21歳の時に美容師を辞めた。今思い返せば道半ばではさみを捨てた理由は本当にくだらなくて子供じみていて笑ってしまうのだけど、私は本気で「何か他の天職があるに違いない!」と信じ疑わず、次に選んだ職がWebデザイナーだった。
といってももちろん、未経験のわたしがどこかに拾ってもらえる訳もなく、かといって学校に通えるほどの貯蓄があるわけでもな