のびのびTRPG ザ・ホラー ソロリプレイ第一回

はじめてのnote、はじめてのTRPGリプレイ投稿です。
本番前に僕ひとりで遊んだ際のリプレイになります。
権利的にアレな点があれば連絡ください。


ルールは説明書の「一人で遊ぶ場合」に準拠する

一人で遊ぶ場合の流れを大雑把に説明すると、PCキャラカードを一枚選択し、イントロダクションカードを一枚引く。シーンカード(イベントのようなもの)を一枚引いてそれぞれ判定やロールプレイを楽しみながら物語を執筆。結果に応じて光・闇カードを取得する。シーンカードを5枚引いたら、クライマックスカードを引き、EDを想像し終了。
となります。

〇PCは「男子高校生」を選択。
スキルは「走り抜けろ!
自身の判定時に発動可能。
+1Dして判定できる。ただし。ひとつでも「1」の目が出たら転んで判定は失敗となる。

〇イントロダクションカード「失踪した家族」

時刻は午後9時、男子高校生の今野忠司(いまのただし)はただ一人の家族であるの帰りを待っていた。
普段なら夕方には帰ってくるが、この時間まで連絡のひとつもないのは初めてのことだった。
何度か妹の携帯電話の番号に掛けたが一向に繋がる気配はない。
すでに冷めきった夕食を前に、厭な予感を感じた今野忠司は急いで家を飛び出した・・・

〇シーン1「救難信号」

外に出ると、奇妙なことが2つあった。
ひとつは空に月も星も見当たらないこと。予報では今日は雲がなく綺麗な満月が見えるはずだった。
空一面に広がる闇に目を凝らしてみると、空間全体が蠢き、脈動するような感覚があった。

もうひとつは黒いもやのかかった影のようなものが路上に無数に存在していること。
それらはずるずると何か厭な感じのする液体を滴り落としながら、何処かへ向かっている。

この世界はいったいどうなってしまったのだ!
今野忠司は恐怖心に苛まれながらも、妹の安否を確かめるため、街に出る。

すると突然、天井のスピーカーからノイズ混じりの声が聞こえだした。
「誰か・・・聞こえていますか・・・・・・私は今、展望台の通信室に隠れています・・・・・・
外は奴らだらけで・・・・・・・お願い、誰か、助けに来て・・・・・・!」

>助けに行く

「ちくしょう、何なんだよ。今他人に構っている暇はないんだ!」
口ではそう言いつつも、脚はすでに街の外れにある展望台へと向かっていた。

>光カード「迷子」(NPC)を入手 (技+1)

今野忠司は路上の影たちを上手く躱しつつ、なんとか展望台にたどり着く。
影の動作は非常にゆっくりとしており、スポーツをしている男子高校生の脚に敵うほどではなかった。

展望台のその二階に先ほどの助けを求める声の主の姿が見えた。
しかし、展望台の周りに百をも超えるであろう数の影が取り囲んでいた。
展望台までの道ではせいぜい三体ほどの影が集まっているだけだったが、この数ではいくら影の動きが遅いからといって近づくことはできない

今野忠司は無数の影に一瞬立ち竦んだが、勇気を振り絞り展望台へと近づいていく。
そして、展望台の入口とは逆側の塀の先には影がいないことを確認すると、二階の女の子に後ろ側の窓から飛び降りるように叫んだ。
急いで展望台の後ろ側に回り、しばらくすると窓から少女が顔を見せた。
窓から塀までは1mほどの距離があり、塀の内側には影が舌なめずりをしているかの如く佇んでいる。
少女は地上までの高さと影の姿を確認すると、怯えているような躊躇いのある表情をした。

「さあ!勇気を出して、飛ぶんだ!」
今野忠司が両手を掲げて叫ぶと、少女は思い切って飛び出した!

今野忠司は眼前に迫ってくる少女を、全身を使って受け止める!
「あ、ありがとうございました」
少女の安否を確認し話を聞いてみると、どうやら家に帰る途中に異変が発生し、この展望台へ逃げ込んだらしい。
怯える少女に妹の姿を重ねると、必ず家に送り返してやろうと決心したのだった。

〇シーン2「怖い音がする」

さらに少女から話を聞くと、少女は妹と同じ学校の生徒のようだった。
妹がもし家に帰る途中に異変に襲われたなら、比較的安全な学校にまだいる可能性があると教えてもらい、ひとまず学校に向かうことにした。

学校に着くと、校庭に夥しい数のどろどろとした影が重なり合い一個の巨大な塊になっているのを見た。
巨大な影は内部で無数の影が這いまわり、上下左右に伸縮や膨張と収縮を繰り返している。
校舎は明かりのひとつも灯っておらず、妹がいるとは到底思えなかったが、校舎内に居るという可能性がないわけではない。
今野忠司と少女は巨大な影に見つからないように校舎側に近づくと、校舎のどの扉も施錠されているということに気づいた。
ここで八方ふさがりか、と、引き返そうとしたその時、巨大な影の中心の光の届かない暗がりの奥に、ぽつりと赤い光が見える。

今野忠司は赤い光に吸い寄せられるように、巨大な影へと向かっていく。
きっとあの赤い光が扉を開くための鍵であると、理屈ではなく直観で理解していた。
すると、ドロドロドロドロ・・・というヘドロが一面に広がるような音が校庭に響き、先に進む脚を鈍らせる。

> 目標値 4D→7
> 判定値 2D→8, 技3(+1 迷子)
> 成功!

巨大な影を観察していると、どうやら形が変化するのに合わせて内部の形も変化しているようだった。
そして赤い光もそれに合わせて位置を変えていることに気づいた。

今野忠司は掃除用具が入っている倉庫から熊手を見つけると、巨大な影に近づいていき、影がギリギリ届かない位置で熊手を構える。
そして巨大な影が縦横無尽に形を変え、赤い光が最大まで手前に来た瞬間!熊手を振り下ろす!
ざばあと泥のようなものと赤い光を同時に引き抜くと、泥は地面へと流れ落ちていき、熊手には赤い宝石を埋め込んだ銀色の鍵だけが残った。

>光カード「カレー好き」を入手(自身の力判定時、カレーにありつけそうならGMの許可を得た上で判定を5Dに)

赤い宝石の鍵はどう見ても校舎の鍵ではない。
今野忠司は諦めて学校を去ることにした。他の手がかりを探さなければならない。
そして校舎横の給食室を通り過ぎた時、芳しいスパイスの香りが鼻腔に広がった。
カレーだ!今野忠司はカレーが大好きである。
今日の夕食だったカレーをはやく妹と食べたい。
その一心が今野忠司の脚を早めるのだった。

〇シーン3「怪談」

街を駆ける中、少女は恐怖に打ち克つために、現実に起こっていることよりもさらに怖いことを話してくれと今野忠司に頼んだ。

少女は明らかに気が動転していると思ったが、その生来の実直さから今野忠司は重たい口をゆっくりと開く。

--

――ある晩、友人とご飯を食べている時にポケットの中に携帯電話が入っていないことに気づいたんだ。
座っていたテーブルの周りやトイレなど、店内を探し回ったけれど見つからない。

そこで友人から電話を借りて、自分の携帯を鳴らそうとした。

数回呼び出しをするが、店内で自分の携帯の着信音が鳴っている様子はない。
諦めて電話を切ろうとしたところ、プツ――と自分の携帯に繋がった。

誰かが自分の携帯を拾ったのかもしれない。
もしもしと話しかけると、電話の相手は突如低い声で笑い、通話はすぐに切られてしまった。
その後、何度もかけても繋がらず、最後は諦めて自宅へと戻った。

すると部屋のテーブルの上に携帯があったんだ。
外出するときに携帯を忘れていたんだな。
でも・・・それなら、あの時、電話に出たのは・・・・・・

--

> 目標値 10
> 判定値 2D→11 技3(+1 迷子)
> 成功!

>光カード「料理人」を入手(他者の判定時、今の場面に対してごはんをつくることができるとGMを説得できたら判定に+2)

少女は神妙な顔をしながら怪談を聞くと、少し落ち着いたように見えた。
本当にこれで良かったのだろうか。
しかしながら怪談の後の空気の重さは如何ともしがたい。

「そ、そうだ、よかったら今度うちのカレー食べにおいでよ」
気まずさに耐え兼ね、余計なことを口走ってしまった。
実際のところ、自分の作るカレーは何よりも美味いという自負がある。
「ぜ、ぜひお願いします」
会話が続いたことに何とか胸を撫でおろす。

この怪異から妹と少女と共に無事生還出来た暁には、とびきり美味しいカレーをご馳走しよう。
そう胸に改めるのであった。

〇シーン4「浮かび上がった記憶」

今野忠司と少女は街を駆け、生存者がいないか探し回っていた。
生存者の中に妹を知っている人がいるかもしれないと賭けに出たのであった。

そして街の中央にある時計塔を通り過ぎようとしたとき、ふと立ち止まって今野忠司は呟いた。
「そうだ。ここは・・・・・・」
今野忠司には覚えがあった。
この場所で、なにか重大な出来事があったのだ。

今野忠司は自らの記憶を掘り当てるように、ゆっくりと口を開く。

「あの時も・・・たしか、妹が・・・・・・」
「そうだ。親父とお袋の葬式の時に妹が急に飛び出していって・・・・・・」
「それで俺は妹を探していて、そのうち日が暮れて、この時計塔に辿り着いて・・・」
「最上階の部屋の隅で妹はひとりで泣いていたんだ・・・・・・・」

>闇カード「潔癖症」を入手(技+2、不衛生な環境だと力+2)

「俺は、ほこりまみれになった妹を、両親の死から逃げ出した妹を哀れで醜く感じてしまって・・・」
「それからずっと、どこかギクシャクしてたんだよな。俺たち二人で生きていかなきゃいけないのにさ」
「あの時、ひとりで泣いて疼くまっている妹を抱きしめてあげればよかった」

今野忠司は誰にともなく呟いていた。

「今野さん。妹さんを絶対に見つけに行きましょう」
少女は、あの時、今野忠司が自分を勇気づけてくれた時と同じように、彼を勇気づけてあげたいと心から願った。

「・・・ありがとう。行こうか」

〇シーン5「力士」

ふたりは時計塔の中へと入る。
中は非常に暗くて大きな空間が広がっている。暗すぎて部屋の壁までの距離がわからないほどだ。

最上階への階段を見つけるために、少女は展望台で見つけた懐中電灯を照らした。
すると、なんということだろうか!今まで暗いだけの空間だと思っていた場所は、部屋を覆いつくさんばかりの影たちの住処だったのだ!

ふたりは急いで部屋から出ようとするが、それよりも早く、影たちが一カ所に集まっていく・・・・・・
その形容しがたい光景に、ふたりはいつしか目を離せなくなっていた。
そして影たちが人のような形を形成したと思ったその瞬間、光が爆ぜた。

眩しい光と埃の中、目の前に立ちはだかるのは、この国の大地の御霊をその身に宿した、岩山のような力士であった。
どすこい!踏みしめたコンクリートが砕け、建物が振動する。
どすこい!躍動する筋肉、高まるパワーが大気を揺らす。

どうやらこの力士を避けて通ることはできないようだ。
今野忠司は今世紀最大の覚悟を決め、不可視だが確かに存在する土俵に上がる。

さあ、見合って見合って!はっけよい、のこった!

>スキル 走り抜けろ! (+1D)
> 目標値 力15
> 判定値 3D→13 力4(+2 潔癖症)
> 成功!

立ち合う瞬間、力士からとてつもない気迫を感じるとともに、死を予感した。
これはいけない。立ち合いをしては、いけない。
本能がそう告げると同時にこぶしが地に着いてしまった。

諸手を突き出し、凄まじい勢いで襲い来る力士!
今野忠司は、低い姿勢を取る力士よりもさらに低い姿勢で突進を迎え撃つと見せかけ体勢を大きく落とし、いわばスライディングのように力士の股下を滑り抜けた!

それは彼の潔癖症の性分が、汗と汗のぶつかり合いを拒んだ結果であったのかもしれない。

何はともあれ、今野忠司はその勢いのまま奥に見える階段へと走っていく!
少女も、呆気に取られている力士を横目に今だと土俵を通り越していく!何という抜け目のなさ!

> 光カード「薔薇の花束」(技+1)

かくして最上階へと向かっていくふたり。
道中、薔薇の花束を発見した。特に使い道はないかもしれないが、なんとなく持って行った方がいい気がした。
最上階では何が待ち受けているのだろうか。

〇クライマックスシーン「再封印の鍵は5つ」

最上階に難なく辿り着いた今野忠司と少女。
部屋の中は、あの日の記憶と同じ間取りの空間が広がっている。

しかし状況は全く異なっており、懐かしさを感じる暇もなかった。
部屋の中心では寝台で眠っていると、それを取り囲むように4人の黒い衣装に身を包んだ者たちが邪悪な祈りを捧げていた。
さらに、妹の胸のあたりから黒い煙のようなものが立ち上り、窓の外へと流れ出ている。

「誰だ!復活の儀式の邪魔をする気か!」
部屋のドアを思いきり開けた今野忠司たちに、黒装束の全員が敵意の目を向けて睨んでくる。
「復活の儀式だって・・・? お前たち俺の妹に何をしている!!!」
妹の苦しそうな表情を見て、怒号を飛ばす。

すると、邪教の集団は得意げに儀式の全貌を話しはじめた。
「人の世界を神の世界へと返すのだ!こんな世の中壊れてしまった方がいい!!!
見よ、あの空を!あの黒く脈動する領域は我らが神が御座する証!
もうあと数分もすればあの領域から不浄の海があふれ出し、世界を死で覆いつくすだろう!
このガキはそのための触媒だ!胸に黒いものをずいぶんと抱え込んでいたものでな!」

「不浄の海だとぉ・・・俺は汚いものが大嫌いなんだ!
とにかく、妹は返してもらう!!!!」

勇ましく啖呵を切ったものの、相手は4人、こちらは少女含めても2人だ。
武器も一切持っていない。これじゃ勝てっこない。

諦めるしかないのか・・・いっそ俺が囮になってふたりを・・・・・

そう考えていたその時、階下からドスドスドスと階段を勢いよく駆け上る音がする!
足音の主が叫ぶ!

5つの鍵を差し込むんだ!」

・・・5つの鍵・・・・・・
ハッと気づく。今野忠司と少女が校庭で見つけた赤い宝石の銀色の鍵
そして4人の邪教の集団の腰にぶら下がっている4つの鍵。

今野忠司は確信した。これだ。この鍵が復活の儀式を阻止する鍵なんだ!
しかしこちらが数的不利なのは変わっていない。一体どうやって鍵を奪えばいいのだ。

今野忠司が再び逡巡していると、邪教の集団はついに痺れを切らせてこちらに襲い掛かる!
その瞬間!ドスドスドスと階段から現れた巨大な影が、邪教の集団に凄まじい張り手をぶつける!
現れたのは、力士だった!

「今だ!鍵を!」

「うおおおおお!」
今野忠司と少女は素早く倒れている邪教の集団から鍵を奪い集める!
「よし、これで5つだ!」
5つの銀色の鍵は、頭にそれぞれ異なった色の宝石がはまっている。

「さあ扉に差し込むんだ!」
力士が叫ぶ。
差し込む?扉に?
見渡しても5つもの鍵穴が開いている扉を見つけることはできない。

「空!空!」
窓を指さした少女が必死に叫ぶ。

今野忠司は急いで窓を開け広げ、空の黒く脈動している空間に向かって5つの鍵を放り投げる!

すると鍵は空間に飲み込まれていき、まばゆい光を放ったかと思うと、黒い空が真っ二つに切り裂かれた。
眩さから解放された空には、いつもの月と星が輝く夜が広がっていた。

そして空に残留していた黒い煙のもやが逆流し、妹の中へと入っていく。
今野忠司は必死にそれを止めようとしたが、どうにも無力だった。

邪教の集団と力士は、空が切り裂かれると同時に忽然と姿を消した。

--

すべての煙が妹の中へと帰って行ったあと、しばらくしてから妹・藍は静かに目を覚ました。

「やだ、お兄ちゃん、泣いてるの?」

兄・忠司は全身に埃の付いた妹を強く、強く抱きしめていた。

「汚いよ、わたし・・・」

「・・・いいんだ。帰って、一緒にカレー食べよう」

「・・・うん。ところでその人は?」

「ああ、お前と同じ学校の生徒だそうだ。一緒にお前を探してくれたんだ」

妹は値踏みするような目で少女を眺める。

「へえ~そうなんですね。ありがとうございます」

「いえいえ・・・」

「彼女も一緒にカレー食べていいか?」

「もちろん、いいよ!」

「よし!じゃあとびきり美味しいやつ作るからな!」

こうして、今野忠司たち3人は日常の世界へと戻った。
妹の胸に残った黒い煙のことは、この異変が終わった後もずっと気に掛かったままだったが、
きっと黒い部分があるからこそ、妹は妹なのだと今はそう思うのだった。




感想など

TRPGといえばクトゥルフ神話TRPG、ネクロニカ、ヤンキー&ヨグソトースくらいしかやったことのない僕ですが、シナリオをリアルタイムに作っていく点や交代制でGMをやる(今回は僕ひとりですが!)というシステムが非常に面白そうだったので今回プレイしてみました。野望はGM人口を増やすことです。

今回はテーブルトークをしておらず、どちらかというとリレー小説的な遊び方をしているので、複数人で遊ぶ際に以下の感想と乖離している可能性は大いにあります。ご了承ください。

さて実際にプレイした感想ですが、リアルタイムでシナリオを創生していくということがこんなに楽しいことだとは思いませんでした。ランダムなシーンや獲得した特徴、アイテムを物語に繋げていくのは、ボードゲームのキャット&チョコレートやペチャリブレに近い気がします。
ロールプレイや光・闇のカードによって登場人物に特徴が加わっていって、そのキャラの性格や過去といったものが少しずつ明らかになっていくというのも醍醐味ですね。事前にキャラシートを作る必要もないです。
物語の整合性などに関しては、そこまで深く考えなくても楽しくやれればオッケーだと感じました。むしろ前のお話と接続できたらラッキー!くらいのスタンスがいいと思います。

もしも、できるだけ一貫したストーリーを遊びたいのであれば、イントロダクションの段階、もしく初めのシーンで各キャラクターの目的を決定しておくとどんなシーンが来てもある程度対応しやすいのかなと思います。その辺りは他の創作にも通じる話かもしれません。コミカルなシーンに接続してしまうことが本当に嫌な場合はそういったシーンカードや光・闇カードをはじめから抜いておくといいかもしれませんね。または場面カードをパスしても良いルールを設けたり、過去の話や真相などに結び付きやすいシーンを必ず引けるように別の山札にしておくといった工夫もありだと思います。

真にノービス(初心者)向けどうかは、まだ複数人セッションでやっていないので正直わかりません。ルールブックを読み込む必要がない、シナリオ・キャラシートを用意する必要がないという点は初心者向けのみならず、なかなか準備に時間を取れない人にとっても非常に嬉しいシステムではないのでしょうか。
また、TRPG初心者の最大の障壁である「ロールプレイをしなければならない」という気持ちに対しても、のびのびTRPGではロールプレイするべき場所はカードに明記されているので、「その時だけロールプレイに少し挑戦してみる」くらいの気持ちになれます。もちろん、明記されていない場合でも積極的にロールプレイに参加・挑戦することはとても素敵なことだと僕は思います。

以上ごちゃごちゃと書いてきましたが、初心者向けか否かの議論はともかく、他のルールと比べてかなりお手軽にTRPG体験をすることができるということは間違いないので、そのようなものを求めている方には非常にマッチすると思います。

この記事が示すようにひとりでも十分遊べますので、まずは買ってみよう!
ホラーだけでなく、スチームパンク版やファンタジー版もあるみたいです!
そして、もしよければリプレイを書いてみよう!


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