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高血圧対策〜排塩に果物などを中心に〜

グルタミン酸ナトリウム、つまり「うま味調味料」は調理段階では減塩に有効ですが、すでに塩分をたくさん摂取したあとや、そもそも外食時は自分で料理できないので減塩は難しいものがあります。

その場合は、取り込んだ余分な塩分(ナトリウムイオン)をなるべく体外へ排出(つまり、排塩)すればよいのです。

排塩に有効な化学物質はいくつかありますが、もっともポピュラーなものがカリウムイオンです。
カリウムイオンは細胞内液にあり、細胞外液のナトリウムイオンとバランスをとって存在しています。ですから、塩分の摂り過ぎでナトリウムイオンがたくさん増えた時にカリウムイオンを摂取すると、ナトリウムイオンを排出するように働きます。

カリウムイオンが多く含まれる食材は野菜や果物、芋類、海藻、豆類などです。

この内、野菜、芋類、海藻、豆類は塩や醤油で味付けして食べることが多いので、これらを多く食べると塩分も多く摂取しがちになるのが難点です。

それに対して、果物は塩で味付けすることは少ないですし、質のよいものなら砂糖による味付けも不要ですからちょうどよいと思います。
特にキュウイフルーツ、バナナ、りんごなどはカリウムイオンが多く、安く入手できるのでおすすめです。

手軽に摂取するには果物ジュースもいいですが、果汁が少ないものは糖分がたっぷりなので注意が必要です。果汁100%で砂糖無添加のタイプならよいと思います。

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