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5530〜オロポウチ熱 発症者数 温暖化により風土病が拡がる〜

「風土病」はその地域に、伝統的に拡がる疾病で。
食生活によるものやら(トウモロコシを主食とする地域はナイアシンが不足し、ペラグラを発症したり)
その地域で拡がるウイルスであったり(南九州はHTLV由来の白血病が多い)
遺伝病であったりする(アフリカ系は鎌状赤血球症が多い)。

昆虫が媒介する病気(マラリア、デング、トリパノソーマ、黄熱病、日本脳炎、ジカ熱、ツツガムシ病などなど)もある。
昆虫の生息地域が限定されるため、特定の地域で流行する。

オロポウチウイルスが広がってきた。元々、アマゾン川流域の風土病だった。今年は、ブラジルで広く感染が確認され、5530の症例報告がある。コロンビア、ボリビア、ペルーでも見つかっている。

媒介するユスリカが温暖化の影響で増えた。アマゾンの暗い森で蓋をされ、封印されていたウイルス病。開発が進み、人とウイルスとの接触が増えた。

オロポウチウイルスの症例は軽度だが、脳炎を引き起こす可能性もある。




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