人生初の寄席体験
こんばんは。堂ノ本です。タイトルの通り、人生で初めて「寄席」というものを体験したので、記事にしようと思います。
時は遡り、12月21日。スタジオカナリヤのメンバーと後輩で、忘年会を行いました。忘年会とは名ばかりの近況報告会で、結局翌日も一緒に上野の国立博物館に同じメンバーで遊びにいくという、全然年忘れ感のない会でしたが、その一軒目を出た折、街は忘年会シーズンで店を探す人で溢れていました。
こんな中、同じように二軒目を探し歩くか、帰ろうか、迷っていると、目の前に末廣亭という寄席を発見。しかも、なぜか夜なのに、長蛇の列が。案内の方に尋ねてみると、二ツ目のみの深夜寄席というものらしく、1時間半で1500円というリーズナブルさ。メンバーに、「寄席なんてどう?」と恐る恐る尋ねると、みんな初めての体験のようで、意外に乗り気。こうして、人生初の寄席体験へと向かうのでした。
私は、高校生の頃、落語にどっぷりハマり、CDやYouTubeで名人の噺家を毎夜ピックアップして、一席聞いてから眠るという時期がありました。なので、それなりに知識はあったのですが、実際に生で見るというのは初めてのことで、興奮しました。
一人目は、一人目という言い方が正しいのかはわかりませんが、橘家文吾さんでした。2018年に二ツ目に昇進したようで、noteもやっておられます。居候講釈(五目講釈)でした。
二人目は、三遊亭青森さん。金髪坊主というややファンキーな出立ちから、想像のできない良い意味で緩い話芸でした。枕でも、99.9パーセント、人と人は同じであるという話から、ここにいるのは99.9パーセント名人と言っても差し支えないという内容が面白おかしく、少し勇気をもらいました。噺も定番の粗忽長屋に、今っぽさを随所に入れ込んでいて、若手噺家という雰囲気でした。
三人目は、入船亭扇太さん。枕で、自分に似ているものの話、例えば正岡子規だとか、そう色々話されていましたが、自分が同級生で、あだ名をつけるとしたら、絶対に「二等兵」だろ、と思いながら見ていました。こちらも、定番の締め込みで、二等兵が泥棒をしている様子が、面白かったです。
四人目、トリは真打昇進が決まり、この深夜寄席を卒業することになった柳家緑太さん。噺は寝床でした。私は、この寝床を志ん朝さんでしか聞いたことがなかったので、若い方が話されているのが新鮮でした。面白かったです。
四人それぞれの良さがあり、癖があり、あぁ寄席ってやっぱりいいんだなと、思えました。また行きたいというか、通いたい芸術ですね。私はストリップも趣味の一つですが、どうしてもストリップは一回にかかるお金が、結構かかる。割合遠くの劇場が多く、その電車賃と飲食費とポラ代と、それから入場料、諸々考えると1万円くらいはかかってしまいます。一方で、こちらの寄席は、通常でも2000~3000円程度。それに近所の池袋にも、池袋演芸場という寄席があります。
ふとした折、これからも通ってみようかなと思います。とにかく、次は池袋演芸場を経験してみようと思います。
では最後に、私の作った俳句を掲載して終わろうと思います。