マガジンのカバー画像

映画徒然随想日記

36
映画にまつわるエトセトラ。個人的に思い浮かべた出来事や感情を、私的に書き殴っただけの随想日記です。恋愛や家族関係、病気やトラウマなど、暗い話も書きます。はたまた、嬉しい出来事や幸…
運営しているクリエイター

#映画

新作映画『復讐は囁きにのせて』情報解禁!

こんにちは。映画監督をやっております堂ノ本敬太です。今日は、先日に情報解禁された新作映画『復讐は囁きにのせて』の記事を書こうと思います。 10月20日現在、本作品はテアトル新宿での11/24~12/7での公開を予定しております。OP PICTUREフェスという企画の中での劇場公開となります。 劇場詳細はこちら▽ https://ttcg.jp/theatre_shinjuku/movie/1031000.html… OP PICTURES +公式サイト▽ http://o

『さあやとこはる』舞台挨拶しました。

こんにちは。先日、シネリーブル梅田にて上映中のOP PICTURES『さあやとこはる』の舞台挨拶に登壇いたしましたので、そちらのレポートを書こうと思います。 上映にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。OPフェス自体は、まだまだ続きますので、ぜひほかの作品もご覧ください!ちなみに、『さあやとこはる』は、18日にも上映がありますので、ぜひどうぞ! 『さあやとこはる』舞台挨拶レポート本作には演出部で参加。プリプロで、美術や小道具の準備、衣裳合わせやロケハンなどに参加し

石井隆という監督について思うこと

今日は、ずっと書かずにいた石井隆監督について、書こうと思う。 書かずにいたというか、書けずにいたというか、 書きたいと思えなかったというのが本音だ。 敬愛する作家の死について 近頃、私の敬愛する映画監督の訃報のたびに、悲しい気持ちになる。その反面、「映画を見れば会えるから」と思う、ようにしている。 フィルム・イズ・フォーエヴァー。 言葉は綺麗だけれど、やはり、愛する作家の新作が見たい。 見たいと思ってしまうのです。 最近だと、マノエル・ド・オリヴェイラの死。 世界最高齢の

幻の初監督作品を発見!

こんばんわ! ついに見つけました!私、堂ノ本敬太が人生で初めて作った映画を。 その名も『お兄ちゃん』 お兄ちゃんの成り立ち 大阪芸術大学映像学科の二年次の必修授業である制作Ⅰという授業。 この授業では1年間を通して、 16mmフィルムでの映像制作を学ぶんですが、その授業、学年全体で6班に分かれて制作するわけです。 で、私もどこかの班に、と思って初回の授業に臨んだのですが、なんと既にどこの班も、チームを組んでいるわけです。 同期とほとんど関わってなかった私は、まぁ、余りも

¥200

『春原さんのうた』を想って。

こんばんは。今回は1/29にシネヌーヴォで鑑賞した『春原さんのうた』について、書こうと思う。いや、この書き方は不透明な気がする。春原さんのうた、を見て、考えてしまったことを書こうと思う。 映画評だとか感想文とは少し異なるので、映画の出来不出来が気になる方には、特に参考にならないことを前書きする。 ただ、春原さんのうたを見て、何がしかを書きたくなったというのは、その映画の最も鮮明な感想ではないだろうか。 映画の外部 私は普段、映画を見て映画の外部の話をすることを嫌う。例

堂ノ本敬太の2021年を振り返る!!

こんばんは。もう2021年も終わってしまいますね。 ということで、今回は自分の記録のためにも、2021年を1ヶ月ごとに振り返っていこうと思います〜。いやぁ、厄年だっただけに、いろんな問題に直面したりしなかったり、、、 来年は、スタジオカナリヤの約半数以上が本厄、私が後厄と、さらに酷い運勢なのですが、、、笑 🎍1月🎍全く記憶にございませんでしたが、色々見返してみても、1月は何もしてませんね笑。たしか、年内に『海底悲歌』が完成して、卒業制作展での上映を待っている状態でした。

そろそろ映画の話をしたい。

こんにちわ。こんばんわ。映画監督の堂ノ本です。 そろそろ2021年も終わりそうですね。最近、めっきり冷え込んできて、私はこたつから全然抜けられません。 今も、こたつで朝までサッカー観戦して、この記事を書いています。もちろんこたつの中で。 いやぁ、リバプールvsアーセナルは、なかなか楽しい時間でした。あと、チャビが帰還したバルセロナの試合も観戦。ついでに、解任間近のスールシャールを見届けるべくユナイテッドvsワトフォードも観戦。 おっと、サッカーは置いておきましょう。

映画『海底悲歌』DVD発売決定!

オークラ劇場での上映が6月に終了して以来、映画『海底悲歌』に嬉しいお知らせです! これまでずっとオークラ映画・OPフェスにてDVDの販売を担当しているスターボードさんから、この度DVDの全国レンタル&販売が決定いたしましたのでご報告します。 『海底悲歌』DVD情報2022年2月発売開始! DVDは、只今より予約販売を開始しております! Amazon:https://t.co/DcNzfadSAV?amp=1 詳細はこちらのサイトをチェックしてください! 品番:JS

『濡れたカナリヤたち』配信開始!

こんばんわ。 以前、Twitterの方でご報告しましたが、私の過去作品『濡れたカナリヤたち』が、DOKUSO映画館にて配信スタートしております。 配信サイトはこちら→https://dokuso.co.jp/introduction/749 『濡れたカナリヤたち』予告 この作品は、大阪芸術大学の3年次の必修授業『制作2』という授業内の課題で制作された映画です。 基本的には30分程度の尺で、企画はオリジナルであれば自由という内容でした。私は、かねてより「ピンク映画」を

日活ロマンポルノ50周年記念、本当にこれで終わるのか?

こんにちわ。こんばんわ。今年の6月より1ヶ月間、ピンク映画館にて初長編映画『海底悲歌』が上映された、新人映画監督の堂ノ本です。 一応、ピンク映画を作った身としては、にっかつロマンポルノは、大きなカテゴリーとして同業種になるわけです。また、「映画」という枠組みで見れば、完全に同業です。そんな私が今回は、タイトルの通り、怒っております。 にっかつロマンポルノ45周年記念について この2021年に迎える50周年という節目に際して、その5年前、つまり45周年というタイミングで、

映画『海底悲歌』のクランクアップから1年。

昨日、俳優部やスタッフから、「クランクアップしてもうすぐ一年ですね、元気ですか」という旨の連絡を頂いた。もう少し前には、出演してくださった長森要さんや、生田みくさんも、SNS上で懐かしんでくれていた。少し載せる。 監督としては、懐かしんでくれるのも勿論嬉しいし、プロフィール欄とかに『海底悲歌』と書いてあるのを見つけるだけでも、めちゃくちゃ嬉しい。特に川瀬陽太さんのように、出演作が膨大な数の俳優が、自分の作品を書いてくださっているのもありがたい。彼らの中で、『海底悲歌』の立ち

今週公開の映画とピンク・ロマンポルノの話。

こんにちわ。映画監督の堂ノ本です。昨日は、YouTubeを一旦ストップした関係で、答えそびれていた視聴者からの質問に一気に答えました。 ある程度溜まってくれば、文章もしくはラジオ形式で、お答えしますので、是非なんでもどうぞ! 質問箱はこちら 今週公開の映画の話 今週はなんと言っても、『ドライブマイカー』 濱口竜介監督の新作です。実は、この映画監督に関しては、公開に合わせてじっくりご紹介する動画を撮影していたのですが、、、(笑) 濱口竜介監督というのは、そのフィルモ

猿真似で始めた無言日記

『無言日記』というタイトルを聞くと、voidマガジンで連載されている三宅唱監督の『無言日記』が想起される人が多いだろう。 三宅唱監督の簡単な紹介三宅監督は、最近『きみの鳥はうたえる』と言う映画で、ようやく多くの世間の目に触れたけれど、映画好きの間では知っていて当然の日本を代表する映画監督だ。私は彼のフィルモグラフィのほとんどを、というか、Wild Tour以外の全てを見ているが、なかなかレンタル化されていなかったり、配信も少ない監督なので、ぜひ近くの劇場で上映の機会があれば

noteで初めてサポートされた件について

この前のなんの変哲もない、ただの日常を書き殴った記事に、初めてサポートが届いた。否、これまで身内と思われる人間からサポートは来ていたが、今回は初めて「私のファン」だと言う女性から届いた。 私の最古参のファン許可をいただけたので、こちらに掲載する。実はこの方は、私の処女作品『濡れたカナリヤたち』からずっと応援してくれている方で、前の海底悲歌も、上野オークラ劇場だけでなく、松本シネマセレクトでの上映でも駆けつけてくれた方だ。私の知る限り、最古参の女性ファンである。 このサポー