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『野暮はヤだね。』

私は、安倍さん支持者でも、小池さん支持者でもない。
安倍さんの会見を見ても、何を言ってるのかよくわからない。
小池さんがまた得意な"カタカナ英語"を使ってしゃべっている。
この"カタカナ英語"に、今までよく煙に巻かれてきた。

新型コロナウイルスの情報があやふやで、不安だらけの中、デマによってトイレットペーパーを買い占める人たちが出てきて、それを煽るようにテレビは空っぽの棚を何度も何度も映しだした。
新聞もそうだ。写真には、空っぽの棚の写真を掲載した。
政治家さんの言葉があいまいだから、恐怖はどんどんとふくらんでいったように思う。

そして、オリンピック開催の延期が決まってから、新型コロナウイルスの感染者の人数はどんどん多くなり、一気に恐怖が加速して今度は食料品の買い占めがはじまり、戦争中のような光景を見てるようだ。

トランプさんは「これは戦争だ!」なんて言ってる。
安倍さんは「人類が感染症に打ち勝った証として、完全な形で東京オリンピック・パラリンピックを開催する」なんて言ってる。

なんだか、どうしても戦争中にしたいみたいだ。

人間は昔から見えない恐怖に弱い。
そして恐怖でパニックになったとき、人間は洗脳されやすい。

戦時中、国は国民に対していろんな広告をしたけれど、どれもヘタだった。
『欲しがりません勝つまでは』『贅沢は敵だ!』『撃滅鬼畜米英』とか、『いざ来いニミッツ、マッカーサー出てくりゃ地獄へ逆落とし』とか、どれも子ども騙しみたいな広告が街に氾濫した。
あの当時の日本人は、たちまち一億一心になってしまったと思うかもしれないけど、そうは思わない。
あそこで一億一心になったのは、天皇制とか諸々の要因が働いて、日本というのがすぐに一枚岩になりやすい土壌があったからだと思う。
ポッとマッチ1本で燃えあがってしまうような、そういう空気があったからだと思う。

いま、まさに同じような空気が流れていると思う。
デマや政治家のあやふやな言葉によって土壌ができあがり、燃えあがってしまったんじゃないだろうか。
自分が感染してるかもと思っても病院には行けない。
仕事ができなくなり大勢の人が悲鳴をあげている。
どうすりゃいいの?


そんな中、安倍さんたちは「和牛商品券」などという名案を思いついたそうだ。
こんなトンチンカンな提案できるなんて、すごいねえ。

目に見えない敵は新型コロナウイルスだけじゃない。
どうやら、あちこちに潜んでいるようだ。

見えない敵を知るためには、私たちは燃えあがってはいけない。
見えるものも見えなくなってしまい、もっと恐ろしいものが現れてくる。

身動きとれなくて、頭に血がのぼりそうになるけど、こんなときこそ平熱でいなくちゃ。
ほら、もうそこに現れてるかも知れないよ。

いまは平熱を保って、自分が感染源にならないように行動しなくっちゃ。
持病を持ってなくても、感染したら死に至ってしまう。
その怖さは、私は痛いほど知っている。
その悲しみも。
愛する人たちを守るためにも、まずは自分を過信しないで欲しい。

昔から、人間は目に見えない恐ろしい病原体に襲われてきたけれど、これからもウイルスだって必死で生き延びようとするから、カタチを変えて現れるだろう。

そのときは、今回の混乱ぶりが生かされてくるのかなあ。


未亡人だけど愛する主人と一緒に、楽しく生きてまいります!渋谷のラジオ(FM87.6MHz)「渋谷の寡婦さん寡夫さん」では、サントリーのほろよいを必ず買って飲みながら番組やってます。できればサポートお願いします。ゲストのみんなのほろよい代に使います!