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清水区を襲った線状降水帯
![](https://assets.st-note.com/img/1664274153608-lr6UQVn4Br.jpg?width=800)
清水インターを降りると、街の様子は静かに感じた。
コロナ禍の不況だからだろうか?
出発前に支援物資の受け入れ先がわからない。
Twitterを見たら
地元放送局のアナウンサーが災害のことを発信していた。
支援物資の受け入れ先を聞いてみた。
富士川SAで再びiPhoneを見ると
『田子の月清水店で物資の受け入れ可能』
と記されていた。
地元アナウンサーから返信があった。
田子の月に向かって車を進めるといやに静かな街が気になる。
まさかここも断水?
カフェもファミレスも車がない。
道路も空いている。
店先には本日休業の張り紙が出ている。
そして歩道がやたら土っぽい。
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えーこれは3年前の伊豆で被害があった台風の後と似ている。
まさか浸水
これまでテレビやラジオでは浸水の報道はない。
田子の月に向かいウオーターサーバーの水を下ろすと赤ちゃんを抱えた女性が寄ってきた。
地元の人かお店の人かわからないが『ありがとうございます』目に涙を溜めてお辞儀をしてくれた。
あまりに重い水を運んでいると、私より遥かに華奢な女性が「手伝います。」と声をかけてくれた。
無事に水を収めて先ほどから忙しそうに対応していた男性に挨拶をした。
伊豆から来たことを言うと実は彼も同じ街に住んでいることがわかった。
もう一人の男性にも挨拶をして「何か伝えたいことは」と尋ねた。
「ここで支援物資を配っていることを知らせてほしい。」と伝言を託された。
![](https://assets.st-note.com/img/1664285276802-PsRJbRO17c.jpg?width=800)
出発時にリバティーの社長に支援物資を受け入れていただけないか掛け合ってみた。
「現場の担当に連絡して」と話がついた。
リバティーに電話、担当者(店長)の奥様が幸い電話に出て下さった。
災害の様子を聞いたのですが。
「混み具合ですか?」とお返事いただく。
「とにかく顔を出す。」と伝えた。
リバティーの久能山は久しぶり。
aiちゃんのライブ以来だから4月末かな〜
半年ぶりだ。
県庁にお水はどこへ持っていけばいいか尋ねた。
「市役所に聞いてくれ」とのこと
当然私のことだから応戦する。
『ところで自衛隊の派遣要請はなぜしないの?』と聞いた。
だって今まで1台たりとも自衛隊の車両を見ていいない。
『知事が午前中、要請しました、しかしまだ配属は決まっていません。』
ふーん
民間人が水持ってきて到着しているのに自衛隊の配属が26日午後1時で決まってないんだ。
ふーん
話にならん。
静岡市役所に電話
『水の受け入れ体制はできてません。』
ふーん
災害から3日目、ざけんなよ!
ダメだこりゃ
気持ちを切り替えていき先を久能山に転換
久能山を登って驚いた。
石石石
岩岩岩
土土土
![](https://assets.st-note.com/img/1664278834524-MfqZejL99d.jpg?width=800)
えーこれ土砂崩れでは?
営業できているの?
リバティーに続く道路は土砂の溜まっている方は通れず右に左に
片側交互通行になっていた。
リバティーに到着して社長にメッセンジャーを送る
![](https://assets.st-note.com/img/1664278855587-gQggPbgsEq.jpg?width=800)
『ありがとう』
『ありがとう』
と帰ってくる
リバティーに着くと店長が待ち受けてくださった。
ほんの少しの気持ちと、ご挨拶をした。
お水の手配ができることを告げた。
帰り道、災害にあったと思われる証拠の写真を撮る
いや正直、支援物資を配るどころではないなと思った。
駐車場で記者がいた。
清水インターを出る時私の前に3台同じカローラ2がいた。
現金払いだから時間がかかっていたのでよく見えた。
店員さんと記者が話していた。
「本当はこういうの行政がやるべきだよね」って聞こえちゃった。
店員さんは何か不満があるのだろう。
帰路に向かう。
興津を過ぎ、由依の旧道を遠てみた、風情があって好きだ。
お年寄りがいる。
無事なんだ。
水は大丈夫なのだろうか?
旧道を過ぎる手前でふと、興津川を見たいと思った。
今まで一台たりとも自衛隊の車両をていない。
取水元の川はどうだろうか?
意外と平気のように見えた。
しかし、所々路面が水浸しになっている。
山に流木が引っかかり、そこに土砂が溜まっている。
危険を感じて引き返すことにした。
途中公民館があった。断水もなく水も足りているようだった。
帰宅後友人にレポートを送る。
「見えない災害のようで気持ち悪い。」
「表面的には綺麗に見えるけど、すごく怖い。」
正直に感想を述べた。
彼女は「レポートありがとう、一生恩に着るワ。」
![](https://assets.st-note.com/img/1664278980319-DCiQBIgKco.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1664278980549-6z3ZtiUdSk.jpg?width=800)
と言ってくれた。
私は彼女に注文した。
「浸水被害の写真が欲しい」
そうして送られてきた写真がこのレポートでした。
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