骨董屋
再びクラシックな造りの
扉の前に来ていた
開くと扉に付いた
カウベルの音が鳴り響く
奥から
「いらっしゃい」
の声。
私は店主に
「欲しい物が有るんだ」
と、言った。
店主は
「何を欲しいのですか?」
「中身が白い本が欲しいんだ。
絵か物語を書こうと思って」
店主が
「此処には色々と変わった物が有るのに…」
と笑いながら出してくれた
「それと、此れも」
と、もう一冊、渡された
見ると
『片翼の天使』と題が書いてある
「此れは…やらなきゃだねありがとう」
と、店主に礼を言って
店を出た
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?