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語学留学を彫刻する。#1

結局、語学力が海外での成功を左右する。

 最近、ヨーロッパで活躍し流暢に現地の言葉でインタビューに答えるサッカー選手を、テレビ等でよく目にするようになりました。とてもカッコ良く見えます。当然みなサッカーの実力があるから、よりレベルとサラリーの高い、海外(主にヨーロッパ)で活躍できるわけですが、海外に渡った日本の実力者がみな活躍できているわけではありません。様々な理由があると思いますが、ある程度成功を収めている選手はみな共通して語学が堪能です。

 確かに、サッカーをプレーするには言語は介しませんが、プレーをするのは人間です。その人間同士でコミュニケーションが取れないと、結局自分の事を理解して貰えないし、主張が出来ません。さらに欧米には、日本と違い「察する文化」がないと良く言われます。主張しない人は理解して貰えず、黙っていても誰も助けてくれないのです。結局、語学が出来て、きちんと自分の意思を伝えられる選手が、海外でも自分の地位を築き、高い評価を得ているように思います。(逆に言うと語学ができればもっと活躍した選手がいるようにも思います)

 このサッカーでの現状は、芸術の世界でも当てはまると思います。確かに、芸術は言葉を介さずコミュニケーションが「ある程度」図れます。しかし、特に現代アートは、言葉での説明が必要不可欠です。自分はどういった信念を持ち、どういった表現を目指すのか、明確に伝えられなければ、相手にしてもらえないのです。

 よく「留学中は、スタジオにこもって制作ばかりしていた」というような話を聞きますが、それなら留学する意味があまりないんじゃないか、と私は思います。やはり他国の学生と積極的に交流し、意見をぶつけ合うことに留学の醍醐味があるし、スタジオにこもっていた大抵の理由は、語学力が無くて、交流できないからというのが本音なのではと思うこともあります。
 結局、語学(特に世界共通語としての「英語」)がどれだけ出来るかが、海外でやっていくために、とても重要な要素なのは間違いないと思います。

 語学力を向上させる選択肢として、まず考えられるのがやはり「語学留学」。現地で生の言葉を聞きながら生活・勉強する事で、語学の飛躍的な向上を目指します。そこで、語学留学のメリット・デメリット等、「語学留学のリアル」を次号でご紹介したいと思います。

乞うご期待!

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