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この話どっかでした気がする。

いろんなことが同時多発的に頭の中に乱立して、結局全部中途半端でボッシュートされていく。
失くしものをしないことと時間通りにすることが人生の命題。
おっちょこちょいのちょいちょいヒューマン。

までもそれなりに歳は取ったので、どうしたら他の人に不愉快さを与えずに一日を終えるかは、だんだん学習してきた。
あるときは他者が怒られている時に、あるときはOJTで(そして引きずる)。

ただしなかなか修正されないこともあるもんで、大人のたしなみ的に「言わんでいいこと」ってあるじゃないですか。

言いたくなっちゃうよねー。

昔うちのおじいちゃんがCHERRY吸ってたんだけど、近所のおばさんがおばあちゃんちにきた時に
「うちの人がパチンコでもらってきたんだけど、誰も吸わない銘柄で。お宅のご主人赤いの吸ってたわよね?」
って、赤LARKをカートンでくれたことがあって。
当時未就学児だった(はず)のなかむらは瞬時に居間にダッシュ。
ストックのCHERRYを引っ掴んで、近所のおばさんに「おじいちゃんのはこれだよ!」と、黄門様の印籠ばりに掲げて見せた。
ひれ伏せ。そして誤りを正せ。うちのおじいちゃんはCHERRYだ。どうだ格好よいだろう。
ちなみに父はセッタだ。色がないから惹かれない。あとつぶつぶに見えるからちょっと嫌だ。
おばさんは、間違えたわ、とカートンを持って帰った。完全勝利だ。

のちにおばあちゃんに、「ああいうときは黙ってありがとうって貰うの。」と説明されたが全く意味がわからなかった。

流石に今なら意味は分かるけど、この癖はなかなか無くならない。
大人になって、人に物を教えたり、同業他社と競ったりすることが増えたけど、
「言ったほうが良いこと」と「言わなくても良いこと」と「言わないほうが良いこと」を区別する必要が増えてとても困る。

選択にも精神力を使うから、思考停止で「言わない」を選択すればいいんだけど、先述の通り言いたくなっちゃう人なので、言わないことによる精神力消費もバカにならないのですわ。

今も明らかに矛盾している事象を指摘すべきかどうかを迷って精神力を消費している。
きっと言わないんだけど、言わないストレスをこうして文章にすることで紛らわしている。

そして仕事のために開いたはてなブログとイラレの画面が黙ってこちらを見ている。

ちょいちょい。

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