![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58688365/rectangle_large_type_2_ca22bd999cfe513bf20069940aab5368.png?width=800)
高知「竜とそばかすの姫」 の聖地へ 〜自然の多様性と心の多様性を考える
世の中は
まだまだコロナとか、加えてオリンピック開催の是非とか
うんざりするニュースに紛れている真っ最中です。
わたしの住んでる街はこのとき
「まん防」も「緊急事態」も出てなかったので、計画していた旅を決行!
偶然にも、1週間くらい前に観た映画『竜とそばかすの姫』の舞台でもある「高知」へ。
結果、身体と心もデトックスできて
自分とも向き合えた。
そして何より
高知サイコーー
楽しかったし、美味しかったー
ブラボーー と立ち上がって叫びたい👏
1日目 四万十川へ
高知空港から車で四万十川へ向かう。
天気は晴れ
飛行機雲が横に走ってる
視界に人工物がほとんどないんです。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58580932/picture_pc_f34df25b864db554d6e9155695d3847c.png?width=800)
まずは腹ごしらえで道の駅へ。
ちょっと雰囲気のある道の駅「四万十とおわ」にある「とおわ食堂」。
建物の奥が四万十川になっていて、景色がすごくいい。
こんな景色を眺めながら食事ができます。
しかも、下の写真をよくみると川の上にラインがあってそこに人が!
川を横断するジップラインがあるので渡っていく人まで見えるんです。
![四万十とおわ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58653325/picture_pc_6a7d5c3b81fce01e429d4441cda0fb75.png?width=800)
午後からカヌーに乗る予定なので食事は軽めの「四万十青のりうどん」。
麺に四万十川の天然青のりが練り込まれてます。
川で青のりが採れるとは知らなかったぁ
讃岐うどんほどコシはないけど、これも美味しい😊
![青のりうどん](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58655304/picture_pc_c2258804472c644f07f8b08d6fe74082.png?width=800)
四万十川とひとつになれる 〜カヌーで川下り体験
とにかくめっちゃ暑い日だった。
「早く水に入りたいけど、川って日差しを遮るものないじゃん、大丈夫か」
と心配してたのも、川に足を踏み入れたら夢中になってた!
「水が綺麗!しかも魚いっぱいいるんだけどーー」
見えますか?わたしの足のそばにいっぱいいる小さな魚たち。
細くて黒っぽいのが全部魚です。
「もしかして老廃物とか食べてくれるのか?」
足を近づけてみたけど、それはしてくれなかった。
逆に、夕飯でこの子たちをいただくことに ……
ゴリという魚の一種らしいです。唐揚げ美味しかったぁ😁
![川魚](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58656685/picture_pc_1b33ef673e8cfef5767a6fa4163b6d86.png?width=800)
![カヌー体験](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58657345/picture_pc_b90e8492107ff0b96b9f027a47913aac.png?width=800)
カヌーは半日で計4kmのコース
途中で休憩もあったし、無理せず参加できる初心者向けのプラン
ツアー前にはちゃんと講習もありました。
四万十川の上を自分が漕ぐカヌーだけで4kmも下れて、途中にはちょっとした急流もあって、アトラクション気分も味わえる!
涼しいしとにかく楽しくて、川とひとつになれる貴重な体験でした!!
2日目 足摺岬と沈下橋
まずは、足摺岬まで足を伸ばしてみました。
180度のパノラマ
海も空もめっちゃ綺麗です!
海の近くだからか生えてる木が違って南国のようでした(ほんとに南国かも)。
岬に行くまでの道がけっこう鬱蒼としてて、人が歩いていくとフナムシがさっーーと道を開ける。
フナムシ得意じゃないけど(とくに動きが、Gに似てる)
でも自然に触れてるとそういうの、だんだん気にならなくなるみたいです。
![足摺岬](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58659920/picture_pc_a56fbe699c6b40a3fc67770e428d1b1b.png?width=800)
そして四万十川方面に戻りながら、沈下橋でも写真撮影!
沈下橋はたくさんあるんですが、その中の一つ「高瀬沈下橋」です。
![沈下橋](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58663242/picture_pc_fe715a1940f49558548dc229b9374bb5.png?width=800)
こんな大きな川にガードレールも手すりさえない橋ってはじめてかも
歩いて渡る分には幅がけっこうあって大丈夫だけど
ここ車で渡れるんです。
ちょっとハンドル誤ったら落ちるじゃん
高知の人ってすごいですね。
わたしは運転しなかったけど、上は川を渡った後の写真。
他の沈下橋ですが、トラック渡ってるのも見ましたー!
高知の人ってすごいですーー!!!
下は橋からの眺め
やっぱり人工物が無い!美しいです。
![橋からの眺め](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58666010/picture_pc_15b3fff4092cf639b0c1d42b01ce252b.png?width=800)
農家レストラン「しゃえんじり」
ランチは、四万十市にある農家レストラン「しゃえんじり」におじゃましました。
こんな時じゃなければバイキング形式のお店らしいのですが
いまは定食風のランチでした!
![しゃえんじり](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58667429/picture_pc_6c73022f80d87fa70db725eb2edd599f.png?width=800)
地元の食材を使って、ほんとに近所のお母さんたち(たぶん)が作ってくれた料理です。
これに、天ぷらとメインは「米なすの鹿肉みそはさみ揚げ」か「アメゴの南蛮漬け」が選べて、最後にデザートまでつきます!
食材によってメニューが変わるみたい
全部で税込1,000円でした(コスパいいです)ーーー。
![はさみ揚げ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58667929/picture_pc_6b8c69bb79326b1110c36c422d9fc65e.png?width=800)
なすが大きくて揚げたてでジューシーで、鹿肉はクセがなくて美味しかった〜☺️
食事が終わってのんびりしてたら、お母さんが生きてる川海老を見せてくれました。
大きいし色が違くてびっくり、調理すると上のお膳右下の色になります。
これは、朝にお母さん家の隣の漁師さんから仕入れたらしいです。
他のお店でも川海老は食べたけど、ここのが一番大きかった。
殻まで食べれて美味しいです〜
![川海老](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58669146/picture_pc_c2c4a446c1d9ff425cfeeb633c062789.png?width=800)
この農家レストランはめっちゃおすすめです。
こんな時期というのもあるけど、地元(高知市)のお客さんばかりだったのも美味しい証拠かと思いました。
お腹いっぱいになって、満足〜〜。
お母さんたちのあたたかさにも触れられて
ほんとうに、
「ごちそうさまでした!!!」
そして湖畔のホテルへ
今回の旅は、自分へのご褒美旅というのもあり
2日目のホテルはちょっといいとこです。
![レストラン](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58670598/picture_pc_cfecbbfc8f693b8a244e33ce3b2cf6c5.png?width=800)
ホテルのレストランからテラスを見るとこんな感じ。
「やばい、やばい、」
と連呼したいくらい綺麗。
しかも朝食は、このテラスで食べれます!
![朝食](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58671055/picture_pc_2c2025fd818b2c7385c1234f0d72db6b.png?width=800)
自然の多様性ってこういうことかも
もちろん
ホテルのスタッフの方々の手入れが行き届いてるのは確かです。
でもほんとに自然がそのまま美しいんです。
実は、旅行前にこの写真を見て、絶対ここで朝食を食べる!
と決めてたんですが、こんなに木が多いなら蚊とかいるよねーー
って、虫除けスプレーまで買って準備してました!
それが、
蚊に一度も刺されなかったんです。
というか近くにさえ飛んでなかった。
「なんで?」
それで、よーっく湖を見ると
トンボが湖面をいっぱい飛んでいるんです。
木の上の方を見ると、大きな蜘蛛の巣もある…。
これが自然の姿なのかな、と思いあたりました。
ちゃんと食物連鎖が機能しているから
一部の虫や生き物が、はばをきかせてないのかも
「そういえば、高知に来てから一度もカラス見てないなー」
![テラス](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58678680/picture_pc_dd91456e6b8d36485951d14092d0f3e4.png?width=800)
気づけば、自分にも変化が起こってました。
「そういえば、ずっとスマホ見てないや」
目の前の自然に比べれば、携帯ってほんとに小さな世界だと感じてしまって、
どんどん手にする時間が減ってきてる。
そしてそんなふうに、心のデトックスができると、
心からありがとうが言えるようになってた。
もちろん、向こうは仕事でやってるんだけど
例えば料理って、美味しいものを食べてもらたい気持ちって伝わるよね。
素敵な時間を過ごして欲しい、という気持ちも伝わってくる。
それで
心から「ありがとう」が言えると
一つずつ、心が軽くなっていく。
ほんとうに素敵な時間をありがとうございました。
最終日 「竜とそばかすの姫」の聖地へ
とうとう最終日
高知市から比較的近い清流の仁淀川へ!
ここが映画の舞台となった川です。
車から川を見てるだけで綺麗なのがわかる。
四万十川はどちらかというとグリーンの清流で
仁淀川は、完全にブルーです。
そして仁淀ブルーのメッカが
「にこ渕」です。
曇りがちな日だったので、ちゃんとブルーに見えるか心配してたけど
ここまで来てよかった〜〜
駐車場から急な階段を降りていくと
すぐに目の前にブルーの淵が現れてうっとり。
大学生くらいの男子グループも
「やっべぇ、やっべぇ」
って言ってました 笑。
![にこ渕](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58680104/picture_pc_02e58b9efad68cee9078616579f28611.png?width=800)
神聖な場所みたいで
泳ぐのは禁止されてましたが、水に足をつけるくらいならたぶんOK。
![滝](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58680987/picture_pc_93cd53b8b3c15bae90b6f5db333daf4c.png?width=800)
映画を振りかえって
空港に戻りながら
映画の1シーンとなった場所で写真撮影!
まず、こちらが映画のシーン。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58681428/picture_pc_2588138fe1c22d38e60d0f15dfc5ddf8.png?width=800)
予告映像などで公表されている映画「竜とそばかすの姫」のシーン((C)2021 スタジオ地図):高知新聞HPより
で下が、わたしが撮ったのです。
堤防の上は歩いちゃだめだったので、同じポーズはできませんでしたー
![聖地巡礼png](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58681842/picture_pc_183cd35ec4c0ac87c021901e92372406.png?width=800)
ここからは、曲を聴きながらお楽しみください(なんてね)。
映画について最後に触れるなら
わたしは、すごく好きな映画だと思いました。
一部でネガティブな評価をしてる方達がいるのは知ってます。
でも、少なくともわたしは
すごく心動かされたし
とにかく曲と歌声と映像もすごく良かった。
ネガティブな評価をする人の原因が
そうだというわけではないのでしょうが、
この映画の一つのテーマとして
「過剰な正義をふりかざす人」
があったと思うんです。
答えは一つじゃないのに
正論という名のもとに他者を攻撃する人たちは
本当に危ういです。
そしてネガティブな意見を大きな声で言ってる人たちの論旨は、およそ似たり寄ったりに感じます。
答えは一つじゃないのにね。
高知の自然を通じて
「偏った状態ってこんなに居心地悪かったんだね」
と、改めて感じました。
綺麗なものも
一見そうじゃないものも
心のあり方や意見も
みんなを認められる世界が、 一番素敵です。
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