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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

OneShotをクリアしました

OneShotというゲームをクリアしました。
めっちゃネタバレをして語りたいと思うので、すでにクリアした方以外はお気を付けください。
未プレイの人向けの布教的な意味合いは全くなく、終わって思ったことを書いているもので完全にネタバレ。
このゲームはネタバレが致命的だと思うのでどうか未プレイの人は見ないで。マジお願いです。

※クリアしたばかりの新鮮な気持ちを残すために、あえて、推敲せず勢いで書いています。

~ネタバレ注意!~

~ニコかわいい~

~ネタバレ注意!~

~未プレイの方はスクロール禁止!~

~ネタバレ注意!~

~点灯屋さんにファンレター書いた人だれだったのか気になるし、ファンレター大事に保管してる点灯屋さん最高~

~ネタバレ注意!~

PCゲームであることを生かし、ファイル操作が必要なメタゲーム、と聞いてプレイしましたが、そういったPC要素はむしろオマケだったと感じました。

フィクションのキャラクターを、いかにして『(別世界に)実在する』と信じさせるか、という点に特化しているなと。
それは、猫っぽい人が一般的な世界のニコだけでなく、私の(そしてみなさんの)PCにいる、ワールドマシンくんの演算世界のキャラクターたち。
ニコが言っていたように、ワールドマシンがまともに動けなくなっても、四角形に破壊されるまではどのNPCも行動できていた。プログラムの指示がなくても、NPCたちは新しいプログラムをつくってニコとおはなししていた訳で、それってつまり全キャラ制御化して、生きている、のだと。
これを信じられるかどうかが、このゲームを楽しめるかどうかの肝だと思う。NPCまではいかなくても、少なくとも「ニコがいる」と思える人でないと、このゲームは全然楽しくないだろうし、信じられる人が「OneShot最高!」て言っているのを過剰評価だと感じるだろうなって。
※誤解なきよう追記しますが、向き不向きと言うだけで、どちらのタイプにも優劣があるとは私は思いませんよ!

最後までクリアしたら、回想モードしか遊べないって言うのがまた、いいですよね。私はニコとはもう会えない、会ってはいけない。それがいいのだと思える。

これって、良い言葉で言うと祝福、と言える。私にはニコと友達になれた、という祝福。悪い言葉で言うと呪いになってしまう。私はニコともう会えないし、新しいPCがOneShot起動できなかったらせっかく制御化したワールドマシンやNPCたちが動く時間を作れないって罪悪感を抱えることになる。

しかしこうなるとね……家庭用の移植が。どうかなって。またニコ巻き込まれるのかーって思ってしまうよ。あとフォルダ操作とかどうするのかしら。案外、移植っていうのはちょっとした嘘で、続編だったりしてね。

~この先、ゲームを少し離れた創作の話~

フィクションのキャラクターがいると感じられる、という仕組みは、創作活動をした人にとって感じるところがある点だと思われるのですよ。
自分の考えたキャラクターが、自分の心のうちで、生きていると信じられたら。
よく、作家さんが「キャラクターが勝手に動き出す」と仰っていますね。ああなると、それってプログラムとか使わずとも、心の中でキャラクターが制御化された状態なのではないかなって思うのです。OneShotのおかげで一言で説明できるようになった(ただし大抵の相手に通じない。つら)

私の心の中は、どうかな。私がツイッターの企画やTRPGで作ったキャラクターたちは、制御化している子たちなのかな。

^ロ-ロ^ノシ

こういうと「現実と空想の区別がー」みたいに言う人、いっぱいいると思うけども、そうじゃないんですよ。あくまでフィクションのキャラクターなので、実在はしていないし、心の中で制御化されているだけなんですよ。

……またOneShotの話に戻るけど、シルバーが暴走したのは、これが原因かもしれないね。制御化したキャラクターが作った制御化したロボット。シルバーはそこで、キップ博士たちが自分と同じだと気づいて暴走してしまったのかもしれない。序盤の彼女が、暴走中のワールドマシンくんと同じ意見だったのも、自分を含めた人々がNPCだって気づいたことを、どこかで覚えていたからなのかもしれない(暴走止めたのって誰だっけ?キップには手に負えなかったのは覚えているんですけど)

【一時間後に追記】
図書館にいた作家キャラも、制御化してたの分かりやすくて感動してたの思い出しました。
最初は作者とのネタかぶりに悩んでいた彼が、作者にはない自分だけの作品を書こうとしている。
あくまで試みているだけなので、本当に彼だけの作品(=作者がプログラムしたものではなく、彼のコードが自らプログラムした作品)が書けたのかどうかは、不明ですが。
私は信じましたね、彼がオリジナルの物語を書けたことを。

とりあえず、今日はこのへんで。いずれ時間が取れたら清書するかもしれないです。

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