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僕の大好きだった人~僕が大好きになった人~

この話は【僕の大好きだった人】第14話になります!
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君とさよならした日、
マンションの前のイチョウの木が満開に黄色く染まってて
僕はそれを見ながら何も考えられなくて、煙草吸ってた。


僕の大好きだった人~僕が大好きになった人~


言わなきゃ良かった…

で頭の中がいっぱいで、どのくらい時間が経ったかもわからなった。

どうしたらいいのかわかんなくて

ただ、呆然としてた。


ガチャ

と部屋の扉が開いたから

びっくりしてそっちを見たら

コンビニのビニール袋を持ったマモル君が立ってた。

マモル君「まだ泣いてるん!?」

「帰ったかと思った…」

マモル君「え?帰る訳無いやん!笑」

「え?何コンビニ??」

マモル君「いやちょっとだけ自分の中で整理したかったのと
俺も呑もうかな?と思って、つまみも買って来たよ」

「そっか…」

マモル君「そもそも、星君泣いてるのにほって帰る訳無いやん笑」

安心したらまた涙出てくるし
もうよくわかんないし

マモル君「なんかさ、わからんけど、2人で上手くいくように考えようよ」

そうやった。
僕が好きな人は優しくて、なんか心強くて、かっこいい人やった。

告白をしてちょっと調子に乗ったのか
さっきまで泣いてた癖に

「いやほっんまに好きでさ笑」と話す僕。

「やっぱ変は変やったもんなー!笑」と笑うマモル君。

お酒も結構入って

「ちょっと抱きついていい?」

マモル君「別にそのぐらい、いいよw」

「他にもお願いあるねんけど…」

マモル君「何www」

「ちゅうしてもいい?」

マモル君「別に構わんよw」

「あのさ、他にもあるねんけど…」

マモル君「え?まだあるの?wwww」

「気持ち悪いって思われるのわかってるねんけどさ」

マモル君「わかってるなら言わんとく?…笑」

「服、脱がせて抱き着ついてもいい?」

マモル君「・・・・」


マモル君「流石に恥ずかしいから電気消す?」


!!!!!!!!


マモル君「今日だけやからね!絶対2人の秘密やで!!!」

と言ってたマモル君は


それからの数年間、


僕の今日だけの彼女になった。


あと、人には秘密って約束は


ここに書いてるから思いっきり破ってるけど、

勿論書く前に本人に了承をもらっている。


僕達は健全では無かったかもしれないし
人から見たら
ただの依存だったのかもしれない

当時も2人で
僕達の関係は間違っているのかもしれない。

と悩んだ日もあったけど、

僕の人生で。

とても深く、優しく残ってる

大切な思い出の一つだ。



次回僕の大好きだった人~同居

お楽しみに!


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