知っていますか?裁判官さんの存在。
今、調停をやっている方、これから調停をされる方、
調停は、調停委員のほかに、
裁判官(弁護士さんが非常勤でやっている場合もあり、その場合は家事調停官という名前になります)
が控えているのはご存知でしょうか?
裁判官は、調停がスムーズにいけば、全く会う機会がありません。
ですが、
調停が、全く進まない、埒があかない、
と感じた時に、調停に同席してもらうことができるんです。
私の場合、相手が、ようやく離婚に同意する方向に動いたにもかかわらず
財産分与などの話し合いにむけて、
提出してほしいと伝えたものを、一向に用意してくれず、
ここまでで、調停を始めてすでに1年がたっていました。
調停委員は、ずっと、「彼も仕事で、忙しいの。理解してあげて。」
としかいわなかったので、もう埒があかない、と思いました。
不成立にして、裁判しようと決意して、
その旨を調停委員に伝えました。
すると、調停委員が、裁判官をよんでくれました。
この裁判官の登場で、
事態は大きく動きました。
まず、裁判官は、相手も一応離婚に応じる姿勢をみせている。
つまり、調停で話は進んでいないわけではない。
もう一度、書類を提出できないのは何が原因か、
本人にしっかり確認し、
納得できない点があるならば、
しっかり主張をしてもらい、
そのうえで話しあっては、というお話をいただきました。
その結果、
相手からの主張があり、
その主張をうけて、妥協できるところに
落とし込むことができ、調停を成立させることができました。
結局、書類の提出が遅れたのは、
本人が納得てきない点を消化できず、
だらだらと提出できないことが原因でした。
それを一度、しっかりと主張することで
本人もようやく決断できたようです。
ここで実感したのは、やはり、
調停委員は、話合いのプロではないが、
裁判官は話し合いのプロである、ということでした。
裁判官さんは、普段忙しく、基本的に調停に顔を出すことは
ありませんが、このような事態に陥った時に、同席を
お願いすることができます。
あともう一点、
あまりに調停委員の態度がひどい場合、
差別的な発言をされた場合、
裁判官さんに書類で抗議することができます。
書類、というところもポイントらしいです。
やはり書類で提出すると、無視できない側面があるようです。
実際に、私は一度、弁護士さんを通じて
抗議文を提出しています。
調停委員さんを変えるのは、
実際にはほとんど例がなく、難しいです。
ですが、抗議すると、
調停委員の態度がかわったな、と実感しました。
裁判官さんの存在、ぜひ覚えておいてくださいね!!
それでは!(^^)/
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