LINEヘルスケアの囲い込み方が凄まじいと思った話
はじめに
おはようございます。
医療介護データ研究所の まじめな所長です。
毎朝30分で、その時思ったことをコラムとして書いています。
今日は、「LINEヘルスケアの囲い込み方が凄まじいと思った話」について書きたいと思います。
LINEヘルスケアとは
LINEヘルスケアは、オンライン健康相談サービスです。
LINE(株)とエムスリー(株)の共同出資により設立した合弁会社LINEヘルスケア(株)によって提供されています。
オンライン診療まではいかないけれど、その一歩前の相談が出来るサービスという位置づけのようです。
LINEヘルスケアの囲い込み方が凄まじいと思った話
そんなLINEヘルスケアですが、現在、厚生労働省と一緒に新型コロナ対策を行っています。
恐ろしいと思ったのは、そのタッグの組み方です。
昨日、LINEが行う第4回の新型コロナ対策のための全国調査アンケートがありました。
今まで何気なく答えていたのですが、答え終わった後、よくみると「各地域のサポートを受ける」というボタンがありました。
このボタンをクリックすると、各都道府県コロナ対策LINE公式アカウントに遷移するのですが・・・
遷移してみて驚きました。
右下にLINEヘルスケアへの誘導がでかでかと表示されています。
今の時期、とってもありがたい、親切な取組みだと思うのですが、ビジネス的な視点で見ると「囲い込み方が凄まじいな!」と思いました。
しかも、今は、厚生労働省からの支援により、無料でサービスを提供しています。
394人の医師から相談相手を選ぶことができるようです。これだけの医師に無料でいつでも、気軽に相談可能というのは本当にすごいことですね。
厚生労働省によると、コロナウイルスの全国調査は、約2,400万人の人が回答しています。
これだけ大規模なアンケートとセットでPRされ、さらに無料利用の特典付きということで、相当に認知が広まることは間違いないと思います。
まだ、オンライン診療を本格的におこなっているわけではないようですが、これからオンライン診療に乗り出すのは、間違いないのではないでしょうか。
既存のオンライン診療サービスの提供者さんからすると相当怖い存在なのではないかなと思いました。
おわりに
今日は、「LINEヘルスケアの囲い込み方が凄まじいと思った話」というテーマで書きました。
LINEさんも、エムスリーさんも囲い込みがとてもうまい会社ですので、この2社が組んだサービスLINEヘルスケアというのはやっぱりすごいですね。
ここまでやるかーと、驚きました。
エムスリーさんの囲い込みについては、前にも記事を書いていますので、興味のある方はぜひ見てみてください。
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それでは今日も良い1日を。
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