見出し画像

【EVENT】株式会社大丸松坂屋百貨店 時代の最先端を行くクリエイターへの称賛【TOKYO XR&メタバースコンテンツビジネスワールド】

 2024年1月26日から28日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトにてXR・メタバース等産業展2024実行委員会主催の「TOKYO XR&メタバースコンテンツビジネスワールド」が開催された。
本記事では出展企業の一つである、株式会社大丸松坂屋百貨店について取り上げていく。


バーチャルでも加速する大丸松坂屋の実力

 VRSNSであるVRChatで度々開催される様になったオンライン展示イベントであるバーチャルマーケット。
同イベントの中には企業が出展するブースも存在し、一般ユーザーの出展物とはまた違う「企業の」特色あるアイテムやデータといったものが取り扱われている。
そんな中で多角的にコンテンツを展開するのが株式会社大丸松坂屋百貨店だ。

 同社はこれまで自社の取り扱う製品をバーチャルデータとしてVRChat上に落とし込み、バーチャルマーケット上の会場で非常にクオリティの高いオブジェクトとしてギフト製品を見ることができた。
取り扱うギフトの多くがお歳暮やお中元といった時期に利用できるハイクオリティな食べ物の数々であることから、訪れたユーザーの大半はだいたいお腹を空かせてしまい、ついついギフトの購入ボタンに手が伸びるという事もあるようだ。


 そんなハイクオリティなギフトの次は、大丸松坂屋百貨店ブランドの「アバター」の販売に手をかけたのである。
大丸・松坂屋アバター販売公式が手掛けるアバターは3万円代というお値段ながら、そのどれもが精緻な作りとなっておりアバターモデルの中では1万円以上のハイブランド帯に属するものだ。
なによりも特筆すべきは、これを企業が公式としてブランディングして行っているという事である。
どうして大丸松坂屋百貨店がこういった要素を手掛けているのか、今回のイベントではその骨子を伺う事ができた。

常に最先端を行くクリエイション行為を後押しする使命

 株式会社大丸松坂屋百貨店は東京都江東区に本社を置く企業である。
現在はJ.フロント リテイリング株式会社の子会社として、百貨店の「大丸」と「松坂屋」を運営しているのが同社の主な業務だ。
そんな中で同社の文化に対する後援事業というのは、実は大きな働きをしていたのである。

 大丸はかつて国外におけるブランドの積極的なライセンス契約を行ってきたという歴史がある。
戦後まもなくの1953年、日本が立ち上がりつつある時期に海外のあるブランドを日本国内において独占販売契約を結んだのだ。
その名はクリスチャン・ディオール。DIORの名で今は知らぬものはいない程の有名ブランドを、ファッションショーの開催も伴いながら日本に持ち込んだのである。
1964年には入れ替わる様にジバンシィが独占販売契約を締結。かの大女優であるオードリー・ヘップバーンも愛したブランドを顔にする大丸は、ファッションブランド開拓の先駆的役割を担ってきたのである。
もちろん松坂屋も名古屋に松坂屋美術館を所有。数多くの展覧会の開催元として、文化活性化に貢献を果たしている。


 そしてここに来て令和の世の中、最先端のクリエイション行為というものを探す大丸松坂屋百貨店において天啓を得たのが「アバター」である。
クリエイター次第でブランドに近しい価値が付き、そしてクリエイター次第でその出来もカスタマイズ性も大きく左右されるこの界隈は、まさに彼らが探していた「クリエイション」の鏑矢であった。


 最近ではこの大丸・松坂屋アバター販売公式が手掛けるアバターは、横須賀市とのコラボレーションを経て「スカジャン」をカスタマイズ次第で着る事が出来る様になっている。
こういった最先端のアバターと流行のファッションの融合というコンセプトも、また大丸松坂屋百貨店の目指すところにあるものと言っていいだろう。
美麗であり公式に価値が保証されているハイブランドアバターにも手をかける株式会社大丸松坂屋百貨店。同社の今後の取り組みが更に大きな雄飛を生む事を期待したい。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?