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居る日記|3日目(宮本)

昨晩、日記を更新したあとに10分ほどヨガをして眠った。
睡眠の質が明らかに向上した。
今日は豊岡市立歴史博物館を目指す。
外は雨。


リサーチ3日目

江原駅から歴史博物館までは15分ほど歩く。まず何か食べたい。

コロッケ弁当

あったかい…ありがたい…
江原駅東口の目の前にあるお弁当屋さん。お店の前に立ち止まって中を覗いていたら、店主の方が出てきて「お弁当屋で〜す」と言ってくれた。そんなのずるいよ〜と思いつつよろこんで吸い込まれる。これはコロッケ弁当。ほかにも焼きサバ弁当やシュウマイ弁当などラインナップが魅力的だった。つい数日前にオープンしたばかりのお店で、お弁当がすべて480円。ありがたい…あったかい…

駅前に腰掛けてばくばく食べる。元気が出たので歩く。
雨のおかげで昨日までよりずいぶん涼しい。

コンビニレストラン オレンヂ

左側に小さく写る紫色の看板が豊岡市立歴史博物館。なんでコンビニレストランの方撮ったんだ。日記に書くことを考えてなさすぎる。

博物館は展示の仕方がよく考えられていて、見せ方の工夫とそのためにかけられているであろう手間を随所に感じた。子どもにもわかりやすく伝える工夫の仕方が「やさしい文章で説明をする」以外のアプローチでなされている。

久田谷銅鐸

この展示の仕方とか感心した。デザインのことを考える。

「全国に造られた国分寺」の展示も、執念のようなものを感じられてよかった。わたしの地元仙台にも国分寺(陸奥国分寺)があり、その門前付近の住民が移転してできたと言われる国分町という町がある。国分町といえば地元の人間にとっては「分町(ブンチョウ)飲み」と呼ばれて親しまれる飲み屋街だった。成人する前に上京してしまったため分町飲みは未経験。

「ジジババオコシ」の解説
そんな…

置かれていた但馬の資料をぱらぱら見ていたら「弁当を忘れても傘を忘れるな」の一文が目に入る。滞在初日、コーディネーターの方からも聞いた言葉だった。積雪多雨な地方で、天気がめまぐるしく変わるとのこと。ちょっと調べていたら「弁当と傘」という冊子を見つけた。ここ何年かは刊行されていないようだけれど、いい名前。
気づけば1時間半ほど経っていた。展示のボリュームはそこまで多くはなかったけれど、多くないとわかっていたからこそゆっくり見られた。展示の仕方ばっかり気になっているな。

但馬東洋珈琲

もうひとつの目的地、但馬東洋珈琲。コーヒー豆を焙煎・販売しているお店。また来るかもな、と思ったので味見を兼ねてドリップバッグだけ購入。
公式サイトを見たら「弟子募集」の項目があった。残念ながら現在は締め切られているが、弟子になりたい方はチェックしてみては。

ちから餅
見るからに良い
江原駅前のベンチ

江原駅前に戻ってきた。
えっ?

グッデイのブレンドコーヒーと自家製バスクチーズケーキ

この人またチーズケーキ食べてますよ。
閉店前滑り込みグッデイさん。通いたくなるたいへん良い喫茶店。

江原駅のなんか好きスポット
雨の城崎温泉街

雨です!
ということで臨時のバスが出ていた。これが観光地力(ぢから)。
金曜の夜だからか、昨日までよりも人通りが多い。
一度宿に戻り、近くのカフェへ。Wi-Fiがおいしい。もちゃもちゃと作業をしていたらすっかり遅い時間に。温泉に入らなくては。

外湯巡り3日目

本日は「一の湯」さん。

一の湯

光っている。
洞窟のような露天風呂がある。お湯はぬるめ。温度の違いによるものかわからないけれど、お湯のにおいが強い。
毎日温泉に入っていたら肌が白くなってきた気がする(※個人の感想です)。

『土地も家の中に居る』

今月20日、『土地も家の中に居る』という作品を発表します。
これはそのための居方をつくる過程を記録した日記です。
入場券のご購入はこちらから。

究極的には、この場所で何をするかという思考の終わりを目指して過ごす。蓄積を信じる。

最後まで読んでくれてありがとうございました。
また明日。

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