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行政書士開業。支部との付き合い方を考えよう。

行政書士になるには必ず各地域の行政書士会に加入することになります。そして各地域に支部があり支部に加入することがマストとなっているはずです。
支部会費などもあり、各支部で会費の金額も違います。

私もそんな話を聞いていたので、登録した際に支部長に挨拶の電話したりしました。わたしの所属していた支部では特に支部長挨拶などもなく、むしろ断られました。

定期的に支部の会合などがありますので、その時に会いましょうという感じてとても緩く過ごしやすい支部でした。

何度か会合に参加もしましたがだいだい決まった参加者の人しかいなかったです。飲み会などもあり同業の先輩方と仲良くなるには良い場所じゃないかなと思います。
支部活動している人には役職があったり研修やったりと、なかなか大変そうでした。

長く行政書士を続けるには支部活動に参加するのも一つの手段かもしれません。仲良くなれば分からないことも質問できますし、それぞれ得意分野が違うので紹介したりなどあったみたいです。

私は数回参加しただけで参加しなくなりましたが、
支部主催の相談会には必ず参加していました。自治体主催で定期的に市役所などで開催されてる無料相談会です。

実はわたしはこの相談会で仕事をかなりの確率で受任していました。
この相談会は名刺を渡したり営業活動はできません。ただ相談者がわたしにもっと相談したいとか、依頼したいとなった時は支部の連絡先を伝えます。そして相談者が実際に支部に連絡してくれた時は、支部長から連絡があり、相談者に連絡するというシステムになっていました。

わたしはこの無料相談会でのご指名が多かったのです。多分3人に1人は受注になったような気がします。遺言作成や相続手続きのご依頼をいただきました。

全く相談者がいない相談会もありますが、マーケティング的に考えると相談会に来る方は顕在顧客です。すでに悩んでいる方なので解決先を提案できれば高確率で受任できます。

もちろん無料相談では費用も伝えられないし一般論的な話ししかできませんが、良い印象を与えることができれば、個別相談・受任につながります。

元々証券会社の営業マンでしたので、営業力には自信があったので率先して無料相談会に参加していました。

支部活動に積極的に参加したり、支部の人から仕事紹介されたりということはありませんでしたが、支部活動しっかり参加して、役職に就いたりしているうちに、仕事に繋がることもあるのじゃないかなとは思います。

何にせよ開業当初から仕事が忙しいってこともないと思いますので、できる限り参加するのも一つの営業活動かなと感じています。

廃業した今から振り返れば、もっと支部活動に参加するのも行政書士を続けるためには必要なことだったのかなと思います。

支部の研修講師とかも支部の行政書士が指名されていましたので、専門分野で実績を積んでいけば支部内からの紹介などもあったかもしれません。

何にせよ利用できるものは全て利用するぐらいの気持ちは必要です。上手くいかなかったらフェードアウトしていけば良い訳ですので。  

参考までにわたしの支部は2市合わせて20万人ぐらいの人口の地域でした。支部によって活動の活発度に差がありますので、全く当てはまらない地域もあると思いますが、これから開業する方や開業当初の方に参考になれば幸いです。

行政書士開業。支部との付き合い方を考えよう。って話題でした。


わたしの行政書士廃業の記録はこちらです。


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