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企業の数字から見るGoToトラベルのリアル。地域共通クーポンとキャッシュレス

 新型コロナウイルス感染拡大の第3波の影響でGoToトラベルの見直しが決定し、早速札幌市と大阪市がキャンペーン適用対象外に指定されました。これまでも科学的分析や統計学に強い方々からはGoToトラベルで感染拡大に繋がったというエビテンスは無いと再三にわたって主張されています。また、相関関係は見られないと実際の数字的根拠を見せながら指摘する福岡市の高島市長のような賢明な首長もいます。しかし、相変わらず某医師会会長のように感染者数や重症者数が増えたことを無理矢理GoToトラベルと結びつけて根拠もなく中止すべきと主張する残念な方々も多くいるのも事実です。これまでの感染経路やクラスターの発生状況から見ても問題なのは旅行では無く、大人数での宴会や接待を伴う飲食店での濃厚接触(笑)、高齢者のカラオケ大会が圧倒的な原因なのは間違いない訳で家庭や職場、学校でのクラスターは家族が感染したところから広がっているのです。

 だからGoToキャンペーン一括りで制限するのでは無く、イートをメインに制限すれば良い訳です。飲食業界の方からクレームが出そうですが、別にトラベルの共通クーポンも使える訳でGoToの恩恵がなくなる訳ではありません。
前置きが長くなりましたが、この記事では感染拡大についてではなく、意外と表に出てこない観光事業者に実際どれくらいの恩恵が出ているのかを当社のリアルな数字を使いながら分析してみたいと思います。

リアルな数字から見る地域共通クーポンの売上貢献度

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