見出し画像

わたしの美容観

質問:美容について思うことはありますか?

うるかの回答:

私はモデルや美容家など、美を仕事にする美のプロフェッショナルではありませんが、一人の人間として、この個体として可能な限り美しい姿でありたい、とは思っています。
その根本が「裸の自分の美しさを重視する」という考え方です。

裸の自分とは文字通り、メイクを落としネイルを落とし、下着を外し、裸になって入浴した後の自分の姿。何の飾りも隠すものもない、ごまかせない、加工していない、生まれたまんまの姿。すっぽんぽんのすっぴんの自分を磨くこと。これが私にとっての「美容」です。
メイクは大好きです。グロスも好きです。けれどグロスをつける前の、何も塗っていない唇の血色はいいのか?皮膚のツヤはあるのか?ないのであれば、血色とツヤのために、マメにリップバームを塗って軽くマッサージする。血が足りないから血色が悪いのであれば鉄分豊富な食材を摂る。冷えて血流が悪いのであれば血の巡りを良くするために体を温める、体を動かす。これが私の美容です。

補正下着も否定しません。けれど、大事なのは下着を外した状態の体そのものもケアすること。たるんだシルエットに感じるのであればヒップアップのエクササイズ、腹筋で引き締める。普段から姿勢良く過ごすよう心がける。
バキバキに鍛えるのは無理でも、可能な範囲でコツコツやる。これが私の美容です。
補正下着をつけて服を着れば、他人からは締まって見えるでしょう。けれど私は、だからヨシとは思えないのです。
グロスや補正下着は「オシャレ」「おめかし」であって「美容」とは違うと私は思っています。辞書としての「美容」の定義にはお化粧も含まれるようですが、私の心の辞書での定義は、美容は「自身が美しくなること、美しくあること」、オシャレやおめかしは「美しく見せること」。飾る行為はオプションで、ベースは体そのものだと捉えています。

とはいえオシャレするのも大好きな行為の一つ。服飾品は自分の体の特徴を引き立てるという観点で選んで身につけています。
私は小柄で貧弱な体型で、短足です。どうしても変えられないこの体型、この素材を、「いいじゃん」と自分で思えるように見せてくれるもの、演出してくれる服飾品でなければ。
テイスト、シルエット、丈、素材、色味、トータルバランス。そして、身につけた時の心のときめき。
「この商品は私をステキに見せてくれるか?」買う時は厳しく審査しています。こだわっている方だと思います。

裸の自分の美しさを美容の軸と据えると、自然と健康体を追求することになります。
栄養、睡眠、運動、ストレスの健康4本柱を整えれば肌や髪、爪といった肉体の細胞そのものがうるおい、ツヤツヤになるからです。また体調が良ければ機嫌よく過ごせ、自分の言動もやわらかくなり、それも「美しさ」の一つとなります。
美容と健康は一体のものだなあと、つくづく思います。

「外見より内面の方が大事」という価値観を知らず刷り込まれていて、最近までずっと自分の外見に手をかけていることに後ろめたさがありました。外見を磨く努力をしていることはなぜかコソコソと、内緒にしなければならないことのように思っていました。
でも、外見と内面の両輪で私の命は生きています。外見と内面はつまり、魂のハードとソフト。両方大事なのは当たり前なのに、なぜかソフトの方ばかりを重要視していました。
内面と同じように外見、体だって大事。心を磨くのが大事というなら、外見を磨くことも同じように大事じゃないか。
そんな気づきが昨年あり、今は堂々と、心身ともに美しい人を目指すことにしています。

自分の裸を不意に鏡で見た時にがっかりしないで「悪くないな」と思える、そんな容姿を目指しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?