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あたらしい音楽に出会う過程/夏の幻

Spotifyの公式プレイリスト "Early Noise Japan" を、家事とかしながらリビングで時折流していて、ここから知らなかった最近の曲を拾うのが楽しみになっています。

https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DX4OR8pnFkwhR?si=TKntSL3wQOyeeCczSvJ3Ow

中高生のころはラジオを聞きながらZ会をやっつけていたので、その延長のような。

それで、びびっと耳に来た曲があると手を止めて、曲名とアーティスト名を確認します。


最近、3回続けて『これなんていう曲?』を確認したのが、Omoinotakeの『夏の幻』です(お気に入りに入れたのに1回で覚えない人)。夏の幻といえばGARNET CROWでしょう、とずっと思ってましたが超えてきました。2020/6/26リリース。


びびっとくるパターンとしては、イントロで撃ち抜かれるケースと、サビでひっくり返されるケースとあるんですが、この曲は後者。リズム、ベースライン、メロディどれも非常に気持ちのいい曲でした。

入りから1番のサビまでリズムがかなり独特なので、頭だけ聞いただけだと引っかからなかったかも。こういう出会いは「だらだら流しておく」聞き方が必要です。

私は詞より曲(音)のほうがずっと先行するので、歌詞は後から味わうことが多いです。ストレートに切なさがじわじわ来るシーン描写です。詞がどんぴしゃで先行する人もいるのでは。

あぁ 消えないで 空に溶けていく花火のように
この胸を焦がす痛みは 夏の幻じゃないと言って

「固く結んだコンバース」「夏の風が撫でた制汗剤の匂い」「微熱のアスファルト」などディテールの言葉選びも好きな感じです。

▼花火がめちゃ綺麗なMV。


Omoinotakeは島根県出身、2012年結成のギターレス・スリーピース(ピアノ+ベース+ドラム)。島根きてますね。髭男と同郷で世代も近いとのこと。

鍵盤を弾きながら伸びやかに歌う藤井レオさんの姿は、クラムボン原田郁子さんの姿に重なります。

▼ちょうど一昨日上がったばかりのライブ映像。


昨夜はずっと眠れなかったので諦めて延々YouTubeを回遊してました。目的を持って潜るYouTubeは沼です。選曲にハズレがないと話題のTHE FIRST TAKE (THE HOME TAKE)にも "One Day" が上がっていました。


丸の内サディスティックの男性カバーが好きな方はぜひこちらを。



そしてさらなる楽しみの一つは「ユニット名+インタビュー」で検索すること。いろんな媒体がありますが、私が最も支持しているのは音楽ナタリーです。

▼大御所・柴那典さんの記事がありました。2020年2月。


▼この記事ではceroの『Obscure Ride』とかロバート・グラスパー『Black Radio』への言及があって、なるほどと。


「なかなか眠れないけど開き直って起きていることにした夜」ぐらいしか、積極的に知らない曲を聴きに行くことがないのですが、そういう機会、ポジティブに受け止めていこうと思います。

🍻