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練習は自分で

ヤクルト高津臣吾さんの『二軍監督の仕事』を読んだ。

パシィィィィン!!と家中に響き渡るくらい膝を打ったのが次のフレーズだ。

「基本的に練習は自分でやってほしい。全体練習は1時間で終わります。それ以外のところは自分で考えて練習してもらいたい。とにかく見せ練はなし。」(p25)

組織/マネージャーが育成戦略に基づいてプランニングをするのは『機会』——限られた打席に誰が立てるか、投手がいつ・何イニング登板できるかの配分——であり、その機会を生かすも殺すも本人次第、という視点だ。

たしかに練習の一挙手一投足まで面倒を見ていたらきりがないし、依存的になってしまうよね。二軍の育成選手は誰もが、「プロ」たる一軍でのプレーを目指して自主的に努力するという前提だけど、実際そうだと思う。一時的にやる気が低下したりすることもある。そんなときも、動機付けやサポートこそすれ、主体的に動くのは本人。

自分でバッティング・マシーンをセットして、「コーチ、ちょっと見てもらえますか」と、大人を巻き込んでいくような選手の出現を僕は期待している。(p26)

それでいいんじゃないかね。

限りある「機会」は、上に上がるために成果を出す場であり、自主練では得られない「逆境」経験を積む場であり、練習のチューニングをするための観察をする場。そうした機会をデザインする仕事が増えてきている。

だから、「練習は自分でやって」というのは、自分もちゃんと言い続けていこうかな。


それにしても高津さんは本当に「育成」の仕事が気に入っているのがわかる、良い本でした。そんな高津さんが今季一軍監督!!2000年らへんのパワプロで見たシンカーの輝くステータス値は忘れません。応援。

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【第1回『教養のエチュード賞』プリマドンナ賞】 noteで起きていることや「書くこと」の周辺について、いろいろ分析してはnoteに綴る人です。9歳娘の父。クリエイティブディレクター・PM@ロフトワーク京都。本業のプロフィールは http://bit.ly/illyprof

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