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五倍子の衝撃とは。

先日、初めて五倍子のタンニン下地に挑戦。

草木染めをしない人には何のこと?って
感じなので、少しだけ説明を。

草木を煮出した液で染めるためには、
綿や麻などの植物繊維にそのまま浸しても
色が落ちてしまうことが多い。
そこで、綿や麻とくっつきやすいタンニン
という成分を布に付けておくことによって、
染料と結びつきやすくする。


五倍子とは何かというと、
ヌルデ(ウルシ科)の葉に、アブラムシが
寄生してコブになったもの。

しかし、よくそれを使おうと思った人が
いたなぁと。

市販の五倍子は、乾燥した状態。
もちろん、アブラムシも一緒に乾燥している。
見た目は、まぁまぁグロテスク...

五倍子

で、衝撃だったのが...

くさっ!!

ぐつぐつ煮出すと、不快な臭いが漂ってきた。

何て言ったら良いのか分からないけれど。
良い表現にすれば、烏梅みたいなにおい?
(烏梅の匂いが昔の記憶すぎて全然違うかも。)
すっぱくて、微妙な匂い。
途中から、カツオ節の出汁の匂いかもと
段々鼻がマヒしてきたのか、
匂いが変わったのか。

ちなみに、
五倍子にはタンニンが多く含まれていて、
鉄と反応すると黒くなるので、
昔はお歯黒に使われていたそう。

そして、防虫、防臭効果等がある薬用植物。

というか、防臭??
いやいや、これ自体が臭いって!!
と思ったけれど、
これは、菌を抑制するという意味の防臭効果。


誰も臭いなんて書いてないから、
臭いと思ったのは自分だけかも...

でも、相方も臭い!!と言って逃げて
行ったから、自分だけでは無いらしい。

五倍子下地処理中

この五倍子下地処理をしたTシャツは、
これからインド茜で染色をする予定。

最近、相方がハマったSPY×FAMILYの
アーニャ(女の子)のイラスト入り。
巷で人気の漫画で、この前のハロウィンでも
仮装していた人が沢山いたらしい。


しかし、33歳男が着る予定なので、
カッコよく染めたいと思ってはいるものの、
なかなかハードルが高い...

と思って、その後染めた結果↓


インド茜で染めたら、
アーニャの髪の毛は元々白かったけれど、
インド茜で染まって、アーニャの髪の色
ピンクに。
結構カッコよくできたんじゃないかと
自己満足。

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