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いろうたの小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」

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2022年10月連載開始の小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」をまとめたマガジンです。友人公認とは言え、彼らの娘との結婚に「イエス」というべきか? それ以前に、彼女を幸せにするこ…
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#小説

【短編小説・番外編】ワライバでの、とある一日 ―麗華&孝太郎編―

<麗華>  この曲だけは一番に聴いてほしかった。あたしは作り直したばかりの曲を引っ提げ…

【一気読み・長編小説】「あっとほーむ ~幸せに続く道~」第四部

こちらは「あっとほーむ~幸せに続く道~」第四部(全19話)を通しで読めるようにまとめた記…

【連載小説】第四部 #19「あっとほーむ ~幸せに続く道~」これからも君たちと共に…

前回のお話(#18)はこちら 前回のお話: 37.<庸平>  約束の時間。レストランに現れ…

【連載小説】第四部 #18「あっとほーむ ~幸せに続く道~」始動、そして再会

前回のお話(#17)はこちら 前回のお話: ※年明け一発目! やはり孝太郎回まで一気に読…

【連載小説】第四部 #17「あっとほーむ ~幸せに続く道~」君の未来に祝杯を

前回のお話(#16)はこちら 前回のお話: 33.<悠斗>  あんなに走ったのはおそらく高校…

【番外編】あっとほーむ~幸せに続く道~ 不器用な男たちのキャッチボール

ここに続く前回のお話(#16)はこちら <理人>  どうやらおれの言葉には人を、とりわけ野…

【連載小説】第四部 #16「あっとほーむ ~幸せに続く道~」懐かしい顔

前回のお話(#15)はこちら 前回のお話: 31.<孝太郎>  風に乗って麗華さんの歌声が聞こえた気がした。まさかと思ったが、隣を走る庸平が「あー、やってるやってる」と無感情に言うのを聞いて確信に変わる。もしかしたら庸平経由で僕らが走ることを聞いた彼女が歌で応援してくれているのかもしれない、などと考える。  体操クラブの周知と会員集めを目的に今、僕らは街中の歩道を走っている。経由地には子供が集まりそうな総合公園や広場、児童館や商店街が含まれており、それぞれの場所で走

【連載小説】第四部 #15「あっとほーむ ~幸せに続く道~」神様のギフト

前回のお話(#14)はこちら 前回のお話: 28.<悠斗>  かつておれのそばで寝息を立て…

【世界観紹介】小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」は、精神世界や人生哲学がギュッ…

連載開始から一年。大長編になったので、ここで改めて「あっとほーむ~幸せに続く道~」がどん…

【連載小説】第四部 #14「あっとほーむ ~幸せに続く道~」親と子

前回のお話(#13)はこちら 前回のお話: 26.<孝太郎>  野上クンから「すぐに会いた…

【連載小説】第四部 #13「あっとほーむ ~幸せに続く道~」別れと始まり

前回のお話(#12)はこちら 前回のお話: 24.<めぐ>  こんなに不思議な体験をしたの…

【連載小説】第四部 #12「あっとほーむ ~幸せに続く道~」決断

前回のお話(#11)はこちら 前回のお話: 23.<悠斗>  沖縄の海は数年前に訪れたとき…

【連載小説】第四部 #11「あっとほーむ ~幸せに続く道~」庸平の提案

前回のお話(#10)はこちら 前回のお話: 21.<孝太郎>  紆余曲折の末に和解した僕と…

【連載小説】第四部 #10「あっとほーむ ~幸せに続く道~」それぞれの想いを胸に

前回のお話(#9)はこちら 前回のお話: 19.<めぐ>  雨が降っていること、そしてどうしても確かめたいことがあるのを理由に、現在自宅に居候中のパパに迎えを頼んだ。少し早めに仕事を終えての連絡だったが、パパはすぐに返事をくれ、車で迎えに来てくれた。 「ありがとう、パパ」 「娘の頼み事とあらばいつでも引き受けるさ」  パパはそう言ってすぐに車を走らせ、ハンドルを切りながら話しかけてくる。 「予定より早く終わったの?」 「うん。今日はお客さんが少なかったし、一つ確