【参考に】無地スリーブって何使ったらいいの?(全文無料)

はじめに

カードゲームをプレイする時、一般的に”プロテクター”もしくは”デッキシールド”と呼ばれるものを付けることを推奨されています。
各カードゲームから公式で発売している「カードやパックのデザイン等がプリントされたもの(公式スリーブ)」や、サプライ制作会社から発売されている「アニメキャラ等のデザインがプリントされているもの(キャラスリーブ)」など幅広く商品展開されております。

これらを総称して【スリーブ】と呼ぶ人が多いのではないでしょうか?

そんなスリーブですが、デザインがプリントされているもの以外にも”無地スリーブ”と呼ばれる裏面には何もデザインがされていないが、素材や加工等の工夫により、カード面の反射具合やシャッフル・カットのしやすさなど、一見同じように見えても実際に使用してみると全然違うのが無地スリーブの特徴だと言えます。

今回の記事では【無地スリーブ】について掘り下げて執筆したいと思いますので、興味のある方は読んでいただければと思います。
全文無料なので、最後まで読むことができます。
また、投げ銭方式としておりますので、読み終わった時の気分で投げ銭していただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

自己紹介(軽め)

まずそもそもお前誰やねん。って話だと思うので、軽めに自己紹介します。

名前 あいろに
活動地域 北海道(田舎)
プレイしているTCG ポケモン、ワンピース

かなり簡単ではありますが、自己紹介とさせていただきます。
この記事の最後にTwitter貼りますので、何かあればdmください。

それでは、本題へどうぞ。

無地スリーブについて

冒頭でも記述しているとおり、裏面にデザインはされていないので、デザイン性はありませんが、何と言っても特徴的なのは【シャッフル・カットのしやすさ】だと思います。一番のポイントとしてはファローシャッフル(横入れ)をしやすいのが、無地スリーブかと思います。
裏面のデザインがない代わりに(主に)エンボス加工が施されているので、カードの横入れがしやすい仕様となっています。

とは言いつつも、商品によって特徴はそれぞれです。
「シャッフルのしやすさ」「裂けない丈夫さ」など、それぞれの商品にテーマのようなものが設定されています。
ただ、使用者の好みも存在し、完璧な無地スリーブというものは存在しないと思っています。
ある程度同じスリーブを使用していると、それがお気に入りのスリーブとなり、スリーブが新しく発売した際に手を伸ばす勇気が必要になりますが、価格が高いと少し買いにくいと思う人も少なからずいると思います。

前段も長々と書き連ねてしまいましたが、自分が可能な限り無地スリーブを購入し、使用した感想などをまとめて書き記そうと思います。
良い部分は良い、悪い部分は悪い、と私が思ったとおりに書きます。
これを読み、無地スリーブ購入のヒントになってくれれば幸いです。

※私がポケカを主にプレイしているため、今回は全てスタンダードサイズ
及び枚数に関してもポケカ基準で記載しておりますので、ご了承ください。

(2023/7/10更新)
サムライスリーブとアルテミスの所見を追記しました。

アルティメットガード社

KATANA(カタナ)

購入金額:1,375円
封入枚数:100枚(50×2)
色:黒、白、赤、オレンジ、黄色、緑、水色、青、紫
表裏:オモテ面→クリア、ウラ面→エンボス
使用シーン:競技・練習用
所見:ファローシャッフルのしやすさが抜群、裂けにくいため長期的に使用できるほどの耐久性も有り。新品は開封直後だと斜め崩れしやすい。
値段設定が比較的高め。
(私は競技用としてカタナを使用しています)

Supreme UX

購入金額:440円
封入枚数:50枚(50×1)
色:黒、白、赤、ピンク、ワインレッド、黄色、緑、青緑、青、紫、灰色
表裏:オモテ面→微マット、ウラ面→エンボス
使用シーン:練習用
所見:スリーブ自体が柔らかめで、オモテ面が微マットという点も含め斜め崩れ有り。シャッフルもしやすいが、ロットによって大きさの差があるため、競技用には不向き。
1デッキ分確保するには2つ購入することが必須なため、練習用にしても少しコスパが悪く見えてしまう部分もあり。
カラーバリエーションが豊富なため好きな色のスリーブで練習したい方にはオススメ

UltraPro社

Eclipse(イクリプス)

購入金額:1,500円
封入枚数:100枚(50×2)
色:黒、白、赤、ピンク、オレンジ、黄色、黄緑、緑、水色、青、紫、灰色
表裏:オモテ面→マット(艶消し)、ウラ面→エンボス、背面→黒
使用シーン:競技・練習用
所見:ファローシャッフルがしやすく、オモテ面のマット加工によりカードが反射しにくい。リモートポケカの際に反射しない。
サイズが他のスリーブよりも気持ち小さ目なので、インナースリーブは少し不向き。完全にNGではないが不向き。
価格が少し高めだが、カタナ同様に価格に見合った性能だと感じる。

ソリッド(グロス)

購入金額:1,500円
封入枚数:100枚(50×2)
色:黒(他にもあるかもしれないです)
表裏:オモテ面→クリア、ウラ面→エンボス
使用シーン:競技・練習用
所見:右下にホログラム有り。ロット差もあまりなく、シャッフルも引っ掛かることなく程よくしやすい。特に他と比べて目立った特徴はないが、競技でも差し支えなく使用できる。
ものすごくシンプルでどこか特徴があるわけでもないので、黒無地スリーブがいいという場合は他のもので代用が効くかもしれない。一度試す価値はある。

非光沢マット

購入金額:680円
封入枚数:50枚(50×1)
色:黒、白、赤、ピンク、濃ピンク、オレンジ、黄色、黄緑、緑、深緑、青、水色、紫、ライラック、茶色
表裏:オモテ面→微マット、ウラ面→エンボス
使用シーン:練習用
所見:ソリッド同様に右下にホログラム有り。ロット差が少しあるため競技には少し不向き。シャッフル、触感ともに適度なため練習用として扱うことは可能。数を揃えるとすると少し値段が気になる。カラーバリエーションが豊富なため、好きな色のスリーブで練習したい人にオススメ。

KMC社

ハイパーマットスリーブ

購入金額:620円
封入枚数:80枚(40×2)
色:黒、白、赤、緑、青、紫
表裏:オモテ面→クリア、ウラ面→エンボス
使用シーン:競技・練習用
所見:シャッフルは滞りなくできるが、裂けやすいため競技用というよりは練習用に向いている。競技用としても使用は可能。ロット差もあまりなく、リーズナブルに購入できる。

ハイパーマットプレミアム

購入金額:720円
封入金額:80枚(40×2)
色:黒
表裏:オモテ面→微マット、ウラ面→エンボス
使用シーン:競技・練習用
所見:インナーなしだとファローシャッフルが少ししにくいため、使用する際はインナーがあると良い。ロット差もあまり目立たず競技用としても問題なく使用可能。リーズナブルに購入可能。

ハイパーストロング

購入金額:770円
封入枚数:80枚(40×2)
色:黒
表裏:オモテ面→クリア、ウラ面→エンボス
使用シーン:競技・練習用
所見:上の2つと比べてスリーブ自体が厚く、斜め崩れしにくい。ファローシャッフルしにくいため、こちらも使用するとなると、インナーがあると良い。価格は上2つと比較すると高めだが、他のスリーブと比較すると安め。

スーパーアルファ

購入金額:550円
封入枚数:80枚(40×2)
色:黒、赤、青
表裏:オモテ面→クリア、ウラ面→微エンボス
使用シーン:競技・練習用
所見:スリーブ自体が薄く柔らかく、シャッフル等しやすいが、裏透けがあるため、大会で使用する際は、アルミインナー等裏透けしないよう工夫が必要。薄いため、軽く引っかかっただけで裂けることもある。

カードバリアーシルキー

購入金額:700円
封入枚数:50枚(50×1)
色:黒
表裏→オモテ面→クリア、ウラ面→マット
使用シーン:競技・練習用
所見:ウラ面がマットなため、他と比べて少々シャッフルのしにくさが目立つが、特に支障をきたすことはない。1デッキ分に2つ購入する必要があるため、コスパを考えるとあまり好ましくない。

TOYGER社

KINGスリーブ

購入金額:1000円
封入枚数:80枚(40×2)
色:黒、白、赤、ピンク、黄色、水色、緑、紫
表裏:オモテ面→クリア、ウラ面→エンボス、背面→黒
使用シーン:競技・練習用
所見:ファローシャッフルがしやすく、斜め崩れなし。ロットによって側面の色の乗り方に差があるため、大会使用時はマークド等に気を付ける必要がある。背面が黒のため、裏透けがない。

アーケインティンマン社

ドラゴンシールド

購入金額:1,760円
封入枚数:100枚(100×1)
色:たくさん(ありすぎて何色かわからないやつもあるので調べてみてください)
表裏:オモテ面→クリア、ウラ面→エンボス(背面→黒)
使用シーン:競技・練習用
所見:他よりも縦の大きさが大きいので、使用中にカードが上に上がってきにくい。ファローシャッフルもしやすく、裂けにくい。色展開もたくさんあり、好きな色のスリーブを選べるが、値段が他に比べて高い。シリーズによって背面が黒もあり。

A'class(アクラス)社

ザラザラマットカラー

購入金額:540円
封入枚数:80枚(40×2)
色:黒、赤、緑、水色、青、紫
表裏:オモテ面→クリア、ウラ面→エンボス
使用シーン:練習用
所見:裏透けがあり、ロット差個体差により裁断ズレがあるため、練習用が好ましい。シャッフルに関しては他と比べて申し分なくでき、値段もリーズナブルなため、練習用としては充分。

ザラザラマットスリーブPro

購入金額:980円
封入枚数:80枚(40×2)
色:黒、白、ピンク、水色
表裏:オモテ面→マット、ウラ面→エンボス、背面→黒
使用シーン:競技・練習用
所見:インナーなしだとファローシャッフルがしにくいため、大会等で使用する際はインナーがあると良い。ウラ面にキズがあったり、裁断ズレ、謎のくぼみ等、発売からまだ日も浅いので完全な状態でないと思う。角折れしやすい。

JINSELF社

サムライスリーブ

購入金額:999円
封入枚数:150枚(50×3)
色:黒、白、赤、ピンク、黄色、緑、水色、青、灰色
表裏:オモテ面→クリア、ウラ面→エンボス、背面→黒
使用シーン:競技・練習用
所見:初めて見ました。背面が黒で裏透けがなく、ロット差も気にならない。シャッフルも問題なくできる。ツルツル気味のエンボスなので、使い続けるとくっつきやすい可能性もある(使用期間が短いため不明)。他のスリーブと比べて封入枚数が多く、1つで2デッキ分を担えるので、コスパは良い。

(2023/7/10更新)
スリーブ全体が薄めなので、少し裂けやすいです。が、インナースリーブをつけると若干裂けにくくなります。封入枚数も多いので変えのスリーブを常に持ち歩くようにしましょう。

QuiverTime社

Artemis(アルテミス)

購入金額:1,690円
封入枚数:200枚(50×4)
色:黒、白、緑
表裏:オモテ面→クリア、ウラ面→エンボス
使用シーン:競技・練習用
所見:初めて見ました。シャッフルは滞りなく可能で、ロット差もあまり感じられない。使い続けると、たまに側面の白欠け?のようなものが少し目立つ。競技用として問題なく使用できそう。

(2023/7/10更新)
ポケモンカードくらいの薄さ、柔らかさのカードを入れる分には問題ない丈夫さです。ただ、ファローをしたときに変な引っ掛かり方をすると下のほうから裂けたり、上が裂けます。気を付けながら扱いましょう。
こちらもサムライと同じく、封入枚数が多いので、予備のスリーブを常に持ち歩きましょう。

まとめ

知っている(見たことある)スリーブから初めて見るスリーブまで幅広くありました。
個人的にカタナを使用しているので、イチオシはやはりカタナになりますが、新たな発見としてサムライスリーブアルテミスがありました。1つに対して封入量が他のものと比べて多いことから、コスパの面ではかなりオススメできるかと思いますが、いずれも購入元がAmazonのため実店舗に陳列されているところを見たことがありません。
また、今回はそれぞれ1デッキ分を確保できる最低量しか購入していないため、複数個購入した際のロット差に関しては検証できていませんので、継続利用の際のロット差等につきましては、保証できませんので、ご了承ください。

さいごに

ここまで長々と呼んでいただきありがとうございました。
この記事を書こうと思ったのは、ザラザラマットスリーブProが先日発売され、カードゲームの種類の増加に伴い、カードゲーム人口が増加し、新しい競技用スリーブの発売に対して興味を持つ人が増えたのではないかと思い、いっそのこと、無地スリーブ全体をまとめた記事を書いてみようと思ったのが始まりでした。
スリーブはいくら消耗品といえど、お金のかかるもので、なかなか手が出せない人もいると思います。その肩代わりと言っては何ですが、色々自分でも試してみたいなという好奇心もあったため、まとめてみました。

スリーブの使用感には個人の向き不向きがあるので、今回のこの記事をすべて飲み込むのではなく、参考程度にしていただき、気になったものを実際に買って試していただけるといいかと思います。
購入金額も場所や買うタイミングによって変動すると思います。

今後も私がカードゲームをやり続けている限りは、新商品が出た際に購入し、試して追記しようと思います。
何かあれば、あいろにのTwitter(@irony_ow)のDMまでご連絡ください。

ありがとうございました。


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