桜花賞2024 レース回顧

的中して気持ちが良いので、この調子でレース回顧をしていきます。

⚫︎ラップタイム


・2024 良馬場
12.5-10.8-11.2-11.8-11.8-11.4-11.2-11.5
前後半3F:34.5-34.1
勝ちタイム:1:32.2
勝ち馬:ステレンボッシュ

・2023 良馬場
12.1-10.4-11.5-11.9-11.7-11.4-11.3-11.8
前後半3F:34.0-34.5
勝ちタイム:1:32.1
勝ち馬:リバティアイランド

・2022 良馬場
12.4-10.8-11.4-12.2-12.0-11.1-11.5-11.5
前後半3F:34.6-34.1
勝ちタイム:1:32.9
勝ち馬:スターズオンアース

・2021 良馬場
12.1-10.8-11.2-11.1-11.6-11.2-11.2-11.9
前後半3F:34.1-34.3
勝ちタイム:1:31.1
勝ち馬:ソダシ

・2020 重馬場
12.4-11.2-11.3-11.6-11.5-11.7-12.6-13.8
前後半3F:34.9-38.1
勝ちタイム:1:36.1
勝ち馬:デアリングタクト

前後半3Fのタイムを比較すると、1番近いのはスターズオンアースが勝った2022年。道中のペースが締まっている分でタイムが0.7はやく、それでいてラスト3Fそこまで失速していないことを考えると、少なくとも2022よりはハイレベルなレースと見て良さそう。

⚫︎各馬

1着 ステレンボッシュ
道中アスコリピチェーノを内側からマークしながらレースを進める。残り800〜600mあたりまではアスコリに蓋をされるような形だった。4コーナー〜直線にかけてアスコリが締め切れずに空いた1頭分のスペースを見逃さずに、アスコリにぶつかりながらこじ開けて進路を確保。ここで勝負アリ。モレイラジョッキーの手腕もさることながら、その要求に反応できる馬の脚力があってこそ。直線はただ末脚を活かすだけ。阪神JFは直線アスコリを追いかける形だったが、今回はアスコリよりも前の位置をゲットできたことが勝因。
気性面の課題もなく、エピファネイア産駒ということで距離延長になるオークスも問題ない。

2着 アスコリピチェーノ
4コーナーでステレンボッシュを締めきれなかったことが敗因。ここで騎手の差が出てしまった。
レース前に少し発汗していたことも影響したかもしれない。父ダイワメジャーということもあるので、今後もマイルを主戦場とするのか?

3着 ライトバック
坂井Jの好騎乗。発馬はそこそこ。これまでスローペースの経験しかなかったせいか、行き脚はそこまではやくなかった。折り合いの懸念もあってか、坂井Jも無理に押さずに後方待機策を決行。予めある程度ペースも流れると踏んで後方待機を決めていた可能性もある。
直線入っても最後方のまま。ギリギリまで追い出しを待ち脚を溜めてからの末脚勝負。最後方ではあったものの、集団から極端に離れることなく追走し、直線は上がり最速の32.8を使って勝ち馬と0.1差は素直に強いと言って良い。
2400mの距離自体は問題ないと思われるが、折り合いに不安があるので、距離延長のオークスはやや難しいレースになりそう。ただ1戦ごとに成長を見せているので、気性面でのさらなる成長を期待したい。能力の高さは今回のレースで十分証明できたはず。

4着 スウィープフィート
3着馬と同じく後方待機からの末脚勝負。ライトバックは大外に出してきたが、スウィープフィートは内に入れてしまったせいで、すこし進路確保に手間取ってしまった。ただ、進路取りがスムーズだったとしてもライトバックを逆転するのは難しかったと思われる。

8着 クイーンズウォーク
内枠からスタートを決めて出たなりで先団につけていった。折り合いも問題なく、直線も内側から伸びていたが、急坂に差し掛かったところで失速。前走からのペースアップ+急坂で脚が上がってしまったと考えられる。レース当日はやや外からの差しが決まりつつあったので、馬場の影響もあったかもしれない。川田騎手がオークス向きと明言していたが、中内田厩舎の特徴として休み明けの方が成績が良いことを考えると、オークスでも絶対的な信頼は置けないか...

13着 チェルヴェニア
大外枠からある程度ポジションをとりにいく競馬。直線で挟まれる不利はあったが、伸びもイマイチだったので、不利のせいではなさそう。初めての速いペース+大外枠+5ヶ月の休み明け+ルメールJからの乗り替わりと敗因は揃っているので、次回見直したい1頭。

16着 コラソンビート 
道中折り合い難を見せていた。武史Jがずっと手綱を引っ張ったままで、頭を高くしながら走っていた。道中の体力ロスが響いての大敗。今後は短距離にシフトしていくか。

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